勉強の痕跡(令和6年度1級建設機械施工管理第一次検定)

 この記事は令和6年6月16日(日)の受験を以て更新が終了しました。


 お疲れ様です。

 令和6年度、1級建設機械施工管理第一次検定(旧:1級建設機械施工技術検定学科試験)に向けた勉強の痕跡です。
 参照した過去問は令和元年度から令和5年度までの5回分。
 勉強期間は令和6年6月12日(水)から令和6年6月16日(日)まで。
 特に憶える必要を感じない(出題頻度が低い、質問が細か過ぎる、メモを取らなくても既に憶えている)内容は記録していません。なお、当記事は内容の正しさを保証する物ではなく、また憶えたからといって合格を約束するものではございませんのでご容赦下さい。

材料

土量

・変化率L(ほぐし率)
 ほぐした土量/地山土量=変化率L
 必ず1以上となる。
・変化率C(締固め率)
 締固めた土量/地山土量=変化率C
 締固めるからといって1以下となるとは限らず、岩は却って増える。

アスファルト混合物

・ロールドアスファルト
 アスファルト混合物の敷き均し後、上にプレコート砕石を敷設、転圧して圧入する。高い耐久性を発揮するが、間隙が多いので寒冷地には向かない。

コンクリート

・暑中コンクリート
 平均気温が25℃以上の日。
 打設時のコンクリートの温度は35℃以下。
 気温の高さからコンクリートが高温となると水和反応が早まり、早期に凝結してしまう。
・寒中コンクリート
 平均気温が4℃以下の日。
 打設時のコンクリートの温度は5~20℃を目安。
 コンクリートを加熱する場合は混和する水を加熱、骨材を加熱する場合は乾燥させてはいけない、セメントは加熱してはいけない。
・打ち込み時間
 25℃未満の場合は120分、25℃以上の場合は90分以内。
・運搬
 スランプが5cm以下の固練りコンクリートであればダンプトラックで運搬可能。
 それを超える場合はアジテータトラックで運搬。

・コンクリートの劣化機構
 中性化
 アルカリシリカ反応
 塩害
 凍害
 すり減り

・プラスチック収縮ひび割れ
 コンクリート表面が急速に乾燥する事で生じる不良。

・トレミー、トレミー菅
 水中でコンクリートを打設する際に使用する配管。材料の分離を防ぐ事が出来る。
 上下移動は場合によっては行うが、水平移動は禁止。

品質試験

一軸圧縮試験

・土の強さ、安定度を求める。
・室内試験。

突固めによる土の締固め試験

・土の特性、最大乾燥密度、最適含水比を求める。
・モールド(容器)に入れてランマー(錘)で突固める。
・室内試験。

施工管理

施工計画

 従作業を行う重機は、主作業を行う重機の作業効率と同等か、上回る作業能力を有する物を選定する。
=従作業の能力不足によって主作業を停滞させない為。

工法

土留め工

・山留め・土留め
 鋼矢板等、土や構造物を直接支える壁。
・腹起し
 山留めを横断方向に支える支保用の梁。
・切り梁
 山留めが自立できない規模の場合、向かい合う山留めの間に通して支保する梁。
・火打ち梁
 腹起し、切り梁の交点に斜めに設ける梁。梁同士の変形を防ぐ。

軟弱地盤対策工法

・緩速載荷工法
 軟弱地盤に緩やかに載荷し、圧密を掛ける事で圧密沈下を促進し、変形を防止する工法。軟弱地盤へ急速に手を加えると著しい変形が生じる恐れがある為、緩慢に圧を掛ける。直接改良する必要は無いので費用は抑えられるが時間が掛かる。

液状化対策工法

・間隙水圧消散工法
 砂質地盤に鉛直方向の改良を施し、地震時の過剰間隙水圧を分散して液状化を防止する工法。

杭工法

・鋼管ソイルセメント杭工法
 土中にソイルセメント杭を造成し、リブ付き鋼管を挿入して合成杭を設ける工法。

・リバース工法(リバースサーキュレーションドリル工法)
 ドリルビットで掘削し、孔内水と掘削土砂をサクションポンプによってドリルパイプから地上へ排出する杭打工法。孔壁の保護に関しては、上部はケーシング、以下は掘削した泥水や地下水による頭水圧で行う。

・アースドリル工法
 アースオーガーによって掘削を行い、ベントナイトで孔壁を保護する。鉄骨を建て込み、コンクリートを打設して杭を作る。スライム処理が必要。

安定処理工法

・石灰安定処理工法
 仕上がり厚は10~20cm。
・粒状路盤工法

建設機械

建設機械用ディーゼルエンジン

 エンジン回転速度、平均ピストン速度を抑えている。

燃料油

・軽油
 特1号、1号、2号、3号、特3号の5種類。
 号数が高い程、寒冷地向け。
・セタン価
 軽油用の燃えやすさ。
 高い方が燃えやすい。オクタン価の逆。
・オクタン価
 オクタン価が高い程に燃焼しにくい=異常燃焼しない。
 89.0以上でレギュラー、96.0以上でハイオク。

潤滑油


ブルドーザ


バックホウ

・標準操作方式の場合、左から旋回、アーム、ブーム、バケットで動く。
 アームもバケットも自分側に倒せば掘削、離せばダンプ。
 旋回は倒した方向へ回る。
 ブームは奥で下、前で上なので前に倒れれば下が見える、後に倒れれば上が見えるイメージ。

アスファルトフィニッシャ

・クラウン量
 横断勾配の角度。

モーターグレーダー

・固定式フレーム、関節式フレームがある。
 固定式フレームは内輪差が出る。
・推進角
 上から見た際にブレードが回転して設けられる水平方向の角度。
・切削角
 横から見た際にブレードが起伏して設けられる垂直方向の角度。
・ウインドロウ
 敷き均したり掬い上げたりする際にブレードやバゲットの傍らに残る材料。

ローラ


アーティキュレート=関節
 アーティキュレート式と言われれば車体の途中に関節があるタイプの重機。

トルコンパワーシフト方式
 負荷の増大に合わせてトルク出力を自動で増大させる。
 リッパ作業に適している。

ハイドロスタティックトランスミッション(HST)
 油圧ポンプと油圧モータを組み合わせた変速機。
 レバー1本で無段階変速と前進、中立、後進が可能。
 負荷に関わらず一定の車速を保つ事が可能。

建設業法 外

特定建設作業

・7日前までに市町村へ提出(作業が当日中に終わる場合は不要)。
・削岩機を用い、作業箇所が移動する場合は2作業箇所の距離が50m以内であれば特定建設作業に含まれる。
・作業時刻は7:00~19:00か6:00~22:00。
・作業時間は1日10時間か14時間。
・連続作業は6日間まで。
・作業日は日曜、その他の休日以外。

労働基準法 外

労働安全衛生法

作業主任者を選任すべき作業
・地下2m以下、地上5m以上、支保工は全て必要。

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