✝吸tie Ladies✝　君がいるから 毎日こんなに幸せだ

たった今、桜庭一樹氏の「ほんとうの花を見せにきた」を読み終わった。余韻に浸り散らかしているので、読書感想文的なものを書いて余韻を発散しようと思う。

私的には久々にハマった小説だった。冬に読んだ万城目学氏の「とっぴんぱらりの風太郎」以来だ。

それ以来あまりグッとくる小説がなく、長らくモヤモヤとしていたのだが、「炎炎ノ消防隊でも買おうかな～」とフラりと立ち寄ったブックオフでこの「ほんとうの花を見せにきた」をみつけた。

私は一年ほどまえに読んだ桜庭一樹氏の「荒野」がたいへん気に入っていたというのと、バンブーと呼ばれる吸血鬼に育てられる少女という設定、さらには表紙の絵が可愛かったというお前ラノベでも選んでんのかといえるような理由で購入した。

ちなみに、主人公のバンブーに育てられる少女だが、実際には少年である。あらすじの一部分がブックオフの値札で隠れており、私はまんまと騙されたのである。

これがその表紙である↓

そら騙されるやろ。

めちゃめちゃ美少女ですやん。

ちなみに設定としては、主人公の少年は理由があって女装をして過ごしているという設定です。

とまあ、読みはじめてそんなずっこけポイントもあったが、この作品、

めちゃくちゃよかったと思います。

特にお気に入りは、バンブーの茉莉花ですね。

いや、まじでいいよ茉莉花。おじさん、せつないような、あったかいような、よくわからないあれで、なんか、もう、感動した。

ほんとうの花も見せられて私ぽかぽかですよ。人間は火ですしね。

吸血鬼つながりでいえば、アニメ「となりの吸血鬼さん」のOP「†吸tie Ladies†」はマジで神です。もうなんていうか、星空の下はダンスホールですので、みんな聞いてみてくれよな！！！！