AI画像生成と僕 ~積木遊び~
「もう、いっかな~・・・」
極度の飽き性の僕は
突拍子もなく落っこちるように
飽きてしまう。
不埒な画像ばかり生成していたが、
遂にその時が来てしまった。
イメージがアイデアが
浮かばなくなってくる・・・
AIで生成しているという性質上、
欲しい画がそのままそっくりとはいかない。
その事を解った上で敢えて自由を与えて、
こちらのイマジネーションを刺激するような
構図を生みだすようにしていた。
だが・・・
これが彼らのディープラーニングの性質なのか、
回を重ねれば重ねるほど、
僕が与えた言葉達を強固にしていっているように感じる。
僕が方法を知らないだけかもしれないが、
成否の判断をさせないまま、
闇雲にトライ&エラーを繰り返し
ただただパンプアップして、
柔軟性を失ってしまっているように感じる。
「困ったな~・・・」
なんとかこのトンネルから抜け出したいと
足掻き藻掻く・・・
消しては書く・・・消しては書く・・・
これが黒に黒を重ねているだけとも知らず。
ただただ深くなっていく闇・・・
思いに反して、
身体は深く海の底へと沈んでいく。
こんな時、思い出す経験がある。
僕は海に溺れた事がある。
必死に海面に出ようと試みるが
波に呑まれ上下左右も分からず
ただ夜の海に振り回されていた。
「もうダメなんだな~・・・」
そんな時、僕に一筋の光が届く。
その先で月が笑っていた。
そして僕は海面へ出た。
笑う月を目印にして。
その事を思い出した僕は
すべてをひっくり返す事にした。
不埒も捨て。
真っ黒に染まった文言を破り捨て。
全てを真っ白にした。
そんな時、ふと感じた。
僕らだってそうだよなと。
どれだけ言葉を重ねようと
届かない時は届かない。
重ねれば重ねるほど、
その本質は曖昧にぼやけていくのかもしれない。
逆に短い言葉でも
届く時は届く。
僕に届いた月の光のように
矢のように鋭く。
最低限の言葉で・・・
好きに踊って欲しいと願った・・・
不思議だった・・・
僕はその指示は一切出していない。
僕は悲しい表情の女性ばかり生成していた。
ディープラーニングの性質上・・・なはずだった。
なのに君は笑ってばかりいる。
そっか・・・君はその壁を壊してきたんだね。
僕を壊しにきてくれたんだね。
そんな、少し晴れ間の見えだした午後だった。
こちらで不埒要素を削った画像を投稿しています。
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