APEXと僕 ~僕の胸を突き刺した台詞~
「ちょっと違うキャラも使ってみるか・・・」
音楽好きとグレポイポイ好きが相まって、
まずロックンロールな感じのヒューズにドはまり。
閉所や室内にグレやらクラスターやらナパームを
ボンボン放り込んで、通称、地獄の窯プレイを楽しんでいた。
が・・・
なんだかあまり見なかったヒューズをちょくちょく
敵味方で見かけることが多くなり
天邪鬼な僕は、なんだかな~と感じ始め、
見た目でガスオジを使い始める。
どちらかというと籠城が苦手で、
ついつい攻めてしまいがちな僕にはと思っていたが、
接近戦でもガス樽投げまくり、
おまけにガスグレまで放り込む
通称、ガスの海からこんにちわプレイを楽しんでいた。
が、今度は極度の飽き性が顔を出し始める。
そして、目が行ったのは
上手い人が使うイメージが強いスカーミッシャーの面々。
とりあえず試しにと、
まず、どうもピック率1位らしい
可愛い感じのあだ名みたいに「オ」クタンなのか、
オ「ク」タンなのか、
ずっと呼び方がわからなかったオクタンを使ってみる。
結果、
何やら謎のドーピングアンプルを使用しての
腰撃ちが強いようだが、早くなりすぎて
弾が全く当たらない(笑)
「なんか移動で使うって場所バレるだけだよな」
とジャンプパッドの使うタイミングも分からず、
ガスオジを使っていた影響で、扉を開けたその先や、
交戦中に遮蔽物にこっそり仕掛けるなどの
トラップ的な使い方をしてしまう。
「こりゃあ。彼の正しい使い方じゃね~な(笑)」
と、はたまたハイオク満タンのオク「タ」ンなのかの
彼は一旦、保留。
という訳で次に選んだのが、
見た目がどちらかというと好きな部類の
レヴナントを使ってみる。
なんかカシャカシャ音を立てながら
早い速度で壁を上るし、しゃがみの移動が速い。
「こりゃ、いいじゃね~か」と
順調な滑り出し。
だが、しかし・・・
アーマーはあれど、そこまで強度がある訳じゃない
このAPEXというゲーム。
その事をついつい忘れて、ウルトでスーパーアーマーを
着こんだつもり感が抜けず、そして時間制限も相まって、
ついつい凸り気味になりお亡くなりが頻発する。
まぁ、ここは癖や思考を変えればいいだけなのだが、
僕はレヴナントも降板させる事になる。
なぜか・・・
それは、彼の口調。
あまりお口が美しくないキャラが
ちょくちょく見受けられる、このAPEXというゲーム。
その中でも、群を抜いて、
このキャラはお口がよろしくない。
感謝を示すキーを押しても
感謝の意を表さない。
ダウンしてしまって自分の動く位置を
明示するピン刺しも
えらく命令口調だったりで、
自分の性格と全く合わなかった(笑)
残るは・・・
レイ・・・・
とは、ならない。
なぜなら、僕はどんなゲームにおいても
自分が男であるが故か、女性キャラを使う事に
抵抗がある。
ストーリー性のあるゲームとなると尚更で、
ゲーム世界に入り込めなくて、飽きてしまう。
ホライゾンゼロドーンも、
FF13も
「なんで、女性キャラなんだ・・・
せめて性別選ばせてくれよ・・・」
と、昨今の女性のゲームプレイヤーの増加もあって、
女性もとっつきやすいようにとの戦略だろうとは
わかってはいるが、やっぱ苦手なものは苦手で
途中で辞めてしまった。
故に、選択肢にホライゾンやヴァルキリーもない。
結果、残るは彼一人・・・
こやつは猛者が使うキャラだというイメージから、
ザク大好きのメカ&1つ目大好きな僕も、
悲しくも目を背けていた、そんな彼へと注がれる。
彼の名は、パスファインダー。
恐る恐る使ってみる事に・・・
同じパーティでたまにご一緒した事もあった時から
少し気付いていたが、
使えば使う程、使う言葉から
すごく愛らしさを感じる。
じゃあ、使用感は?というと、
使いこなせない120%である(笑)
FPSというゲームには
どちらかというと馴染みがあり、
初めてのFPSはニンテンドー64の
「007 ゴールデンアイ」
この時からFPSの面白さにハマり、
軒並み発売さえたFPSは触ってきた。
が、ある時を境に登場した
グラップリング等による立体戦闘。
その系譜をモロに性能に盛り込んでいる彼は
染み付いてしまっている僕の陸上戦闘癖の下では
宝の持ち腐れ感が否めない。
ミカサ・アッカーマンが如き姿を思い浮かべながらも、
「これは上に登らんのか~い‼」
と、壁に激突。
「うぉ~い、えらく上までいくんだね~‼」
と、登るつもりが飛び越えて
敵のど真ん中に降り立ちハチの巣にされたり、
迫る灼熱の壁を背に
「え!?これ、どこなら設置できんの?」と
ラウンド3の業火に焼かれながら、
欲しいところにジップラインを設置できず、
右往左往しながら消炭と化したり。
そんな日々を送りながら、
七転八倒しながらも、
どうかチームのみんなの役に立てたらと、
奮闘し続ける。
それは、
僕の言えた事のない言葉を、君はあっさりと言葉にするから。
昨日の敵も今日の友も分け隔てなく。
元よりこういう事を言う事が得意ではない事に
拍車をかけるように、
忙しさや、悲しみ、生き苦しさを経験して
時と共に固くなってしまっていた心は、
そんな風に思う事、
感じる事さえできなくなってしまっていた。
そんな僕だからこそ、
温かな言葉を振りまく君を僕は使い続けるだろう。
時に純粋さ故に、突き刺さるような言葉を発する事もあるけど、
それでも・・・
「僕も君が好きさ!!」