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【読書×体験】「あなたのご希望の条件は」×転職初心者×転職エージェント
言わずもがな、転職活動中の身です。
この話題が出るのに、時間が空いているのは、とある会社の面接で予想外のことが起こり、右往左往していたからです。
詳細は割愛しますが、これをサプライズ案件と呼ばせていただきます。
ところで、この案件以降、私は某転職エージェントさんに登録をしました。
この活用に関しては、賛否いろいろあるかと思いますが、それでも、転職初心者の私よりもプロなわけです。
転職活動をやってみて、わかったこと。
わからんことが多すぎる。
やっぱり指南してくれる、話し相手が欲しかったのです。
ただ、最初の面談した後も、活用方法がいまいちピンと来てませんでした。
それどころか、
・求人メールがめっちゃくる
・しかも希望とは違う地域もたくさん
・サプライズ案件の相談にも乗ってくれたけど、それでも他社の求人をめっちゃ推してくる
・私は他社案件どころじゃない
そんなふうに思ってたので、メールは無視していました。
そんな時に本屋で見つけた小説。
「あなたのご希望の条件は」
主人公は、転職エージェントに勤める女性です。
いろんな転職希望者と出会って、トラブルに見舞われそうになりながらも、その人の希望に耳を傾け、いろんな角度で転職へと導いていきます。
そいや、私は、転職エージェントについても何も知らない。
そう思ったので、読みました。
小説ですから、こんないい人ばかりではないでしょう。
リアルトラブルはもっと、厳しいものが多い気がします。
それでも、エージェントの仕事、仕組みを少し知ることができました。
・転職者と接する担当者と、企業側と接する営業がいる
・複数企業と選考を並行して進めることができる
・内定辞退や選考辞退をする時はエージェントから
・何よりエージェントと相談しながら転職先を見つけていく為には、意思疎通が大事
・転職は、希望者とエージェントとの共同プロジェクト
なるほど、エージェントにはとにかく、意思疎通の為に何でも話して、何でも質問してみた方がよさそうだ。
そう思ったので、すぐ担当者に連絡を入れて、面談を申し込みました。
サプライズ案件の経過や今後の対応の仕方についてと、他に応募している求人に関することを短い時間ですが、しっかり話すことができました。
おかげでスッキリしたし、やっぱり人に話すと、頭の中にあるボヤっとしたことが、少しずつ輪郭をもってくる。
むしろ、伝わるように話そうとすればするほど、自分にも伝わるもんなんですね。
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最初の面談の時に、いろいろ話していて、エージェントさんからこんなことを言われました。
「まめよしさんは、お仕事を前向きにやっていきたいんですね」
衝撃的な言葉でした。
「え?みんな、そうなんじゃないの?!
むしろ、ベクトルを合わせて、それに向かって前進していくもんなんじゃないの、仕事って!」
と思いました。そう思って17年働いてきたわけです。
だから同時に、
「あー、どうりで空回りするわけだ。私は、自分ひとりで、オリジナルの頑張り方をしていたんだ。オリジナルなのに、それが普通だと思っていたわけだ。」
当たり前のような事だけど、私は気付いてなかったのです。
みんながみんな違うということにも、自分が周りと違う熱量を持って取り組んでいたことにも。
エージェントの方は、聞き上手ですよね。
全然違う方向だけど、勉強になります。
こうやって、第三者に「あなたはこういういいところがあります」と教えてもらえるだけでも、助かっています。
案外、近しい人に同じこと言われても、分かっていない時があるので。
小説の中でも、主人公は転職希望者の持ち味をつぶさに見ています。いい観察眼を持っています。仕事のできる人です。
職種は違えど、私もそんな仕事の仕方で、誰かの何かに、ほんの少しでも変化を届けたいなと。
そんなことをぼんやり思いながら、今日も転職サイトの応募ボタンをポチるのでした。