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1m動いたら、忘れていた景色がみえた。

何を動かしたかって、ダイニングテーブルです。
午前中、居室内でとある工事があり、ダイニングテーブル4人掛けをちょっと移動させました。距離にして、1mです。キッチン寄りに設置してあったものを、窓寄りに横に動かしたんです。

それだけのことなのに、椅子に座った時に見える景色が全然違うんです。

今日は晴れていて、陽光がうっすら入ってくる。窓を開けても気持ちがいい。鳥の声もする。ご近所の工場の音も遠くに聞こえる。たまに、車が通る音もかすかにする。窓、ベランダの向こう側の景色がよく見える。
首を伸ばせば、うん、少しだけ海だって見える。

なんだ、最高じゃないか。

たった1m横移動しただけで、全然違う場所に来たみたいな気分です。

学生の時の席替え、あれ、なかなかいい影響あったんですね。座る場所が少しずれるだけで、見えるものも、風のあたり方も、日の明るさも、こんなに違うなんて。いい刺激です。
そりゃ、一大イベントですよね。フィンガー5でなくても、運命の女神様にお願いしますよ。
最高のアングル、景色をゲットしたいって思いますよね。

だから今、目が悪いことを理由に、前の席に座っていた小学生の自分をものすごく呪いたいです。
早く、眼鏡でもコンタクトでもいいから、お母さんに言って用意してもらいなさい。
君がそこから見ている教室の風景は、プライスレスなのだと。本当は、真面目に黒板ばっか見てる場合じゃないんだと。

こういう日は、ふわっと思い出しますね。

大人になって忘れてしまうものって、大きな出来事や、気持ちだけじゃなくて、こういう些細だけど何にも代えがたい風景ってこともあるんですね。

というわけで、環境に慣れてしまったなというあなた、1mずれて座ることをおすすめします。
できれば、この時期は窓寄りに。

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