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渡航予定者必見!ガーナのインフラ事情!

人々の生活を根底から支えるインフラ。日本じゃ当たり前のサービスに感じるかもしれませんが、海外では未整備なところもまだまだ多く残されているのが現状です。今回は、僕が1か月半のガーナ生活で体感したガーナのインフラ事情について紹介しようと思います。

電気

まあよく止まる。首都アクラに滞在した際には2日に一度はどこかのタイミングで停電していた。一回停電すると、2時間で戻る時もあれば次の日まで戻らないときもある。これは送電線のトラブルというより、電力生産が間に合っていないという背景があるらしい。と言っても住民もいつ停電になるか把握していないので、対策のしようがなく困りものだ。電気が止まるとファンも動かなくなるので、地獄の蒸し風呂のような部屋で過ごさないといけない。最初は停電のたびにイライラしていたが、そのうちこういうものだと慣れた。
ちなみに田舎の方は停電しなかった。電力会社が違うのかな?

電気

↑奥に見える傾いた木の棒が電柱。最上部には電灯もつけられており、夜は多種多様な虫がすさまじいダンスを繰り広げている。

水道

もちろん飲むことはできないが、都市部には水道が通っている。しかし、これも電気と同じくらいの頻度で止まる。困る。だから夜にシャワーを浴びようとか考えない方がいい。入れるときに入っておく。断水と停電は同時に起こることが多い。これも計画的に行われているのかな。飲み水は店で売っているのを購入。10cm四方ほどのプラスチックのパックに入ったフレッシュウォーター(通称サチ)が25セント?(シディーの100分の一。単位忘れた。)で買える。ボトルは500ml1シディーから2シディー。若干お高めなので、これは歯磨き用とかに使う。

水

↑画像は拾い絵。端っこを食いちぎって吸うように飲む。慣れていないとお腹を壊すこともある。空の袋をいっぱい集めて業者に持っていくと買い取ってくれる。エコ精神。

僕が滞在していた村には水道は通っていなかった。地下から水をくみ上げて生活用水の全てを賄う。村には2つ井戸があり、朝と夕方に水を汲みに行く。これ以外の時間は井戸番と呼ばれる人によって厳重にチェーンがまかれて使用できないようになっている。地下水脈を酷使させないためのルールだそうだ。この井戸もまあまあのスパンで壊れる。私が滞在した村にあった井戸はドイツの支援で作られたものらしい。たまたま村を訪れたJICAの方にこの井戸を改良することはできないのかと尋ねてみたら、JICAが支援できる井戸の種類は限られていて問題を把握しながらも助けることができないのだと言われた。歯がゆいね。

井戸

近隣のまあまあ大きい街にも水道は通っておらず、雨水と井戸を使って生活していた。この国で水道事業をやれば大きなビジネスチャンスになるだろうね。

ちなみに首都に滞在していた時はガスも通っていなかった。どこからかボンベを買ってきてコンロにつなげて料理をするのが一般的なようだ。村には当然ガスはない。マッチで焚火を起こして炊事をする。

炊事

携帯電話
ガーナの携帯電話システムは日本とは少し違ってくる。デバイスはショッピングモールなどに入っている店舗で購入するのだろうが、その際に携帯会社とは契約をしない。代わりにそこら辺に建っている(本当にそこら辺に建っている!)小屋みたいなところでSIMカードと暗証番号の書かれたカードを購入する。この暗証番号を携帯に入力すると、SIMカードにその分のお金がチャージされる。そこから自分に合ったデータ量を購入するのだ。つまりプリペイド式の携帯にシステムは近いのだと思う。料金は大体10MBで3シディー。(60円)
携帯会社は大きく分けて二つ。MTNとVodafone。都市部で使う分にはどちらでも構わないのだが、田舎で使うにはMTNしかカバーしていない。

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交通網

ガーナは超車社会だが、個人で自家用車を持っているのはほんの一握りの富裕層。多くの人はルートタクシーやトロトロを利用する。中でもトロトロは非常に運賃が安く、20分くらい乗る距離でも5シディーくらい。先日のケープコーストに行く4時間のトロトロで25シディー(500円)くらいだった。
日本ではあまり見かけないがUberもガーナではかなり普及している。観光客には前もって払うべき値段がアプリに表示されるので安心して利用できる交通手段だ。お金に余裕があるガーナの大学生やビジネスマンはUberを利用することが多いようだった。

電車も一応は通っているが、すべて貨物用。空港はアクラにあるコトカ空港のほかに第2の都市であるクマシにも空港がある。

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↑写っている車は全てルートタクシーかトロトロ。

インフラはこんな感じ。次はお食事事情でも書こうかな。

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