ヤンキーなり損ない
中学生の時ヤンキーになりたかった。学校で1番強くなりたいとか他校に乗り込みたいで強さを見せたいとかではない。間違いなく「格好つけたかった」と「イキリたかった」だと思う。
でもなれなかった。というかならなかった。というのも、兄貴がヤンキーでよく親父に怒られていた。ただその時の親父が怖くて、結果ヤンキーになる度胸がなかった…。
兄貴のヤンキー度は兄貴と入れ替わりで中学に入学して怖い3年生の先輩に、
「〇〇さんの弟さんですよね」
と言われるほどでした。この時に中学校生活の安泰が確定しました。
親父はその兄貴よりも怖い存在でした。