気分はネパール旅行『ジルハウス』
東京は桜台、家から歩いて15分ほどの場所に本格ネパール料理屋さんがオープンしていました。西武池袋線の桜台駅から歩いてすぐです。
本当は去年の12月にオープン予定だったんだけど、コロナの影響でネパールに帰っていたんだって。この7月に満を持してオープン。ネパール人のお兄さんがランチにカレーセット、夜はネパール料理を出してくれています。
なぜかインド人のお兄さんがケバブも売ってる。カレー風味のケバブが新しい。
スパイスも辛いものも大好き!ということで、ワクワクしながら飲みに行ってきました。
生もいいけど、せっかくならネパールアイスでしょう!アジア圏のビールは、青島(中国)とかチャーン(タイ)みたいに軽い飲み口のものも多いけど、ネパールアイスは結構しっかりめ。重たいのが好きな私にはぴったりです。
最初のおつまみはこれ!「バンエビフライ」と書いてあった、ポップコーンシュリンプみたいなエビフライ。揚げたてで衣はフワフワ。ビールに合う~~~~! 大人から子どもまで愛されるやつです。
ちなみにエビ系のメニューでは、いわゆるエビを縦長に伸ばして衣をつけた「エビフライ」と、揚げたエビを辛いソースであえたエビチリのような「バンバンエビ」、串焼きの「エビジル」があります。
店名にもなっている「ジル」は、ネパールの串焼きのことです。日本の焼鳥とかやきとんも好きだけど、これがとにかく美味しい。肉自体にも色々スパイスが混ざっているみたい。ちゃんと炭火焼で、他では食べれない味。これで1本180円とかですから、とりあえず頼んじゃったらいんじゃないでしょうか。豚のタンとハツを食べましたが、脂のノリが最高。ビールが進みまくりです。
チキンジル、マトンジル、ソーセージジルも気になるな~。
右端がジルのメニューです。手作り感たっぷりのメニューが可愛いね。
オススメ①「ハリヨ カルサニ カクロ」
一品物の所に並んでいた「ハリヨ カルサニ カクロ(Hariyo khursani kakuro)」(350円)。全く知らない言葉が3つ並んどる……。しかも、Googleで調べても検索結果ナシ。絶滅危惧種らしい「ハリヨ」という魚の写真だけが出て来ました。この令和に時代にインターネットに乗ってないわけ??
なんだかわからないまま勇気を出して注文。そして出てきたのがこちら……
って、キュウリやないかーい!!
お店の人に聞いてみると、「ハリヨ カルサニ」は青唐辛子のこと、「カクロ」がキュウリのことなんだそうです。キュウリと青唐辛子をソースであえた食べ物でした。
ただ、この唐辛子が辛い! かなりの辛い物好きで、結構味覚も死んできている私ですが、それでも辛い。頭皮の毛穴がジャンジャン開いて、頭がどんどん熱くなります。この辛いのに合わせて、ネパールラムの「ククリラム」をギュっと飲む。お酒が気持ちよく回ってくる。また辛いのが欲しくなる……。完全にキマってしまいましたね。唐辛子とラムで整いたい方はぜひ。
しかもそれでいて、「そこまで辛くないヨ~」と言ってたからネパール人怖ろしい。「辛いの食べてるからネパール人はみんな元気ネ~」とのことです。ほんとかよ。
オススメ②「アルジラ」
正直、「ハリヨ カルサニ カクロ」は辛い物が苦手な人はほとんど食べられないと思います。でも、アルジラは全員にオススメです。
「アル」はジャガイモ、「ジラ」はクミン。揚げ焼きしたジャガイモにたっぷりのクミンがまぶさっています。脳天直撃クミン芋です。カレー風味のポテトなんてヤワな物でなく、スパイスの塊をもぐもぐ食べてしまっているような感覚。ビールの追加注文は必須、スパイス好きにはたまらない一品です。居酒屋のフライドポテトが全部アルジラになったらいいのに!
ちなみに、お店の2階からスパイスや紅茶、豆や米などの乾物類などなどネパール食材を買うこともできます。「2階のお店を見たいです」って言ったら、厨房の中にある階段に案内してくれました。これってただの在庫じゃ……?