『百薬の長』を聴いて知った事。
こんにちは。
先日発売された、椎名林檎さんの新作アルバム『百薬の長』の感想を記します。
今作の簡素な説明
・今回のアルバムはRemix集
今まで発表された椎名林檎名義の名だたる過去作達が、アレンジ[Remix]されている今作。他のアーティストの手腕により新しい息吹が生まれた曲達が、これでもかと12曲収録されています。贅沢な仕様です。
聴いた感想
・濃厚な仕上がりはまるでスイーツ
全体を通して、計算され尽くされたサウンドという印象を受けました。緻密にして濃厚、端から端まで抜かりなく監修された音の一つひとつから、制作における熱量を感じました。制作アーティストの皆さまの[産みの苦しみ]、伝わります。。
苦悩の時間というか、手に握られる汗の感じというか。それでは受け手のこちらも心して聴かねば。と。再生時間が重なるにつれそんな気持ちになっていきました。濃密な時間です。
濃密といえば…
あのお菓子、知ってる?
オペラ
というスイーツをご存じでしょうか。
チョコレートを使ったケーキで、
層を重ねた断面は大変美しく、見ているひとときもおいしい一品です。
口に含んだとき、層が織り成す複数の味がします。ガナッシュやビスキュイなどの層の違いを探すのが、とてもたのしいです。
今回のアルバムも、そんな感じがします。
素となっている過去作は有名な曲ばかりなので、どこかお耳の記憶にある音たちが多い。
聴こえてくる音と過去の記憶との違いを、どこか探しながら、拍に身を委ねる。新しいと懐かしいのはざまを旅する。そういう時間をたのしむ。
比べるって、たのしいですね。✨
しかも、
【一口】で、【一枚】で、
色んな味がするなんて
とっても効率的。✨
そういえば、オペラの主体となる
チョコレートって、おいしいですよね。
【 Remixが作品として素敵なのは
『素材となった過去作が素敵である』という既存事実の因果である 】
というロジック [理] 、言うまでもありませぬ。
素材のチカラまで再生とは…!
まるで料理ですね。
オペラも、Remixも、おいしい。
結構な御手前でした。
参考資料:
ユニバーサルミュージック
「椎名林檎|リミックスアルバム「百薬の長」特設サイト」
ユニバーサルミュージック
「椎名林檎|『椎名林檎と彼奴等と知る諸行無常』オフィシャル・ライブレポート」
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