ビジネスアイデアを見つける課題
こんにちは、なおつぐです。
今日は最近自分の中でようやくわかり始めた「ビジネスアイデアを見つける課題」についてアウトプットしようと思います。
耳タコくらい就活では、「お客様に課題を解決ことがサービスの本質である」みたいなこと言いますよね。
自分もまあそうなんだろうなって思ってはいるものの表面上の理解でとどまっていてました。
だから、選考型のインターンで新規事業を考えよってことをいわれても上っ面のサービスしか作れませんでした。
でも最近少しだけ「ビジネスアイデアを見つける課題」ということの理解が深まった気がするので少しアウトプットしてみようと思います。
①顧客はビジョンを買わない
自分は、ちょっと意識が高い傾向にあるので将来のトレンドから追い、今後はこんなサービスが拡大するだろうっていうところからサービスは作れると思っていました。
もちろん、この方法で作っている天才の方々もいると思います。でも自分が知る現実は違うなっていうのをすごく感じました。
よくスタートアップの世界では、偏頭痛級の痛みを持った顧客をターゲットにしろって言われますが、そのような形ですっごく痛みを感じている人を見つけないといけません。
(ちなみに、自分も偏頭痛級になったことはないので、アソコを蹴られたくらい痛いっていうのを想像しています)
新規事業を作る人がやることは、燃えやすい燃料(顧客が抱いている課題や不満)にマッチ(MVP=サービスの最小単位)を付けるから火が燃やす(サービスとして収益化が継続する)行為であり
マッチを付けるだけことに壮大なビジョンなど不必要なのです。それよりも、乾いた樹皮や麻紐など燃えやすいものを見つけることが大切です。
②顧客の課題で大切なのは「主語は誰か」と「課題の深さ」
では仮に、調査をしていくうちにすごく深刻な問題を発見したとします。しかし、それがすぐに課題となるわけではありません。
次に検討するうえで大切なのは、「その課題を抱えているのは主語は誰なのか?」と「それは本当にお金を払ってまで解決をしたいことなのか」ということです。
よくありがちなのは、確かに深刻ではあるがそれは社会の課題になっているだけで個人の課題ではないこと
または、リサーチしている自分の課題であって当事者の課題ではないこと などがあります。
あなたが例えば、「貧困家庭は教育の機会を与えられず、格差が拡大している」という深刻な問題を発見したとします。
でも、それは調べたあなたが感じた課題であり、調査をするとインタビューした貧困家庭は別に勉強に興味がないということも大いにありえます。
または、「教育の機会をほしい」というユーザーがいてもその人の話を迂闊に信じてはいけません。言っているだけで結局サービスを開発したら使わないって人が大半です。
なぜなら本当にそう思っているなら、すでに何かしらの代替手段を探しに動いているからです。(ブックオフで教材を立ち読みしている とか 友達からお下がりをもらっているなどなど)
インタビュー中に顧客は嘘をたくさんつきます。信じていいのは、「その人が実際に行っている行動」のみです。大切なので復唱します。「顧客の話は信じるな。行動だけを見よ」です。
どうしてここまで言うかというと、自分もビジネスのアイデアを考えてファーストユーザーとなりえそうな人に見せに行ったことがあります。
でも、サービスをみせると「いいね、あれば使いたい」って褒めるばかりでした。しかし、その人たちが他に何も行動していないことから初期のユーザーではないことが分かりました。
↑昔構想していたサービス
実際には何も役に立たなかったのです。本当に払ってくれる人は、決して褒めてくれる人ではなく「いつに開発するの?早く使いたくて困っているんだけど」とクレームをつけてくる人です。
課題の深さは、顧客の副次的な行動を観察することによってはじめてその深さが分かります。
遅刻をするときに、連絡もせず早歩きでするだけなのか・すみません、遅れますとラインで一言入れるのか・タクシーを乗ってでも間に合わせたい事項なのか などなど
単に表層的な課題だけでなく、そういった深さに着目するようになるとよいのかもしれません。
<顧客課題発見フレームワーク>
私の顧客は__である。
顧客の問題は__である。
顧客は現在__によって問題を解決している。
顧客はこれまでにも__によって問題解決を試みている。
十段階評価でいうとこの問題の深刻さは__である。
この問題を解決するために顧客は__ドル投じる。
今回はここまでです。何か参考になっていたなら幸いです。
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