【今から始めるアニメ感想文#3】ヒプノシスマイクの感想文
今から始めるアニメ感想文
ここはほぼテンプレ。
今から始めるアニメ感想文とは、
ネットミームにばかりどっぷり使って実際の元ネタなどを確認しない
一番嫌われるであろうネット民ぶりであった自分を正すため、
見たアニメを記録し、感想を残すことで許されようというものである。
もちろん1回見ただけで細部まで覚えていられるほど完璧ではないので石を投げないでくれ…
確信に触れることは避けるつもりだけど、普通にネタバレもすると思うので注意していただきたい。
作品概要を3行以内に述べなさい
日本での新たな法律として武器・兵器が廃絶!その代わりに精神とかに作用する「ヒプノシスマイク」を使い、言葉による戦いが繰り広げられるようになった!そんな世界で地域ごとのグループ同士が戦うことになる…というお話
作品の感想の前に…ラップ遍歴を語りたい
HIP-HOP、ラップ文化が何周も流行ったりして久しいけれど、おそらく自分はフリースタイルダンジョンとか、ラップバトルの世代ではあると思う。
ただ、今更昔のアニメの感想文を書き連ねてるこの醜態を見ての通り。
リアルタイム勢ではない。
小さい頃からアニメのエンディングなどではラップが見え隠れしていたが、それ自体をしっかり認識できるようになったのは社会人になってからだった。色々と遅いが、逆にこれで良かったかもしれない。
将来をなんにも決めてない時にラップやHIP-HOP文化を知ってしまったら確実におかしな道に進んでいただろうと思う。
ドンキ前でドンギマッて鈍器持って集合
突然この↑画像がTwitterのタイムラインに流れてきたもんで、なんのことだろうと調べた。そこからが始まりだった。
当初はどっぷり浸からず音楽を聞いたり聞かなかったりしていたが、YouTubeのおすすめ欄に「Creepy Nutsのオールナイトニッポン0」の切り抜き動画が見えた。
ここから自分の中での伏線回収が始まってしまった。
Creepy Nuts、聞いたことあるなぁ~~~~…
あ、「例のアレ」(わかる人にはわかる闇)のBB劇場で見たことあるやつ~~~~~~~~~~~~
「助演男優賞」を聞いたことがあった…
そう考えたらまだまだ伏線があるかもな…
ココロオドルってニコニコのMADでよく聞く曲~~~~
VOODOO KINGDOM歌ってる人たちってスゲ~グループなんじゃん!
HIP HOPってなんなんだぁ~~~~~!!!!!!!
というわけで、動画でわかるHIP HOPの歴史等で調べ、NHKの「ビットワールド」(天才テレビくんの金曜日限定の番組)に出ている「いとうせいこう」はHIP HOP界隈では始祖的存在だってことを知ったり。
YOU THE ROCK★が伝説的存在だってことを知ったり。
人生の伏線回収が止まらなくて気持ちよくなっていた。
そうしていると自分でも作りたくなった、歌いたくなった。
不平、不満、希望、絶望、欲望、色々歌っていいんだって(勝手に)思っているので、思いの丈を歌ってみた。
とりあえず自分のHIP HOP遍歴としてはこんな感じ。
作品の感想:原作未履修 でも今検索中の2期
声優は詳しくないけれど、とりあえず分かったのが2名
ジャイアンの声の人:声優の人自身がHIP HOP好きでラップを嗜んでいらっしゃる…らしい
遠坂時臣、ホワイトグリントの人:常に余裕を持って優雅たれ
元は声優による音楽ユニットとして始まったプロジェクト…で認識は合っているだろうか。
曲はガチガチにHIP HOPしている感じでもなく、ライトな雰囲気でノリやすい曲だと思った。
物語としてはディビジョンと呼ばれている地区ごとでラップバトルをしてその王者を決めるディビジョンバトルというものがあり、そのラップバトルに参加する4チームの物語…という感じだったんだが…
武器がなくなって基本「ヒプノシスマイク」による精神攻撃(吹っ飛んだりする)ものなので、絵面的には超シュールな絵面になって前半は笑いが止まらなかった。
なんかホビー漫画の世界みたいな状態じゃないかww
遊戯王の「デュエルで拘束しろ!」状態じゃないかwwwww
というかこの世界におけるヒプノシスマイクの攻撃力ってラップバトルでよくある「どれだけ韻が踏めてるか」や「相手のDis(否定とか悪口)に対してどれだけ返せるか」で決まるのかが正直あやふやだったけど
まぁ、面白ければいいかって感じで考えないことにした。
前半はそれぞれ4チームの紹介的な話が続いて、中盤はいよいよディビジョンバトルに出場…だけど本格的にラップバトルが始まるのは後半からだった。
基本的にこの世界のモブたちは良くて先手を取ってダメージを与えられるが、主人公格の人たちには1バース(Aメロ的なもの)でやられてしまうようだ。
そして後半、いよいよディビジョンバトルの決勝トーナメントが行われる、Buster Bros!!!、MAD TRIGGER CREW、Fling Posse、麻天狼の4チームがぶつかるぞ!
…K.O勝利ってマジの気絶かよ!と言うかぶっ飛びすぎだろ!
まあアニメの演出上は全然ありだけど…か、回復!?
ラップスキルって…韻がうまいとかフローが独特とかじゃぁなくってよ…ほぼ魔法じゃないの!
ネタっぽい感想はここまでとして、実際バトルになった時に引っかかった点を上げるとすれば、ビートが止まってしまうという所だった。
フリースタイルダンジョンとかを見ていると、「DJ ○○、ぶっかませ~~~!!」的なコールが入ったあとは基本ノンストップでビートがかかり続け、それに合わせてdisったり観客を焚き付けたりして、最終的にどちらのスキルが高かったかを審査員が判定するわけだが、うまいことリズムに乗れてなかったり途中で詰まったりしたら減点対象ではある。
アニメの演出上(と言うか、ディビジョンバトルはラップというよりヒプノシスマイクで出す光線?の撃ち合い)だから仕方がないが、1バースごとにビーム的なのを出して相手がダメージを受けるという演出の上で止まってしまうので慣れない内はちょっとむず痒かった。
不満点としてはそこだけで、うまいことラップをアニメで見やすくできていると思った。結構ぶっ飛んでる設定ではあるけれど後半のラップバトルではしっかりとしたdisやアンサーなどがあってかつ戦闘(?)描写もそれぞれのキャラクターが持つ特性を出している感じがあってよかった。
単に相手へのdisだけが攻撃じゃないというのを表せているな~と感じたのがFling Posseが準決勝の時にやっていた観客も巻き込んでいるという描写があった。
ラップバトルってオーディエンスの反応も評価対象のようでいくら相手を痛烈にdisしていても観客の反応が悪ければ意味がないという所を超次元ラップバトル状態のさなかに入れ込んているのは、ガチな人達が作ってるな~と感じた。
まとめ
アメリカから来たオールドスクールなタイプのHIP HOP好きな人からすると、もしかすると最近の日本で流行りつつあるスタイルは待ったと言いたくなる人もいる…のかもしれないが、HIP HOPもサブカルチャーではあるし、アニメや声優のコンテンツとして、日本独自に進化していってもいい気もする。そういうふうに思ったアニメでした。
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