「~まで」を表す表現untilやbyの使い分けは?
Q:All the rooms were cleaned before 9 am.のbeforeは、(までに)として使われていますが、までにを表す表現はいくつかあると思います。untilや期限を表すbyなど、使い分けがいまいち定着せず、迷います。agoやbeforeも同様です。使い分けるためのイメージを教えていただけますと嬉しいです。
ご質問ありがとうございます!それぞれ解説していきますので、ぜひ最後までじっくり読んで、ここで解決してしまいましょう。
until, by, before, agoなど、似ていますがそれぞれに特徴があるので、まとめていきます。
◼︎Until
Untilは、前置詞、接続詞の両方として使うことができます。前置詞として使う場合は後ろに名詞節が、接続詞として使う場合は後ろに文が続きます。
意味の面では、「そのときまでずっと同じ行動をとる」という含意があります。以下を見てみましょう。
両方とも、「待つ」「勉強する」という動作がずっと続いてることを示しています。この含みがないとuntilは不自然になるので、以下のようには使いません。
この文では、火曜日までずっと宿題を終わらせ続けているようなニュアンスが出てしまい、意味が通りません。
◼︎by
まず、Byは前置詞としてしか使えません。
ですから、後ろに名詞節が来る使い方しかなく、②の文のように文が続く使い方はできません。
意味の面では、「そのときまでに」という期限を表します。以下をみてみましょう。
◼︎before
beforeは、前置詞、接続詞の両方として使うことができます。前置詞として使う場合は後ろに名詞節が、接続詞として使う場合は後ろに文が続きます。
意味の面では、「より前に」という意味です。untilが持つ「動作が続く」、byが持つ「期限」という含みを持たず、シンプルに時間的な前後関係を表します。
「動作が続く」という含みを持たないので、継続する動作と一緒に使うと違和感があります。
◼︎ago
agoは上の3つと性質が異なります。
こちらはyeas, hoursなど時間を表す単語と一緒に使われ、「〜前に」という副詞句を作ります。
他にも以下のような表現と一緒に使います。
というわけで、「まで」という意味を持つさまざまな単語を見てきました。ご自身の使う文脈に合わせて正しく選択できるよう練習しておきましょう。
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