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過去分詞なの?形容詞なの?

Q:質問です!priced merchandise のpricedは動詞priceの過去分詞で形容詞的用法と捉えるものか、もしくは、形容詞としてこのような単語があるものと覚えるか混乱しています。辞書をひくと、「【priced】は動詞【price】の過去形、または過去分詞です」と書いてあり、品詞は形容詞と記載されています。


過去分詞に関する質問ですね。ありがとうございます!以下、お答えしていきますね。

動詞が過去分詞として使われる場合は、形容詞として振る舞うと考えてしまってOKです。同じ動詞でも、分詞になった時点で、動詞ではなくなって形容詞になります。したがって、「過去分詞=形容詞」です。意味は、「動詞が終わった状態」です。

price(動詞:〜に値段をつける)
 ↓
priced(形容詞:値段がつけられた[priceの過去分詞形])

例えば以下の文を比べてみると、過去分詞が形容詞であることがよくわかると思います。

A) This apple is not red yet
このりんごは、まだ【red=赤い状態】ではない。
B) This apple is not priced yet.
このりんごはまだ【priced=値段がつけられた状態】ではない。

A)もB)も、どちらもりんごの状態について話している文ですよね。両方とも形容詞で状態を表していることがわかると思います。
現代では過去分詞として成り立った単語が、動詞の派生よりも形容詞として広く使われるため形容詞として辞書に載っているものもあります。
たとえば、talented(才能がある)qualified(資格がある)excited(ワクワクした)など。どれも、「その状態である」という形容詞の意味ですよね。excitedな人は、ワクワクしつつある状態ではなく、ワクワクレベルが上がりきって、興奮している状態です。また、過去分詞の基本ですが、しばしば「受け身」のイメージを伴うことも、しっかり押さえておきましょう。

今回の内容をまとめると、以下のようになります!

・動詞の過去分詞は、動詞ではなく形容詞になる。
・現代で形容詞としての意味が定着しているものは、形容詞として辞書に乗っているが、語源は動詞の過去分詞。
・過去分詞の意味は、「動作が終わった状態」。受け身のイメージを持つことも注意。

noteお読みの皆様も、ご質問ぜひコメントなどでお寄せくださいませ!


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