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関係代名詞の制限用法と非制限用法の意味の違いって何?
Q :関係代名詞にはカンマがつかない制限用法と、カンマがつく非制限用法があると思います。文の作り方はわかるのですが、意味の違いがいまいちわかりません。
ご質問ありがとうございます!
確かにこれは少しややこしく感じるところですよね。細かく解説していくので、丁寧に最後まで読んでみてくださいね。
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まずは形容詞の主な働きの1つである「限定」について押さえておきましょう。
例えば boys といえば、この世に存在する(もしくは存在した)男の子のことです。
それが tall boys となると、背の高くない男の子は除外され、背の高い男の子に「限定」されるわけです。
関係詞がしていることも基本的には同じことで、a book which I bought yesterday と言えば、どこにでもある「とある1冊の本」ではなく、「私が昨日買った本」に限定されますね。
非制限用法とはこの「限定」を行わずに「ただの補足情報」として情報を追加する働きを持ちます。以下の2文を比べてみましょう。
a. My brothers who doesn’t like studying refused to take an English course with me.
b. My brothers, who doesn’t like studying, refused to take an English course with me.
a の文は「勉強が嫌いな方の兄弟」に限定されているので、他にも兄弟がいることが示唆されます。
対して b の文だと非制限用法なので、兄弟はみんな勉強が嫌いで、他に兄弟はいないことになります。
c. In Japan, where I live, almost all people still wear masks.
また、例えば c の文にある Japan のような固有名詞はそもそも「〜な方の日本」というよな状況は基本的にありえないため、デフォルトで非制限用法になります。
では最後に以下の2文を比べてみましょう。
あえて非制限用法のルール通り厳密に解釈すると、片方は浮気がバレそうな状況とう風に読むことができます。どちらかわかりますか?
d. My girlfriend, who lives in Tokyo, is coming to visit me.
e. My girlfriend who lives in Tokyo is coming to visit me.
正解は、eの方が、浮気がバレそうな状況ですね。制限用法をつかって、「東京に住んでいる恋人」と限定しているので、東京に住んでいない恋人の存在があり得ることになってしまっています。
というわけで、関係代名詞制限用法と非制限用法の意味の違いをお伝えしました。
noteをご覧の皆様も、ご質問あれば、ぜひおっしゃってくださいね!
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