ルルウタ 8/9 2公演目 感想
1年と4ヶ月ぶり、段原瑠々さんのソロライブに参加しての感想です。
前回の感想→レポ RuRu Ballad 4/10 1公演目
※セットリスト・演出など、ネタバレを含む内容となります。
これから参加予定の方は、なるべくネタバレ回避して直接浴びた方が良いと個人的には感じています。
参加されたらみなさんもぜひ感想や発言の内容をシェアしてほしい!
全公演入ることは叶わないルルオタ同士、助け合いでいきましょう!
開催場所・日時
会場
東京公演:墨田区曳舟文化センター 劇場ホール
広島公演:YMCA国際文化センター 国際文化ホール
・8月9日:東京公演 1部・2部
・8月18日:広島公演 1部・2部
・9月5日:東京公演 1部・2部
・9月6日::東京公演 1部・2部
計 4日程8公演
当日の衣装・グッズ
かっわいい
開演前のようす
開演15分前にホール内に入ると、1列目から最後列まで、すでにほとんどの人が着席していました。全体的に女性の比率がだいぶ高く感じました。オレンジのTシャツなど普段のコンサートでも見かける服装もちらほらいましたが、仕事帰りのオフィスライクな格好の方も多かったです。
ステージにはすでに楽器類がスタンバイされていました。
下手側にはキーボード&グランドピアノ、上手にはギターが2本。事前予告通り、生演奏付きの初めてのLIVEに胸が高まります。
そして中央には深い緑の2人がけソファと小さなテーブルが配置。ココに座って歌ってくれるのかなという期待とともに、会場内のムーディーな雰囲気を加速するアイテムでした。
今回のホールの収容人数は5〜600人規模で、今年のバースデーイベント会場(ティアラこうとう)と比べると小ぶりなイメージでしたが、会場所有のグランドピアノがあり、かつ木造の壁で響きの良いホールを選定したのかもしれません。
開演前の会場はジブリのオルゴール音源が流れていました。トトロとハウルだけわかった。これもるるちゃんが選んだのかな?かわいい
緊張感がMAXに高まったところで開演のアナウンス。着席鑑賞スタイルは久しぶりのことで、声出しがないぶん会場のあらゆる方向から異常なほど熱意のある視線がステージに注がれていくのがわかります。
照明は明るいまま、まずピアノとギターの奏者2名が両サイドから入場。拍手が止んだあとにチューニングの時間がめっちゃくちゃ静かで、最低限の音しか鳴っていないので余計に緊張感が増していきました。
最終調整が終わり顔を上げたのを合図に照明が暗くなり、るるちゃんが上手から登場しました。
会場中からの大きな拍手を受けて、静かに開幕の時を迎えます。
1.夢さえ描けない夜空には/BEYOOOOONDS
イントロが静かに響き、生の音が目の前で鳴っている感動に浸っている間もなく、第一声のあたたかな柔らかい歌声。
先ほどまでの緊張など吹き飛ぶような、私はこの声を聴きに来たんだと思い出させてくれる安心感。
エンディング感のある曲ですが、これを開幕に持ってくると壮大な物語のオープニングのように感じました。
ピアノとギターの優しい音色がどんどん弾むように変化していき、間奏のダイナミックさからのゆったりとささやくような歌い方がとても素敵でした。
ビッグバンド的な曲調でジャズセッションのような、生バンドでしか味わえない興奮に開始早々やられてしまいました。
2.I NEED YOU/Buono!
最初なんの曲かわからず、知らないJ-popかと思ってしまい、ハロヲタとしての浅学さを痛感しました笑
今回は全体を通して激しいダンスこそありませんでしたが、テンポのいい曲では軽やかにステップを踏んで上半身をひねるようにリズムを取っているのが印象的でした。Balladともバーイベとも違う、バンド演奏との調和を取っているようなダンスという感じがしました。
ピアノの幡宮さんが下ハモでコーラスも担当されていて、それもすごく素敵でした。男性の声と混ざるとこんなふうに聞こえるんだという新鮮な体験。
るるちゃんのソロもだけど、もっと色んな声質の人とのデュエットなんかも聴いてみたいなと、さらなる欲が湧いてきてしまいました。
3.愛されルート A or B?/アンジュルム
来ましたぁ大好きオシャ曲!!!こういう速いテンポのブラックミュージック感のある曲ほんと好きなんですよねぇ。
里愛ちゃんがるるちゃんと歌いたいってずっと言ってたイメージがありました。るるりあいも待ってます。
「あぁ…あぁ…あぁ」の吐息のように漏れていく色っぽさ。
「めんどくさ〜〜〜〜い!」身体から絞り出していくような迫力のある歌声。
間奏でフラメンコみたいにリズムを取りながらるくるターンしながら上手から下手へ移動。表情もくるくると変えながらしゃがんだり立ったりを繰り返すのも、駆け引きしてる女の子の可愛いらしさが滲みます。
ラスサビでの高音の畳み掛けが綺麗なファルセットで響いていきました。
MC
ここで最初のMC。るるちゃんから今回の開催趣旨についての説明と、奏者の紹介。
こういう時、惜しみなく盛大な拍手を送るハロヲタが大好きです笑
こちらが奏者のお二人。ピアノの幡宮航太さん(右)とギターの小金坂栄造さん(左)。
終始リズミカルでノリが良く、素晴らしい演奏でした。るるちゃんをうかがいながらタイミングを合わせてるような場面も見受けられ、実力のある方々のサポートにも感動していました。
2人の紹介がちょうど終わったタイミングで、観客の携帯から地震速報アラートが一斉に鳴り響きました。
すぐさまるるちゃんが客席に向かって落ち着いて待つように優しく声掛け。彼女もだいぶ怖がりなので不安だったはずですが、優しい声で安心させようとしてくれて心強かった。
ホールには2階席はなく天井にも分離された照明やスピーカーもなかったので、むしろステージ上の照明が落ちたりしないか心配でした。
いつもの天の声さんのアナウンスで演者は一旦上手袖へ退避し、5分程度の中断が入りました。
その間も客席は大きくざわつくこともなく、携帯で情報を確認する人は居たものの声掛けのおかげで落ち着いた空気でした。
演者がいない間、開演前に流れていたジブリのオルゴールの「さんぽ」が流れてきて少しほっこり。スタッフさんの機転もありがたかったです。
あとめちゃくちゃ不謹慎ですが、アラートが鳴った瞬間の、るるちゃんの目をまんまるにして驚いた顔が超可愛かった笑
安全の確認が取れたところでステージに3人が戻ってきて「みなさん大丈夫でしたか」と声をかけ、MCの続きから再開。
「8月に開催ということで、夏らしい曲をやりたいなと思って」と次に続く曲フリ。ソファに座ってスタンバイしたことで、なんとなく曲調が把握できました笑
4.Ya Ya (あの時代を忘れない)/サザンオールスターズ
くぅー!渋い選曲!超名曲!!!
イントロからめちゃくちゃ素敵ー!
るるちゃんの真っ直ぐな歌声で、上半身でゆったりとリズムを取りながら少し節を外しながらのアレンジ。こちらもコーラスが入り、ゆったりと歌を味わう贅沢な時間が流れていました。
落ち着きのある低音で男性ボーカルの曲も似合います。
爆夜で毎週サザンを選曲している元爆さんの顔が浮かんできてしまったことだけが、本当に許せなかった笑
「もう一曲、大好きな夏の曲を」と一言話し、ソファに座ったまま次の曲に移ります。
5.KissHug/aiko
イントロで鳥肌が立ってしまいました。るるちゃんの大好きなaikoの曲。アレンジが入ってるにしてもaikoの曲ってなんでこうaiko然としてるんですかね笑
可憐さのある、少女っぽい歌いだし。地声と裏声とが行ったり来たりして、揺れ動く心がそのまま歌声になっているようでした。
気づいたら足組みながら歌ってて、それもめっちゃ良かった笑
「You Love You Love…あぁ」のところがめちゃくちゃ好きでした。そのまま空気に溶けていってしまいそうな、気づかないうちになくしてしまいそうな、掴んだら壊れてしまいそうな、切ない心もとなさ。
中盤からもう耐えられなくて、ずっと泣いていました。
どこかでこの曲に言及していた記憶がありましたが、23年9月のこちらのブログでした。
6.夢見る少女じゃいられない/相川七瀬
「さっきの2曲とはうって変わって元気な曲です!笑」と曲紹介しての前奏で、2個となりのおじさんが小さく「オ”オ”ッ」と唸ったのを聞き逃しませんでした笑
今回のセトリの中でもひときわTheバンドサウンドの1曲で、ダンサブルな雰囲気で歌っていました。ドラムの音も入れたバージョンも聴きたいなとちょっと思ってしまった笑
「Bang! Bang!」の破裂音の声量がデカくて迫力ありすぎて大好きでした笑
強い女の曲を歌うときの、低いところから潜り込むように真に迫ってくるような歌い方がほんとかっこいい。
ラスサビの「夢見る少女じゃ居られない」のあと「Hey!」って叫んでたのが、テンション上がってその場で思わず口に出た感あったけど他の回どうだったのかな?とにかく最後までかっこよかったです!
MC
気持ちよさそうな表情で「バンドサウンドって超かっこいいよね!」と2人を絶賛。まんざらでもない反応のお二方も可愛かったです笑
「次はお一人ずつ、ギターのみとピアノのみで1曲ずつお送りします」
7.プラスティック・ラブ/竹内まりや・Juice=Juice(ギター演奏のみ)
イントロガッツポーズ曲です。私をJuiceと出会わせてくれた好きすぎ楽曲。
軽やかなギターリフと、スラム奏法(ギターをカホンみたいに叩くアレ)でボサノヴァ感のあるプララブ!なんてレアな体験!
Juiceのカヴァーバージョンよりもぐっと明るさがあるというか、陽気な感じが新鮮でめちゃくちゃ良かった。
私は一華ちゃんの「覚えた魔術なのよ」パート大好き人間なのですが、るるちゃんだとこう歌うのか、という発見が楽しかったです。
あと段原瑠々が歌うDon't worry!のDon't worry!感ね!マジDon't worry!(?)
ラストの英語歌詞たたみかけの部分はJuiceバージョンから大きく変えてはない感じでした。この曲でギターの小金坂さんのコーラスを初めて聴いたんですが、抑えめな歌唱でなんとなく可愛らしさを覚えてしまいました笑
8.dearest./松浦亜弥(ピアノ演奏のみ)
お次はピアノの幡宮さんにバトンタッチ。グランドピアノで静かな前奏で始まります。
サビの最初はずっとファルセットで、細く通る声が遠くまで伸びていきます。
「白い花束を」の歌詞といい、れいちゃんのバーイベに向けて何度も練習していた「Thank you Dearest!」が頭をよぎりました笑
オタクはこうやってこじつけてなんでもれいるるにしちゃうんだから!笑
転調部分、「2人輝く未来へ」の伸びやかさと、その直後、幡宮さんと目を合わせてタイミングを計りながらのラスサビへの突入。
ラスト「わたしだけの」は目をつぶって少し苦しそうにも見える表情だったのに対し、「dearest」ではまぶたを開き目線を上げるのが、圧巻としか言いようのない歌い方で感動しました。
MC
さきほどの2曲の説明が入ります。
「プラスティック・ラブはJuice=Juiceでもカバーさせていただいている曲。今回は生演奏なのでちょっといつもとちがった雰囲気でお届けしました」「dearest.はここぞという時に歌う曲、今回バンド演奏でできると聴いてやりたい!って笑」
ハロー出身のメンバーがソロで色々と動くにあたって、松浦亜弥は本当に偉大な存在なんだなぁとあらためて。
9.今夜だけ浮かれたかった/つばきファクトリー
普段全く浮ついた様子のない人の歌う今夜だけ浮かれたかったの背徳感、、、サイコー!笑
イントロとアウトロで、ピアノの幡宮さんが上ハモ、ギターの小金坂さんが下ハモ(おそらく)。卓偉エアプ勢だからか、ちょっとだけ小金坂さんが卓偉に見えました笑
矢継ぎ早に続くフレーズが自分への言い訳を並べ立てているようでいいですねぇ。
Cメロの高音ラッシュももちろん一人で、想いに比例するようにどんどん力強くなっていく歌唱。
1人で歌い上げる凄みを感じ取るより、楽曲としての完成度が先に来る素晴らしい歌唱でした。
10.Happy大作戦/モーニング娘。(客席降臨)
歌い始めてすぐ、下手から通路へ降りての客席降臨、、、!
一気にディナーショー感が、、、!笑
動くるるちゃんを追いかけるようにスポットライトが動いていて、ドレスとバレッタにあしらわれた無数のストーンが動くたびキラキラと光を反射して輝き、「そうだこの人アイドルだったわ」と思い出させてくれた時間でした笑
こんなふうにすぐ近くで練り歩いて、目を合わせて笑いかけてくれて、その上でめちゃくちゃ歌うまいの超意味わからん!と思いながらニヤニヤを隠すことも出来ずに幸せいっぱいで見つめていました。
※テンション上がりすぎて途中でペンを席の隙間に落としたので、以降の記憶はふわふわふわり、恋時計。ここからはより一層ニュアンスでお伝えします。
MC
「歌うのが好きって気持ちがもちろん大きいけど、歌を通してみんなに幸せや笑顔を届けたいなって思っています。」
「今回バンドつきでLIVEができるということで、1つ夢が叶った気持ちです」
終始にこやかで、本当に嬉しそうで楽しそうで、この姿を直接見られたのはこの上ない幸せだなぁと噛み締めていました。
「今日は8月9日、長崎の日で。このあいだ広島の日もあって。何か変えたいとかみんなに何かしてほしいとかではないんだけど、私なりに伝えていきたいなって思っています」
「次の曲は広島で活動されているMebiusさんの『8月の空』という曲です。平和について歌っている素敵な歌なので、ぜひ歌詞にも注目してもらえたらなと」
話している最中に後ろでスクリーンがゆっくり降りていき、暗転とともに大きな向日葵の映像が投影されました。
11.8月の空/Mebius
曲のタイトルが映った瞬間こそ、「さすがUFクオリティ、カラオケ映像みたいだな、、、」という気持ちが芽生えましたが、歌いはじめの第一声と同時に映し出された文字に大感激してしまいました。
歌詞がすべて手書きで、大好きなるるちゃんの文字だった。
▼Mebiusさんの楽曲紹介ページの文章
なんというか本当に、覚悟の決まってる人なんだよな。
広島人としてのバックボーンもあるけど、きっとそれだけじゃないと思う。
本当にこのタイミングで彼女の歌を聴くことが出来てよかった。
毎年すごく素敵な言葉をブログで綴ってくれているので、読んだことがない方はこちらもぜひ。
嘆かわしくも冷笑や嘲笑が満ちているこの時代に、世界平和をまっすぐに願うのってすごく難しいことだと思います。その中で伝え続ける決断をするのってものすごいプレッシャーなんじゃないかとも思っていて。
正直私もひねくれてるダメ人間だから、るるちゃんに出会うまで「世界平和」って口にする人のこと、簡単に理想論を語っているだけなんじゃないかって思う部分がありました。
すごく大切だけどその分とても強い言葉だから、叶うことを心の底から信じることができていなかったのかもしれない。
でも、るるちゃんが節々で伝えてくれる言葉は、いつでもまっすぐに私の胸に届く。
彼女の歌を聴いて、人の優しさで奇跡を起こしてほしいって、本気で思った。
世界中に段原瑠々の歌声が響いてほしい。
それがきっと、私にとっての世界平和です。
おまけ(当日の本人のブログ)
(SpecialThanks、やなちゃんハンド)
おまけ2(見学したJuice=Juiceメンバーの感想)
おまけ3(見学した他グループの方の感想)
・広本瑠璃(OCHA NORMA)
・筒井澪心(OCHA NORMA)
・日向ハル(フィロソフィーのダンス)
おまけ4(回替わりセットリスト)
・8/9 1公演目