怒りの碇
怒りは香辛料、使いすぎると感覚が鈍る
この前いいなと思った言葉。
何でもかんでも怒り散らかしてる人をみると「ああ、もう鼻が利かなくなっちゃってるのかな」と思うようになった。
自分は怒るのが少し苦手。
相手との関係を考えちゃうから。
でもあんまり自分の気持ちを押し殺しているとどんどん輪郭がなくなってっちゃうんだろうからたまにピリっとさせるのが大事なのかも。
あと単にそんな怒るほどのことじゃないって思うからってのもある。
親は食べ物の好き嫌いをなくしなさいって子どもを育てるけど、好き嫌いがない人って嫌いがない分、好きもあんまない感じがする。
自分もそうだと思う。ニンジンをほっぺに隠したりしなかった。
だから嫌いとか好きに起因する怒りがあんまないのかなと。
でも人を怒らせるのはちょっと好き。
喧嘩がしたいってわけじゃなくてその人がそれこそ好きとか嫌いについて熱く語るのが面白いからちょっかい出すことがある。
怒りってすごいエネルギーだよね。
ここまでは自分のための怒りの話。
でも怒る時って相手のための時もある。
失敗して怒られた経験は誰しもあると思う。
逆に怒ったことも。
こういうときに怒るのもなんか苦手なんだよね。流石にもう相手が拗ねるみたいな場面はあんまないけどさ。
そのミスがどんな実害につながるか説明したりしてなんでやっちゃいけないかを説くんだけど、エネルギー使うよね。
だからこそちゃんと怒ってくれる人って大切でそういう人がいる環境に身を置きたいと思うし、自分もちゃんと怒れる人でありたい。
歳を重ねるとマイルドになるけどだからこそ際立つ辛さを備えていたい。
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