継続か隷属か

何かを続けるのってとても難しい。
部活でバスケットボールに10年励んできたが何度も辞めたいと思った。

単純に辛い。なんでこんなしんどいことしてるのか分かんないけど走り続けてきた。

下手に続けると辞めれなくなることがある。
折角ここまでやったからな、なんだかもったいないなと辞めない理由を探してしまう。
それはそれでいいじゃないかというのなら結構だがそうなるともう志がない。

上り坂で必死に自転車を漕いでいたのはこの峠を越えるためだったのにいつしか止まると転んでしまうからとやっきになる。

過去をみているんだ。
これまでつぎ込んだ時間を無駄にしたくないと思ってしまったらもう過去の自分のために惰性で続けているだけで未来を見ていない。
ヴィジョンがない。

それでもいつかは峠を越える。別にわざわざペダルを踏みつけ続ける必要なんてなかったかもしれないのに。

その先にどんな景色があるかは登り切った人にしか分からない。
きっとまたすぐ丘があって坂道にぶつかる。
そしたらまた死に物狂いでペダルを漕ぐだけ。止まらないように。

未来なんてみてられない。顔をあげる余裕なんてない。今はただ太ももを燃やす他ない。

いつか下り坂に差し掛かったら目的地を考えればいい。

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