スラックスのセンタープレスとヒザ裏ジワは『コルビー』で解決すべき件
水曜日は、オヤジのファッションについて語ります。
新入社員に言いたい事シリーズ、まだもう少し続きますよ~(笑)
『画竜点睛を欠く』と申しますが、スーツの着こなしについても『それが出来ていないばかりに折角のスーツ姿が台無しに…』というものがあります。
ポケットチーフ?
ネクタイピン?
そういうアクセサリー類ではない。もっと基本的な部分。
それはスラックスのプレスラインと膝のシワです。
最近はスボンのことを『パンツ』と呼んだりして、昭和オヤジは『じゃ、トランクスやブリーフ等の下着は何と呼ぶのだ?』と困惑しますが、その『パンツ』の中に『スラックス』も含まれます。
現代の使い方としては、『スラックス』はスーツのボトムズ(下半身担当衣類)を指すこともあるし、ジャケパンスタイルのボトムズとしてチノーズやジーンズと並んで着用されるものでもあります。
『スラックス』を他のボトムズと区別して『スラックス』たらしめている特徴は、やはり脚の筒の中央のセンタープレス(或いはクリース)ですね。
その他の特徴としてはベルトループですが、クラシカルにサスペンダーを用いる場合には『ベルトループレス』のものもあります。またサスペンダーを取り付ける為のボタンが縫い付けられているものと、サスペンダー側のクリップで留めるものがあります。
いずれにせよ『スラックスの命はセンタープレス』なのですが、そのプレスラインが消えかかっている人が意外と多い。
或いは、これは昇りのエスカレーターや階段でスーツ姿の男性の後方に立った時に気付くのですが、ヒザの裏側に横ジワが無数に入っている人…
この、消えかけたプレスラインとヒザ裏の無数の横ジワは、いかに高価で洒落たスーツやスラックスを着用していようと、もうそれを一気に台無しにしてしまう負のパワーを持っているわけです。
さてそれをどう解決するか?ということですが…
昭和時代までは『寝押し』という方法がありました。
就寝時に敷き布団と畳の間にスラックスを置いて、眠っている間の体重と寝汗による湿度でプレスしてしまおうという作戦(苦笑)
実際、私も新入社員時代に試してみましたが、意外とうまくいきません。敷き布団も畳も柔らかい為にプレスラインが出ないのと、寝返りによってラインがズレたりすることも…
というわけですぐに辞めましたが、今やベッドで寝る方が大多数でもありこの方法はお薦めしません(苦笑)
それからご自身、或いは奥様・お母さまによるアイロンでのスチームプレス。これまた手間が掛かる作業で、毎晩というのもなかなか面倒。
結論から言うと、『ズボンプレッサーを1台、買いなさい!』ということですね。
それが、ホワイトカラーのサラリーマンでも意外と持っていらっしゃらない。男性諸氏なら分かると思いますが、出張でビジネスホテルに泊まった時に、エレベーターを降りたところに無料貸し出し用として何台か用意されている、平べったいアレですよ。 (下の写真の右側)
私はと言えば、新入社員の時に上記の如く『寝押し』に失敗してすぐに National(まだPanasonicではない)の平型を購入。10年ほどで TOSHIBAの平型に買い替え。その後、英国製CORBY社の縦型を購入し愛用しています。
TOSHIBAに買い替えた頃には、既に Panasonicも SANYOも HITACHIもSHARPも、ズボンプレッサーから撤退していました。今では TOSHIBAの他はジェネリック家電の TWINBIRD社だけがズボンプレッサーを販売しています。今や価格.comで検索しても、TOSHIBA・TWINBIRD・CORBYの3社しか選択肢がない…
ということで、私のお薦めは CORBYの一択です。
先ほど、ビジネスホテルのエレベーターホールで平型のプレッサーが貸し出されている話しをしましたが、もうちょっと上のクラスのシティホテルになると、各部屋に CORBYの縦型プレッサーが備え付けられていることが多くなります。
CORBYの特徴は、なんといってもその高級感。
私がここ20年ほど愛用しているマホガニーを始め、ブラックウッド、最近はステンクロームやホワイト、ガラス仕様まで増えています。
価格的には、TWINBIRDがざっくり10,000~15,000円、TOSHIBAが12,000~25,000円に対して、CORBYは24,000~40,000円と値は張りますが、上に述べたウッドパネルの上質感はその投資を充分に回収できる価値があると思います。
CORBYを長年愛用している私は、数年前に部屋でふらついてこの CORBYもろとも倒れてしまい、脚部が割れてしまいました。そこは英国老舗、超ロングセラーのCORBY、ビックカメラのネット通販に脚部だけの取扱いがあり、発注の翌々日にはパーツが届いて元の姿に戻ったのです!
というわけで、今回は珍しく?特定商品の宣伝モードでした(笑)
念の為に申し添えますが、この記事により CORBY社から一切のアフィリエート等は発生いたしません(苦笑)
単純に、良いものは良い。
長く使えるものとして、お薦めしておきます。
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