ネクタイ代わりにポケットチーフをお薦めする件
勤め先で面白いことを言われてしまいました。
この noteブログで何度か書いているのですが、サラリーマンの私は夏も冬もスーツにネクタイを締め、胸ポケットにはチーフを挿して出勤しています。
暑苦しいと言われようが気障と言われようが、自身のポリシーというか、オフィスカジュアルに対する反骨精神でやっているのかもしれません。
それが先日、職場のトイレで居合わせた方とデスクに戻る時に、思いも掛けないことを言われたのです。
「あ、手を拭くハンカチも持っていらっしゃるんですね。」
最初その意味が分からず、「はい?」と訊き返したところ、
「いつも胸にハンカチを入れていらっしゃるので、手を洗った後とかソレを使われているのかな?と…」
「いえいえ、このチーフはあくまで飾りですから、使いませんよ~」
「やっぱりそうですよね。もしかして、手を拭いたあと丁寧に畳んで胸に入れられているのかと思ってましたわ(苦笑)」
確かに巷の「スーツ族」でも、ポケットチーフを挿していらっしゃるのはごく少数派ですが、ニュース番組のキャスターやコメンテーターは胸にチーフをあしらっていらっしゃる方がかなり増えてきたように思います。アナウンサーの場合はテレビ局の衣装さんが用意するのでしょうが、コメンテーターの大学教授や評論家の場合は自前でそうしていらっしゃるはずです。
そうそう、スタイリストといえば「だらし内閣」の記事で書きましたが、日本の政治家は上等なスーツはお召しになっていても、チーフをうまく使っていらっしゃる方はお見掛けしませんね…
あの「政界のお洒落番長」として名高い麻生太郎氏や、そのセンスを汲んだ安倍晋三氏や岸田文雄氏でさえ、チーフ姿はごく稀でした。
国会の場でさりげにチーフを挿して「お、いいな」と思わせてくれたのは、立憲民主党の枝野幸男氏か、少し前なら参議院議員でいらした江崎孝氏くらいかなぁと思います(私があまり国会中継を観ていないだけ?)。
だからこそ、現時点で胸ポケットにチーフを挿すことは、さりげない自己主張であり、アイデンティティであり、けっして「悪目立ち」にはならないと確信しているのです。
特に講師業やコンサルタント等、自分を売り込むことに意を注ぐべきギョーカイの方にとっては、大切なセルフブランディングの一手であると言えます。
「でも基本、スーツは着ないから…」
「一応スーツは着てるけど、何年もネクタイしてないし…」
こういう方が大半かと思います。
そこで、ポケットチーフ=フォーマル、格式張った…といったイメージは捨て去っていただきたい。
ノータイの時こそ、ネクタイの代わりにチーフを挿して差別化する。
セットアップなら、Tシャツやハイネックシャツの時にも!
紺ブレでもツイードでもいいから、ジャケットの胸にチーフを挿す。
これだけで、いつもの見飽きた着こなしがグッと映えますから!
とはいえ、未経験者にとっては「どんなチーフをどういう風に挿すのか?」が分からなくて、ハードルが高いのだと思います。
そこで、今まで何度か書いていますが、下記のポイントだけ押さえておいてください。
◆どんなチーフを?
・素材は、まず「麻」か「絹」を買っておく
・慣れてきたら「木綿」を夏場に買い足す
・色はまず白無地、次に色無地、そして柄モノ(ペイズリーやドット等)の順で買い足す
・ネクタイ派の方はネクタイの色柄に合わせて買い足す
・ノータイ派の方はシャツの色に合わせて買い足す
◆どういう風に?
・基本は「TVフォールド」
・飲み会などカジュアルな場では「パッフド」
・披露宴二次会やパーティーなどでは「クラッシュ」
・「スリーピーク」は親族の披露宴などフォーマルな場のみ
・冠婚葬祭でも不祝儀に際しては絶対に挿さない(ネクタイのディンプルも同様)
以上を参考に、ポケットチーフを気軽に楽しんでくださいませ!
「でも、何枚か揃えるとなるとお高いんじゃ…?」
と二の足を踏む貴殿に…
私が購入しているトッテオキのコスパ商品をお薦めしておきます。
Amazonで1枚あたり約230円!
これなら日替わりでイケますね!
※私がファッション関係のブログで政治家のお名前を挙げる時には、その所属政党等に対して何らの政治的思想は持たずに、その着こなしについてのみ意見しております。
※今回も約1,760文字。年初の文字数削減目標クリア!