やっぱりワイシャツは素肌に直接着ていたい件
水曜日は、オヤジのファッション談義を。
真夏の間に書こうと思っていながら、やや尾籠なネタゆえに書きあぐねていたのですが、夏のビジネスファッションについて1つ書いておきます。
学生の頃から『MEN’S CLUB』で勉強していましたので、ワイシャツは素肌に直接着るものと考えていました。
そもそもドレスシャツの起源は下着であり、裾が丸くカットされているのもその名残です。
綿100%の上質なシャツは、肌触りもよく汗もしっかり吸い取ってくれる。化繊混紡のシャツは汗をかくとベタっと肌に纏わりつきますが、綿シャツ、特にオックスフォードのように低番手のシャツは盛夏でも快適!と信じて疑わずに社会人になりました。
ところが、会社に入って先輩方を見ると、皆さんワイシャツの下にシャツ、即ち下着を着用している…。
当時の定番として、オジサンはグンゼのUネック、若者はヘインズのクルーネックの白無地シャツを着込んでいました。
Uネックとクルーネックのどちらが許容できたかというと、妙な影が映らないクルーネックの方が数段マシには見えました。逆に言えば、深いUネックのシルエットがワイシャツの胸元に透けて見えるのは許せなかった。
特に、オジサンの大好きなランニングシャツ…。
あれは、ワイシャツの下に天才放浪画家の山下清が隠れているようで大嫌いでした(山下清は大好きです…)。
数年経過し、飲み会で下着問答になって、『素肌に直接ワイシャツは無理!』派の男性にその理由を挙げてもらいました。
1つには、やはり発汗問題。
ワイシャツが汗で濡れる前に、下着に汗を吸わせたいから。
そしてもう1つは、乳首映り問題。
男性として見せたくもないし見たくもないのに、ワイシャツに乳首の位置が明確に浮き出るというのです。位置だけならまだしも、薄い素材の白シャツならその色合いまでがうっすらと見えてしまうと。
さらに彼が続けるには、真夏に背中だけでなく胸にも汗をかいた場合、ワイシャツの乳首部分が濡れて見えるのが恥ずかしくて耐え難いと…
いやいや、君だけではなく見せられる方ももっと恥ずかしいで!と言ってやりましたが。
自分としては、先述のとおり主にオックスフォード生地のBDシャツばかり着用していましたので、全く気にしたことのない問題でした。体質的に発汗も少ない為か、乳首映りに悩んだ経験はありません…。
まぁ、そんな話しを楽しみながら年月が経って、2007年には UNIQLOからエアリズムという画期的な下着が発売されます。
私も30歳を超えてようやくワイシャツの下にエアリズムを着る習慣を身に付け、それ以来、ちゃんと下着はエアリズムとヒートテックを着用しております。