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押尾コータローがギターを売り出し、松浦真也がギターを新調した件

何度となく書いてますが、アコギ(Acoustic Guitar)が好きで何本かを所有しています。
中高生の頃に入手したものは2本だけですが、大人になって『親父バンド』を始めて、ネットオークションや中古楽器屋が普及してきたことで、気が付けば10本ほどを数えるようになりました。さほど高価なモノは持っていませんが…
今まで自宅や単身赴任部屋や実家に分散させて保管していましたが、単身赴任を引き払い、自宅が手狭で置き場所がなく、やむなくほぼ全数を実家に預けております。
(親父、家事だけは出さないでくれ~)

実家に預けたアコギ。上記の他にトラベルギター、エレキやウクレレがあります…

アコギにせよエレキにせよ、ギター愛好家って複数所有の方が多いんです。
蒐集しゅうしゅうするにはそれなりの小遣いも必要ですが、場所もそれなりに確保しないといけません。
カネも場所も必要なスーパーカーのコレクションなんかは別格として、例えば腕時計のコレクションならカネは掛かってもさほどの場所は取りません。ギターの場合は、日常的に複数を演奏する職業の方でない限りは裸で保管する人は居ませんので、ハードケースに仕舞って(或いはさらに段ボールに入れて)それなりの保管場所を食ってしまいます。

アマチュアの愛好家でも数十本ほど所有されている方はザラにいらっしゃいますが、それがプロともなるとさらにケタが増えますね。
THE ALFEEの高見沢タカミーさんはTV番組で570本と公言してましたし、同じTHE ALFEEの坂崎さんも300本は下りません。

タカミーのコレクションのごく一部…

そうそう、元『タノキントリオ』の野村義男ヨッチャンさんも300本以上と言ってました。
桑田佳祐さんも数えきれないギターを持っていますが、仲良くなったアーチストにどんどんあげちゃってるみたいです。

野村義男さんのコレクション…

福山雅治さんは毎年のツアーが始まる都度、新しいギターを購入していて、現在は60本ほどのようですが、1本当たり数百万円から数千万円と言います…

一方で、ベテランのフォークシンガーなんかは所有本数が少なく、あの吉田拓郎さんが3~4本。
イルカさんなんかは同じMartin D35をヴィンテージ違いで3本と、あとは小振りのギターを1~2本だったかと思います…

イルカさんのMartin D35(左から第1号1972年製、第2号1967年製、題3号1967年製)

さて、ここからが今回の主題ですが…
大阪を代表するギタリストの1人が、押尾コータローさん。
若い若いと思ってましたが、遅咲きだったこともあってもう55歳(1968年2月生まれ)。

今も大阪を拠点とし、ソロギタリスト(フィンガーピッキングスタイル)としての全国ツアーなどライブを中心に活動中。
通常のコードストロークやアルペジオといったアコギ奏法を超えて、左手指で弦を弾いてメロディを奏でたり右掌でボディを叩いてリズムを刻んだりと、これはもう言葉や文字では説明し難いので、音源や動画を確認いただくのが手っ取り早いわけですが。

加えるなら、ライブでは1本のアコギでありながら各種のエフェクターと奏法を駆使していろんな楽器の音を出す『ひとりメンバー紹介』も恒例となっています(00:42辺り~是非ご覧ください!)。

そんな押尾コータローさんが、愛用のギターをなんと売りに出しています!
今まで数々のライブやレコーディングで実際に使用し、また手持ちのライブDVDで何度も観ている有名なモデルも含めて、複数の愛用ギターを一般に売り出しているのです。
その数、実に9本!

売却に至った理由を、本人はこう述べています。

『実は僕のギターたち、手元にあるのはどれも大切なのですが、どうしても全部を弾いてあげられないことが気がかりでした。1本1本が貴重なギターです。二度と手に入らないギターもあります。でもケースの中では勿体無いので、愛してくださる方にお譲りしたいと思います。』

そうは言われても、殆どがヴィンテージもの、或いはカスタムメイドの1点もの。
押尾コータロー以外の人が入手したところで、果たして弾きこなせるのか?新たな生命を吹き込めるのか?といった疑問や懸念は残ります。

販売方式は希望者による入札、即ちオークション。
願わくば、投資目的の転売ヤーではなく、ホンモノのギター愛好家や押尾コータローのファンの方の手に渡ることを切に願っています…

さて、今回もう1つのお話しは、大阪が誇るもう1人のギタリスト…
私が愛してやまない吉本新喜劇の松浦真也さん!(笑)

Charさんとそのお孫さんと…

フットボールアワーの後藤輝基をして、ギターの腕前は吉本イチ、いや芸人イチ!と評されており、ここ10年ほどの新喜劇で座長を問わずフルに配役されているのもそのギターテクニックありきであることは明らかです(松浦さん当人は極めてアドリブに弱い(苦笑))

その松浦さんが新喜劇で使用するアコギは主に下記の2本。

●Gibson B-25(1962年製ヴィンテージ。2011年に劇場用に予算10万円で探していたところ20万円のこれを薦められ一目惚れ。1週間悩んだ挙句にローンで購入。)

(画像は楽器店から借用)

●Waterloo by Collings WL-14X(2018年頃に購入。現在の新喜劇でのメイン)

(画像は楽器店から借用)

そして、アキと吉田裕さんが新喜劇の新座長に就任したこの4月から、TV放映で新しいギターを見掛けることになりました。
パッと見は超有名な GIBSON SJ-200(かのエルヴィスプレスリーが愛用し、The King of Frat Topと呼ばれた銘器)に似てるんだけど、ピックガードの彫刻柄がなく、ネックのポジションマークもシンプルで少し違う…?
調べてみると、松浦氏の公式Twitterでも本人のアイコンに使われています。
これは一体、何というモデルなんだろう?と悩んで画像検索すること1時間、ようやく見つけ出しました!

松浦真也公式Twitterより拡大抜粋

●Gibson J-100 XTRA
先述のSJ-200の装飾を簡略化し全体のデザインもシンプルにした姉妹モデルで、製作年数・製作本数的にもかなりレアな1本のようです。

(画像は楽器店から借用)

松浦さんのアコギには、どれもピックアップ(内蔵マイク)は取り付けられていません。ステージ上の4つのフットマイクで俳優さんの音声と一緒に生音を拾っています。
それであれだけの爆音ですから、ギターそのもののポテンシャルも、松浦さんのテクニックの素晴らしいものがあるのでしょうね。

松浦さんは新喜劇の中では街金融の借金取りの下っ端役が多く、ギターを『借金のカタにブン取ってきた』とか『ストリートミュージシャンから取り上げてきた』とか言ってるのですが、いざケンカのシーンになってギターを蹴られそうになったりすると、『ギターだけは辞めてくれ!これ、ギブソンやねんぞ!』と必死でギターを守る仕草が大好きです。

因みに、借金取りやチンピラ役で登場する時には、それらしい龍柄のストラップを選ぶ等、役作りもしっかり研究されています(笑)

なお、上記のアコギ3本はあくまで新喜劇の小道具として使用する楽器であって、ミュージシャンとして活動される時には別途、MARTIN OOO-28やFender Stratocaster、Gibson Res Paulほかかなりの本数のギターを所有されていることも書き加えて置きます。

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