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ギターソロが飛ばされて、楽曲が消耗品扱いとなる件
火曜日は音楽関連のお話し。
原点に戻って、久々にギターネタ。
『最近の若者はギターソロを飛ばして聴く!』
ショッキングな見出しを目にしました。
何かと話題になる『Z世代』だけでなく、10代・20代の若者が、もちろん全員ではないでしょうが、楽曲の間奏に入るギターソロを飛ばして聴くらしいのです。
彼らは映画についても『飛ばし見』、つまり2時間の名作でもスキップしながら鑑賞したり、そもそもYoutubeで『10分で分かる〇〇』というサマリー動画を観てその映画を観たつもりになっているらしい…
また、音楽についてもCDアルバムを購入するという行為どころか、1曲ずつダウンロードすることすら過去のものとなり、今や『サブスク』による聴き放題がデフォルトとなっていますので、1曲1曲を慈しむように聴き込むスタイルは絶滅しかけているらしいのです。
特に避けられているのが、ディストーションの効いた歪み系のギターソロ。
折角のサビの余韻をスポイルしていると感じるようで、2番のAメロが待ち切れずにスキップするのだそうです。
なんなら2番も飛ばして次の曲へ!と…
これに対して、ミュージション側も驚きを隠せません。
京都出身『くるり』の岸田繁氏や、『King Gnu』の常田大希氏も、Twitterで反応しています。
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実際、『グラミー賞ノミネートのロック曲にはギターソロがない』(音楽評論家・能地祐子氏Twitter)という現象も起こっているといいます。
一方で、幸いにもギター人気がなくなったわけではないようで…
コロナ禍のおうち時間もあって、ギター自体の売上は激増し、中古市場はかつてないほど高騰しています。
そういえば楽曲1曲の長さ…
昨今は3分未満に収める楽曲が多いのだとか。そうしないと聴き手が飽きてしまうから。
楽曲のサイズが短いからギターソロが省かれるのか、ギターソロを省くから短くなるのか?その双方かと思いますが…
まさにアーチスト受難というか、メロ創作の大量生産が求められますね。
これにはSNSの流行も一因として噛んでいると思われます。
例えばTikTokでは15秒、最大でも60秒の中でインパクトあるメロを盛り込まねばならない。
私がフォークソング・ニューミュージック系から聴いてきたからかもしれませんが、楽曲というのはAメロ・Bメロ・サビ・2番・3番という構成の中で物語の起承転結があり、ストーリーを楽しんだもの。それが昨今では、アタマから強烈なメッセージを叫ぶか、或いは短い時間でサビに持って行くスタイルが主流となっていきます。
老け込んだ発言をするつもりはありませんが、やはり昔の楽曲の方が落ち着いて聴けそうです。
※トップ画像と記事内容は、音楽ナタリー'22/5/27より拝借いたしました。
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