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ショートケーキを考える件

土日はノンジャンルで。カテゴリーの縛りなく、自由に徒然なるままに…。と言いつつ、今回は金曜日とカブってグルメネタになってしまいました(苦笑)
是非バックナンバーもご一読いただければ嬉しいです
 
Merry Xmas!
XmasではなくX’masだろ?とか、Christmasと書くべきだとか、その議論はまた来年に(苦笑)
 
56歳オヤジの独り暮らしですから、聖夜だからって何がどう楽しみなワケでもなく静かな夜です。
帰省の道中に家人に『何か要るか?』とLINEで尋ねたら、『イブにケーキ食べてないので、ショートケーキが食べたい』と宣いますもので、京都駅の伊勢丹に立ち寄ってみました。いわゆる、デパチカですね。
 
とんでもない混雑…
帰省してきた客、帰省するのに手土産を買いに来た客、クリスマスデートのカップル、自分用のご褒美購入客…。どの通路もごった返してます。
ショートケーキは何処に?と彷徨った挙句、幾つもの行列と『最後尾はこちら』の立て札を見つけました。それだけではありません。『〇〇〇の中継点はこちらです』との案内ボードも。行列を連ねると通路を塞いで他店のウインドウの邪魔になる為、所々で寸断して別の場所から並ばせているようです。
 
ざっと見たところ、30人以上と特に行列が長いのが、
“GRAMERCY NEWYORK“(グラマシーニューヨーク)
“HENRI CHARPENTIER“(アンリシャルパンティエ)
“PIERRE HERME PARIS“(ピエールエルメパリ)
の御三家ですね。売場のショーウインドウと行列の最後尾の位置がかけ離れています。
結局、少しだけ行列の短い“ANTENOR”(アンテノール)さんで、それでも20人くらいは並んだわけですが、ようやく購入して帰りました。
 
驚いたのは、その価格。
御三家とそれに準ずるブランドだからなのか、クリスマスだからなのか、それともイマドキはそうなのか…、カットケーキ1個が800円(軽減税率込で864円!)もする。
864円といえば、ラーメン店で味噌チャーシュー麺が食える価格ではないか!
(いや実際には昨今のラーメン価格の高騰により、味噌チャーシュー麺は千円超えの店が増えているという問題もありますが…)
 
昔の(いつの?)ショートケーキ1個250円という時代は兎も角として、せめて500円前後はなかったか…?
あ、後で不二家さんのコーナーを通ってショーケースを覗いてみたら、500円前後で安心しましたが(苦笑)
 
まあ、オヤジが昔を懐かしんで嘆いても仕方ないわけで、先ほど税込900円になんなんとするショートケーキを賞味してみて感じたことは…
軽い!
スポンジも生クリームも、こんなに軽くてさっぱりしたものでしたっけ?
そう、昭和の時代のショートケーキって、生クリームではなくバタークリームを使っていて、もっとコッテリというかベッタリというか、口内にしつこくまとわりつくオイリーさがありましたよね(誰に訊いてる?)。それにスポンジも、もっとドッシリというかズッシリと重くて、今のようにフワフワしていなかった。なにより、砂糖の使用量が減った為か、スポンジもクリームも甘さ控えめですね。
 
昔の甘さを知っている者としては、かつてほどの罪悪感はなくヘルシーにさえ感じます。
油脂分が減り、糖分が減り、ついでにサイズ感も一回り小さくなって(個人の感想です)、お値段は倍増!
 
兎に角、今日のデパチカの盛況ぶりを見た限りでは、日本の『ケーキ』もあながち悪くはなさそうです。
はい、おあとが宜しいようで。

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