『刈り上げ』というと床屋的だが『フェイドカット』というと美容室的になる件
水曜日はオヤジのファッションに関する考察を。
先週、『理容院』(床屋・散髪屋)と『美容院』の違いを書きましたが、その続きというか、私が通っている『美容院』のお話しです。
名古屋市に単身赴任していますが、毎月、京都の留守宅には帰っていますので、基本的には『整髪』は留守宅帰省時に馴染みの美容室(HORICの永野店長)にお願いしています。
『整髪』と書きましたのは、年に8回くらいの『カット』と年1回の『パーマ』を想定した表現で、実は30歳代後半から白髪が過半となっているのですが 50歳を過ぎてからの7年間は『カラー(白髪染め)』はせずにシルバーグレーのままにしています。
先週書きましたとおり、私は物心ついた頃から『美容室』派ですので、『散髪』はしたことがありません…
ただ、大事な会議や出張を前にどうしても帰省タイミングが合わない時もあり、名古屋市で50代の白髪オジサンの髪型をうまく整えてくれる美容室を探していました。
そして、2年前のローカル番組『ぐっさん家』で山口智充さんが紹介していた、ここ『Four Corners Cut Shop』にぞっこん惚れ込んでしまった次第です。
ネットでの紹介文は、自信に満ち溢れたキャッチが溢れます。
なんて大袈裟な!と思われるかもしれませんが、実際、こちらで刈り上げ、もといフェイドカットしてもらうと、今までの安易な刈り上げはナンだったのだろう?という想いに至ります。
従来の『刈り上げ』から受けるイメージ、例えば昭和の公務員だったり植田まさしの漫画のキャラクターだったりという刈り上げからは程遠いものがあります。
実際、京都でお世話になっている永野店長にその話しをしたところ、やはりその筋(=刈り上げ界隈)では超有名店らしく、一度体験したい店としてメモってあるとの由。
紹介文に書いてあるとおり、スタイリストは各自の個室を構えており、アーリーアメリカンな雰囲気のキャビネには各スタイリストが個人で選び抜いた道具と薬剤が並んでいます。
他の客と顔を合わせることもありません。
着席して最初にイメージを相談し終えると、スタイリストが『では、3ミリから10ミリへのフェイドで刈っていきますね』と。
フェイドカットは9割がた電気バリカンを用いるのですが、アタッチメントをミリ単位で何度も何度も付け替えて、完璧なフェイド=長さのグラデーションを実現しています。
私はやったことがありませんが、『スキンフェイド』というメニューの場合は1ミリのアタッチメントも用いて極限のグラデを目指すそうです。
電気バリカンが終わると、鋏でトップ・サイドのカットと、フェイド部分との繋がりを調整。
別ブースでシャンプーして(洗髪も別の個室)、また戻って乾かすと、最終仕上げの前に冷えた瓶コーラがサービスされて休憩。そして仕上げです。
(瓶コーラは、瓶ジンジャエールか瓶オレンジも選択可)
因みにこの8月には2号店も開店され、益々ご盛業が期待されます。
わざわざ名古屋まで刈り上げに、とはいかないと思いますが、『フェイド』という言葉は是非記憶の片隅にでも…
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