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『無果汁』だからって、ホントに一切使っていないわけではないという微妙な規約の件

金曜日はグルメネタで。
と言いつつ、グルメな話題はなかなか登場しない?(笑)

2年ほど前に某家電量販店のネット通販で大きな買い物をしたことがあって、すっかり忘れていたのですが、ポイントが2,000点ほど残っていたのを発見しました。

有効期限は今年の6月末!
すぐに使い切らないと無効になります。
さて、2千円相当のポイントで何を買おうかしら?と思いを巡らせるも、家電ショップなのでスマホの充電ケーブルくらいしか思い付かない。で、なんとなくその通販サイトをスクロールしていたら、食料品酒類清涼飲料まで幅広く取り扱っているんですね… 

一番よく飲んでいた、ドイツの硬水炭酸水ゲロルシュタイナー。ネット通販で安い店から買うと、炭酸が抜けているので要注意!

そうそう、これから暑い夏場を迎えるにあたり、毎年ソーダ(炭酸水)を箱買いしていることを思い出しました!
単身住まいに自転車しかない私としては、重量物を宅配してもらえるのは多いに助かります。こりゃ、炭酸水をポチってポイント消化だな!

イタリアの天然炭酸水サンペレグリーノ

ここ数年、毎回購入するソーダを変えていて、フランスの硬水を使ったミネラル多めのものから、シリカ配合?とかいう怪しげなもの、いろいろ試しております。

シリカ配合のVOX。ところでシリカって何?

で、この夏は?と考えましたが、オーソドックスな国産品に立ち戻ろうかと…

ピュアな無添加炭酸水にするか、レモンフレーバーの炭酸水にするか、ちょっと悩みました。
ウイスキーやスピリッツの割り材に使うか、冷えたPETごとそのまま飲むのか、考えた末にそのまま飲むシーンの方が圧倒的に多かろうとレモンフレーバーの方に。

かくして、段ボールで『サントリー天然水スパークリングレモン 500mlPET』が到着!
早速、冷蔵庫に3本を放り込みます。
お茶PETと違って、飲みたい時に冷えたものがないとガッカリしますので、さらにもう2本を投入。

映りが悪いけど、サントリー天然水Sparkring レモン

そこで、そのラベル表記に秘められた、ちょっとした矛盾に気付いたのです。

『無果汁※』と表記されていますね。

ラベル正面に、『旬!レモン』、『もっと搾りたてへ!』。
ラベルサイドに、『無果汁』。
ラベル裏面に、『原材料/ナチュラルミネラルウォーター、有機レモン果汁、炭酸、香料、酸化防止剤(ビタミンC)、栄養成分(100mlあたり)/エネルギー0kcal』との表示が…

『原材料名』には『有機レモン果汁(イタリア産)』と表記…

『旬な有機レモンを搾りたてで使用!』ということかと思いきや、『無果汁』だというわけですね。

この謎は…、
私は『業界』に居りましたのでよく存じ上げておりますが、一般の消費者はきっと混乱されるでしょうから、少し解説しておきます。
日本国内において、清涼飲料の『果汁入』・『無果汁』表記の規定があります。それは、景品表示法に基づく告示(無果汁の清涼飲料水等についての表示)であったり、業界の自主規制ルールである公正競争規約であったり。

 具体的には、
果汁が5%未満の場合は「無果汁」とするか、あるいは正確な果汁量を「果汁○%」と明瞭に表記すること』とされており、『アレルギーなどの健康被害を起こす可能性のある果汁については、果汁1%未満であっても「無果汁」とせず、小数点以下の数値で表示することが推奨される』とされています。
なおご参考までに、「果汁10%未満」という表記は、果汁が5%以上10%未満の場合に使用されます。

従って、メーカーとしては『旬の有機レモンを搾りたての状態でブレンドしてますよ~』とラベル表面でアピールしながらも、規約に従って『でも表示は無果汁なのよ~』という表記になっているわけです。
なかなか微妙な問題ですね。

ついでに言えば…、
あ、こうやって話しを拡げるから文字数が増えてしまう(苦笑)
なので、続きは来週に譲ります。
来週のネタは、このラベルに描かれている美味しそうなレモンのイラストについてです!

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