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『シニア毛』をケアして『清潔感のないおじさん』を脱したい件

『シニア毛』なる新語?を初めて見ました。
男性専門の医療脱毛専門院「メンズリゼ」が数年前に発信した造語で、いわく、『それまではあまり気にならなかった耳や眉などの毛が、40歳前後から長く伸び続けてしまう現象』のことらしいです。

そういえば、2019年6月放送のNHK番組『チコちゃんに叱られる!』で、『おじいちゃんの眉毛が長いのはなぜ?』というお題をやっていて、リアルタイムで観ていました(毎週土曜日の朝はたいていチコちゃんで勉強しています…)。

その時のチコちゃんの答えが、『抜けるのを忘れちゃうから!』というものでしたが、もう少し詳しい解説を聞くと…

・眉毛は成長しすぎると目に掛かって視界の邪魔になるので、本来は伸び過ぎてはいけない
・その為、眉毛は通常1cm程度まで伸びると自然と抜けるようになっている
・ところが眉毛のサイクルは短くて、50歳を過ぎた頃から毛を作る細胞が老化する
・すると通常なら1cm程度で抜けるはずの眉毛が抜けずに伸び続けることがある

こんな事情で、村山富市・元首相のような立派な?『おじいちゃん眉毛』が出来上がると…

ちょうど50歳の頃に、職場で1つ歳上の上司でしたが左右の眉毛が15mmくらいに伸びていて、『整えないんですか?』と声を掛けてみたところ、『えっ? せっかく貫禄出てきて喜んでるのに!』と言われてしまい、『あ、余計なこと言ってスミマセン!』と謝ったことがあります。

人それぞれですので美醜感覚の違いは認めざるを得ないものの、なにかと毛嫌いされ揶揄されがちな『おじさん』が少しでも『不潔感』を払拭し、イケオジとは言わないまでも『若々しくて素敵なオジサン』である為にも、やはり眉毛はある程度、整えておくべきだと個人的には思っています。

整えるといっても、ヒゲ剃りに較べたらずっと簡単なことです。
理容室でも美容室でも『眉カット』とお願いすればよいだけですし(店によっては500円程度の追加料金が掛かります)、自分でやるなら100均ショップで『コーム付き眉毛ハサミ』を買って、月に2回くらい、1回3分ほどできれいに整えられます。(眉毛ハサミは長さを整えるだけで、眉の形をキリっと整えたいのであればプロにお任せする必要がありますが、今回はそこまで求めておりませんので…)

さて、話しを『シニア毛』に戻しますと、『おじいちゃん眉毛』に次いで気になるのが、『鼻毛』と『耳毛』です。

上司や同僚が会議中に、或いはデートの時に彼氏が、口ヒゲもあごヒゲもきれいに整えているのに鼻のあなから1~2本、或いは数本の鼻毛がハミ出していた日には、会議の発言も甘い囁きも一向に耳に入ってきません。デキる上司としての尊敬も、百年の恋も、その鼻毛で醒めてしまいます。

しかも、人によっては50歳過ぎから、鼻毛にも白髪が混じる。
鏡を覗き込んで白鼻毛を見つけた自分も哀しいが、それを至近距離で見せられた相手はもっと悲しいです。

これについても、100均ショップで構いませんので先端が円く加工された『鼻毛切りハサミ』で、月に2~4回は手入れしてみましょうよ。

時々、通販等でドイツ製のバネ式や電動式の『高級鼻毛カッター』とかも売られていますが、何千円であろうが要するに定期的にやるかやらないかです。100均のハサミで充分です。

私は、『鼻毛切りハサミ』に加えて『毛抜き』(棘抜きに使う小さなピンセット)を使ってマメに抜いたりもしていますが、あまりお薦めはできませんね。無理に引っこ抜いた毛穴に雑菌が入ると化膿してきますので、こまめにカットするだけで充分かと思います。

私の場合は、過剰に手入れし過ぎとも言われています。
毎年の人間ドックで『経鼻内視鏡』といって胃カメラを鼻から入れてもらうのですが、挿入する前からモニターの映像を見られますもので、先生から『きれいな鼻の孔ですねぇ。ちょっと鼻毛、切り過ぎですね。吸い込んだバイキンが素通りして気道に行っちゃいますよ~』と指摘されています。やはり鼻毛にはフィルターとしての役割は必要ですね。

さて、眉毛・鼻毛ときて、問題は耳毛です。
朝10時過ぎのコメダ珈琲店で常連4人集まっては病気自慢し合っている高齢男性陣の、約6割の方の耳の孔から、数本の耳毛が生えています(筆者調べ)。
耳珠じじゅ』と呼ぶのでしょうか、耳の孔の手前の突起周辺から、もしくは耳の孔の入口から、1~2本といわず数本の毛の束が見える人も居ます。

眉毛の場合は、先ほどの上司のように伸びた眉毛を『貫禄』と勘違いしている目出度い確信犯もいらっしゃるのでしょうが、耳毛の場合は、自分では鼻毛よりさらに見えないだけに、気付かずに放置している人も多いように思います。
シニア毛と言いつつも、40代のミドルであっても時々は耳毛のチェックをすべしと申し上げておきます。

そういえば私が50代半ばの時に、耳の奥でカサコソ音がするもので不気味に思って耳鼻科に診てもらったところ、『抜け落ちた耳毛が鼓膜付近に落ちている』との診立てで、その場で細長いピンセットで除去してもらいました。自身の耳毛が自分を攻撃しているという事態がショックでした…

さて、一連の『シニア毛』として、あと何に触れておきましょうか?
そうそう『乳毛』…、
読み方がもうイヤですね。『ちちげ…』(苦笑)

想像つくとは思いますが、乳首(乳頭)周りの乳輪(乳暈にゅううん)辺りに、これまた1~2本ないしは数本が生えてくる。
これ、男性のみならず、女性でも若い頃から、特に更年期から性ホルモンバランスが崩れて男性ホルモンが優勢になると生えてくるらしいので厄介です。
『抜くとバイキンが入ってよくないよ』と分かっていつつも引き千切るように抜いている人のなんと多いことか…(笑)

いずれにせよ、眉毛も鼻毛も耳毛も乳毛も、若い頃は気にしたことなかったのに、40歳あるいは50歳を過ぎた辺りから急に気になり始める。自分のを見つけて焦ることもあれば、他人のを見て『俺は大丈夫か?』と気になることもある。え? 気にならない? いや、気にしてください!
それが、『イケオジ』への近道と言わずとも、少なくとも『嫌われるオジサン』を避ける道にはなりますので…

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