『満月堂』さんに感服満足させてもらった件
3週間に亘って書籍『サープレ!』について紹介してきましたが、いや『サープレ!』の紹介は最初だけで、あとの2回は私が書いた妄想コラムの押し付けでしたが…、久し振りに通常モードのブログに。
ご存知の方もいらっしゃいますが、昨年の11月から stand.fmというアプリを使ってネットラヂオでの配信を始めました。
プロティアンキャリア協会のシニアラボのPR活動の一環としてお誘いを受け、毎週日曜日の夜9時から、ほんの10分ですがキャリアに関するあれこれを好き勝手にお話ししています。
このブログと並行してやっていますので双方のネタ探しがたいへんなのですが、ここ何ヶ月か『ブログで書いた内容をキャリア視点から解釈して書き直して喋る』という手法を編み出し(苦笑)、それで凌いできた部分があります。
で、今回のブログは逆の手法で、『ラヂオで喋った内容からキャリア云々を除去して単なる日記としてブログに認める』というスタイルで書いてみることに…
いやいや、そんなに大袈裟なモンじゃない。
とあるアマチュア親父バンドの鑑賞日記です。
6月のとある土曜日、『おやじバンド』のライブイベントを観てきました。
イズミヤ京都六地蔵店のイベントホールで開催された、オジサン4人のフォークライブです。
プロのユニットではありませんが、アマチュア以上。
いや、もうセミプロ!
歌唱も演奏も、プロです!
今回はイズミヤでしたが、毎月何処かでなんらかのイベントに呼ばれていらっしゃる、京都・滋賀の方では有名なユニットです。
バンド名が『満月堂』といいます。
京都で『満月堂』、もうまるまる老舗の和菓子屋みたいですが、オジサン4人のフォークバンドなんです(後で調べたのですが、満月堂のレギュラーは3人で、あと適宜サポートメンバーが加わるようです…)。
リーダー(バンマス)の東山六峰さんが71歳で、あとの松下健一さんも池本司さんも60代半ばの方々、まさに立派なオジサンたち。
同じ職場の上司が部下を誘ってサラリーマン時代から活動されていて、もうすぐ結成20周年といいますから息の長いこと。
年齢からしてもう定年退職されているのですが、今でもメンバーはリーダーのろっぽーさんに敬語で話し掛けています。
『もうサラリーマン時代の上司と部下じゃないんだから、ええ加減、敬語やめたら?』
とかMCで話してました。もちろん、毎回やってるお決まりのMCではありますけど、やっぱりなんか昭和のサラリーマンの哀しいサガを感じます。
今回のイベントテーマが、『古き良き70年代フォークコンサート』。
観客の年齢層としては私の少し上の世代、ちょうど60代の方が思春期に聴いて育った時代の名曲ばかり。
吉田拓郎、ふきのとう、伊勢正三、シグナル、さだまさし辺りのフォークソング。
選曲のセンスがいいなぁと感じました。
時節柄、梅雨でもありますので『雨の歌』特集。
吉田拓郎の雨の歌から始まって、松山千春の『銀の雨』、伊勢正三の『雨の物語』とか。
それと、『二十歳のめぐり逢い』の後に『22歳の別れ』を続けて持ってくるとか(笑)
あと、歌唱や演奏にも増して、MCがバツグンに上手。
関西人だから?
深夜ラジオ世代だから?
これが冒頭の挨拶。
次なにかの機会にパクって使おうかとメモりました。
それと、高齢者イジリがいいですね。
綾小路きみまろや毒蝮三太夫を彷彿とさせるジジィババァ弄り。
イジられてる方の観客が、実に楽しそうに、元気に笑っています。
これからの高齢化社会、こうしたイベントにもどんどん元気なシニアが参加されるわけで、こうした年寄りイジリは品よく、またシニア層へのリスペクトさえ失わなければ、場も和むし、ほっこりするなぁと感じた次第であります。
一方で、70歳前後のバンドだとは思えないくらい、『若いなぁ』と感じた場面も。
まず譜面台の歌詞カードが、全員iPadです。
だから、リクエストを受けても、紙の歌詞カードをあたふた探すんじゃなくて、iPadをタップして即座にその曲が出てくる。
それと、個人的にツボったMCが…
というわけで、1時間超のミニライブを堪能した後のオリジナルCD即売会。
仕方ない、2枚買って帰りました。
ま、今回のチケット代代わりですね。
満月堂、
京都市周辺~滋賀県・奈良県辺りのイベントを中心に活動されていますので、そのエリア以外の皆様にはライブは難しいと思いますが、Youtube等で見掛けたら是非チェックしてみてくださいませ。
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