ええ歳こいて初めて社外のセミナーに『登壇』した件
曜日ごとのカテゴリー、月曜日は本題であるキャリア系のお話しです。
キャリコン(国家資格キャリアコンサルタント)取得時の恩師が主宰する『マルシェ』で、セミナー1枠の講師を務めさせていただきました。
恩師とのご縁で繋がるキャリコン資格保持者が仮想ミーティングルーム(oVice)に集い、3人の講師が自由な演題でセミナーを繰り広げる、素敵なイベントでした。
終わってからの懇親会では、
『私もメンタルヘルス2級、持ってますよ!』
『プロティアンキャリア・ファシリテーター、狙ってるんですね。私は既に取得しています!』
『社労士、断念されたんですね。私もです、難しいですよね!』
といったマルチライセンスに関する情報交換もできました。
祝日の午前の『マルシェ』で持ち時間が約1時間、自身が最近考えていることをつらつらをお話しさせていただき、『登壇料』として幾許かの報酬を拝受しました。
今の会社に新卒で入社して33年ほどになりますが、会社からの給料・ボーナスや諸手当以外に、他所から報酬をいただけたのは初めての経験です。
いや、単に『収入』という観点で言えば、初めてではありませんね。
以前に紹介しましたが、昨年末からスキル販売サイト『ココナラ』に登録し、自身のキャリコン受験対策を文書+書画にまとめた『キャリコン試験必勝法!』を出品してみました。
これ、厳密に言えば『スキル販売』ではなく『執筆物の販売』に近いわけですが、ぎりぎりココナラからは指摘を受けていません…。
おかげ様で、目標の10名には届かないものの約3ヶ月で9名の方に購入いただき、喜んでいただけました。
具体的には、これによる売上が計20,500円で、事務手数料を差し引いた収入額が 15,990円。若い頃から執筆活動に憧れていた自分にとって、自身の創作物を販売して対価を得ることができた、嬉しい体験でした。
そして今回のセミナー登壇。
web経由とはいえ、見知らぬ方の前で自身の作った資料を用いて講義を披露し、おひねり程度であっても報酬を頂戴する。感動すべき体験をさせていただきました。
こんな話をすると、中高の同級生からこぞって馬鹿にされそうな気がします(苦笑)
同級生の多くは、大学教授であったり研究者であったり医師であったり、或いは大企業の経営層であったりして、若い頃から日常的にセミナーに登壇したり執筆活動をしたりして、それによる副収入が当たり前のようになっているようです。
ただ、一般的な企業に宮仕えのサラリーマンの場合、『副業・兼業』を公式に認めるところはあまりなかったのが実情で、ここ数年でようやく『アベノミクスによる働き方改革』の流れもあって『副業認可』ないしは『副業奨励』へとシフトし始めた頃かと思います。
かくいう私も、キャリコン資格およびアンガーマネジメントファシリテーターの資格を得たタイミングで所属上司を通じて親会社(ホールディングス)の人事部に『副業申請書』を提出したところ、『保有される資格を活かした素晴らしい兼業プランだと思います。会社として応援しています!』とのメールが返ってきた次第です。
私の『兼業申請書』には、下記のようなことを記載しました。
実際にはその前半部分、すなわちキャリアコンサルタントとしての相談実績や、アンガーマネジメント研修の講演は、残念ながらまだ1回も実現していません。
それでも、『必勝法の執筆による受験者支援』や『有資格者に対する情報提供』等で世の中に自身の存在を示す機会を頂戴し、その対価を得たことは、これからのキャリアデザインの中で大きな一歩であり、大きな自信に繋がる体験であったことは間違いありません。
講演会1回で謝礼ウン十万を受け取られる教授諸氏、ベストセラーの健康関連書籍1冊で印税ウン百万円が振り込まれる医師諸氏とは2ケタも3ケタも異なるちっぽけな体験でしたが、これからの『会社に頼らない』、『自身でデザインし切り拓いていく』自分のセカンドキャリア・サードキャリアに向けて、小さな第一歩を踏み出した日でありました。
最後に、今回の登壇のお話しをいただいた時に、集客がどうの対価がどうのとウジウジしていた私に対して、恩師からいただいたひと言を。
『集客人数ではなく、実践するのみです。』