JIROさんのおかげで社内のファッションセミナーに登壇した件
3週間振りに、オヤジのファッションについてのお話し。
先日、『オヤジのファッションについては現在、仕込み中のプロジェクトがありますので、それが成功したら書かせていただきたいと思います』と宣言していました。
そのプロジェクトを、宣言通り3/24(金)に実行しましたのでちょっとご報告を!
このブログにも何度か登場いただいています、おじさん専門イメージコンサルタントの坂井二朗さん、通称JIROさんと、うちの社内セミナーでコラボさせていただきました。
と言っても、何のこっちゃ?というお話しですので、順を追って説明しますと…
まず、うちの会社には、社員同士が自発的に交流し知見を広げることができるカジュアルな学びの場として、『TERAKOYA(寺子屋)』という社内プラットフォームがあります。
『寺子屋』では、ビジネススキル講座から趣味や特技に関することまで、サイト内で自由に発信し、自らが講師となったり社外講師を呼んだりして、イベントを開催することができます。
その『寺子屋』で、なんとか自主企画のセミナーを立ち上げてみたいと数年前から画策していました。
セミナーの題材は何でも良いわけですが、自分が『社内講師』として語れるジャンルはなんだろう?
クルマ?
ファッション?
プロティアンキャリア理論?
いや、どれをとっても社内とはいえプロフェッショナルないしはセミプロ相当の知識を持った方は社内にもヤマほど居るだろうと、実行には二の足を踏んでいたのです。
そこに、JIROさんとの出逢い。
私と同じ大企業の現役社員でありながら(しかも現役幹部)、アパレル業界との深いパイプを持ってその知識を蓄積し、なんとパラレルキャリアとして『おじさん専門』のファッションセミナーを定期的に開催していらっしゃる御仁。
そんな素敵な方と、キャリア関係の勉強会でお知り合いになりました。
幸いにもJIROさんの方も私のメンズファッションに対する情熱と雑学量を評価してくださり、『日本のオヤジ、特にサラリーマンのオジサンをもっとシュッとさせよう!』と意気投合した次第です。
そんなご縁を得て『寺子屋』への登壇を具体的に考えるようになったのですが、コンテンツのイメージがなかなか固まらない。
最初は、お互いにタウンウォッチングみたいな街のスナップ写真を持ち寄って、『このオヤジのここがイケてる!』だの、『このオジサンはここが残念!』だのと、二人で斬り捨てていくような低俗なものも考えていたのです。
そこへ、私の転勤話が濃厚になってきた。
『寺子屋』のようなクリエイティブなイベントの主宰は、ある程度、本業に余裕があって準備時間を確保できない限りはなかなかうまく実行できません。実際に転勤にでもなれば、慣れない土地で慣れない業務に追われ、セミナー開催どころではなくなってしまいます。
ということで、『JIROさんとのコラボでオヤジファッションを語り合う』というコンセプトを保持したまま、3月中に実行に移すプランを考え直しました。
幸いにも、前にJIROさんがやっていらっしゃるセミナーのサンプル資料を頂戴しており、ほんの数枚ではありましたが、我々二人居ればもうこれだけで1時間は充分に語り合えるな!という確信がありました。
問題は、例えサンプルだとしてもJIROさんが有償で登壇していらっしゃるセミナーの一部ですので、うちの社内講習会で適当にイジってよいものか?という点でした。
そこで社内の事務局に相談し、『社外講師を招く体裁で講演謝礼をお支払いする』という線でJIROさんに打診してみることに…
結果的には JIROさんに快諾いただき、しかもサンプルだけでなく通常のセミナーの『入門編』で使用されている資料を惜しみなく提供いただくこともできました。
ちょっと中途半端になったのは、私の当初のイメージとしてはJIROさんと私のフリーなトークセッションで、共通の題材にあれやこれやツッコミ入れるといった体だったのですが、JIROさんの資料を全面的にフューチャーするとなれば、私からの余計なツッコミは失礼に聞こえてしまう。あくまでJIROさんの進行に相槌を打つ形での参加となるわけです。
その辺を予めJIROさんに投げてみたところ、
『どうぞテキトーに突っ込んでください。貴方となら台本や打合せがなくてもブッツケで幾らでも盛り上げられそうですから』と、とても嬉しいお言葉をいただきました。
それですっかり気をよくして、本番ではJIROさんがシートを映していろいろお話しになる都度、『これもね、私いつも思うんですけど…』と野暮なツッコミを入れて、自身の雑学の多さをひけらかすような進行になってしまいました。
『寺子屋』のイベントそのものはとっても面白く、大好評のうちに終わった(と信じている)のですが、後で先輩に感想を尋ねたところ、辛辣なご指摘をいただいたのです。
『君が知識豊富なのは充分に伝わってきたが、ファシリテーターとしてJIROさんを差し置いて喋り過ぎたのではないか…』
実際、アーカイブを見返すとそのご指摘どおり。
実は当日のリモート会議アプリ(Teams)の設定がイマイチで、JIROさんの発話がちゃんとモニターできず私の方の音量が勝ってしまい、JIROさんの発言の途中で私が割り込んで喋るようなシーンが散見されました。
ファシリテーターとして、いやファシリのつもりはなく二人のトークセッションのイメージだったのですが、それにしても私の声が大きくてJIROさんのトークを遮る形になってしまいました。
そもそも全面的にJIROさんの資料をベースに進めていくとした時点で主導権はJIROさんにあるわけで、そこは私が一歩引いて進行役に徹することが正解だったなぁと反省はしております。
ただ、やはり当初の経緯として『ファッションセミナーをやってみたい!』という夢でもありましたので、これはこれで、JIROさんのお許しさえいただければ大成功だったのではないかと、自分で納得している次第であります。
あら?
肝心のファッションセミナーの内容に触れていませんでした。
また機会を見つけて、ポイントはご紹介しますね。
折角ですので、今回2つだけ。
●スーツは無彩色。まずは紺・グレー・茶系の無地を!
●シャツは無難が一番!まずは白無地、そしてサックス(薄青)系の無地。襟はスタンダードないしはワイドスプレッドカラー。スーツにボタンダウンはNG(ただしアメトラを理解している方はボタンダウンもあり!)
靴、ベルト等についても、書き始めたらキリがありません。
ただ、JIROさんの主張は9割がた私がこのブログに書いてきたセオリーと合致しますので、よろしければ私のファッションブログのバックナンバーもご一読ください。
また気が向いたら、このお話しの続きを…