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500円玉貯金でバイクを買う件

「500円玉貯金」を完遂しました!
人生で4回目です。今回は「自分の還暦祝いのバイク購入」という大きな目標を掲げましたので、過去3回と違って目標金額を50万円と設定して始めました。

「還暦前のオジサンが500円玉貯金とは侘しいものですね…」
との誹り・嘲笑も聞こえてきそうですが、しがないオジサンだからこそ、500円玉貯金でも頑張らないとバイクなんぞの贅沢品を買う余裕はないのですよ(苦笑)

人生で4回目と申しました。1回目は、2015(平成27)年8月に達成しました37万円!
実はこの37万円を貯めるのにどのくらいの年月を要したかが思い出せない。使途も思い出せない…。恐らく、パソコン購入とクルマの車検やタイヤ交換に消えたと思います。

2回目は、2017(平成29)年3月の15万円!
前回の完了から1年半というハイピッチですね。17ヶ月で15万円ですから月@9千円。この時は何を買ったんだろう?
たぶん、スーツや靴を買い足して使い切ったと思います。

そして3回目は、2018(平成30)年5月の14万円!
これもまたハイピッチですね。14ヶ月で14万円ですので「平日に500円玉1枚ずつ」のペースです。この14万円は、生活費の赤字補填に消えてしまいました。貯金しながら赤字を出すとは、本末転倒です…(泣)

そしてその3回目から実に6年と6ヶ月、今回の貯金総額は、目標50万円に対してなんと63万円(正確には631,500円)!
実に計画比126%の快挙です。ただし、月ピッチは@8千円とややペースダウンしました。それでも、過去3回は単身赴任生活で外食やスーパーでの機会も多かったのに比べて、直近1年半は本宅生活なのでコンビニくらいしか買い物はせず。ましてや昨今の「キャッシュレス」の風潮で、千円札を出して小銭の釣銭をもらう機会も減りました。それを鑑みると相当なピッチで頑張った方かと思います。

さて、先ほど「平日に1枚ずつ」と書きましたが、500円玉貯金のやり方には幾つかのやり方があるようです。
一番効果的なのは「毎日必ず1枚!」、或いは先述の「平日に1枚ずつ」パターン。これが励行できれば、毎日1枚なら1年で18万円、3年で54万円、5年で91万円!
平日1枚でも、1年で15万円、3年で45万円、5年で77万円が貯まります。
ただし、天候や体調で部屋に籠る日もありますので財布に常に500円玉が入るとは限らず、すぐに挫折することが見えています。実際には相当難しいかもしれません。

そこで継続しやすいのは、「500円玉が手に入ったら必ず貯金する」パターン。
この方法だと、500円玉がない時はないと割り切り、ある時にはあるだけ貯金できます。デメリットとしては、目標額を達成する期日が見えないこと。用意した貯金箱が満杯になるまで、気長に構えるしかありません。

今回は、最初に50万円という目標を定め、100均ショップで「30万円貯まる貯金箱」を1つと「10万円貯まる貯金箱」を2つ用意したわけですが、6年掛かりで先日ようやく満杯になったという次第です。

さてその100均ショップの「●●円貯まる貯金箱」ですが、表示に対してけっこう誤差があるようです。1回目の「30万円貯まる」では 372,000円(表示比124%)、2回目の「10万円貯まる」では約 150,000円(表示比150%)3回目の「10万円貯まる」では 約140,000円(表示比140%)。ここまでは全て透過性のある樹脂製。
そして今回は、「30万円貯まる」(アルミ製)に330,500円(110%)、「10万円貯まる」(樹脂製)に162,000円(162%)、「10万円貯まる」(アルミ製)に139,000円(139%)、合計で 631,500円(表示比126%)という結果になりました。同じ樹脂製の「10万円貯まる」でも前回とバラつきがあるのは、購入時期による製造メーカーの違いや詰め込み方(振っても殆ど動かないくらいギッチリ詰めていますが)の違いかと思いますが、概して「30万円貯まる」よりも小型の「10万円貯まる」の方が誤差が大きかったのが興味深いところです。いずれにせよこの上ブレ分は、コツコツ頑張ったご褒美としてボーナスを貰えたようで、金額を数える時になんとなく嬉しいものです。

さて、その金額を数える作業についてですが…
今回は100均ショップで500円玉用のコイン計量ケースを用意しました。ケース1本に500円玉をぎっしり詰めて50枚、25,000円になります。そこから20枚・10,000円分を一塊として机に並べます。これでビジュアル的にも数えやすくなりますね。
特に、貯金箱に表示された目安の金額を超えてからの枚数カウントは、幸せなひとときです。

問題はその後、この膨大な枚数の500円玉をどうやって銀行に預け入れるかです。
単純に考えれば、コインを袋詰めにして通帳と一緒に銀行の窓口に預ければ済みそうな話ですが、昨今、そうは簡単にいきません。
殆どの金融機関で、300枚までの取扱いは無料(ゆうちょ銀行は100枚まで)ですが、500枚までは550円、1,000枚までなら1,100円等の「硬貨取扱手数料」が発生します。今回の63万円強でいうと500円玉が約1,300枚ありますので、手数料だけで1,650円になってしまうのです。
既に貯金箱やコイン計量器で数百円を費やしていますので、これ以上の経費は避けたいところ。

ならば、ATMでは?
UFJや三井住友等、大手のATMを調べましたところ、まず、硬貨を取扱うATMコーナーが極めて少ないことが判明。そして硬貨取扱機であっても、「1回の投入枚数は100枚まで(500円玉は75枚まで)」と書かれています。
そこで、予め自宅で60枚ずつに分けて、これまた100均ショップで購入した「小分け袋」に入れておくことにしました。

さて、ATMでは1日の預入れ金額は最大で50万円までなので、60枚入りの小分け袋なら16袋の投入が可能なのですが、実際にはそうはいきません。
何故なら、500円玉1枚は7.0gありますので(2021年以前の旧硬貨は7.1g)、1袋60枚で420g、それが16袋あると約7kgにもなり、電車通勤で勤務先近くのATMまで運ぶことができないと…
なので、現実には1日当たり60枚入りの小袋を5つ、つごう300枚=15,000円を預け入れるという作戦になります。これでも計2.1kgと、緑茶の大容量PETボトル並みの重量であり、約2kgのノートパソコンと合わせればトートバッグの持ち手が千切れそうなくらいの重さになるのです。

加えて!
いざATMに対峙して預け入れの段ですが、基本的にATMは硬貨の受け入れに優しくありません。多くの機械で硬貨投入口は細いスリット(縦穴)になっていて、60枚のコインを一気に投入するのは至難の業です。そこはちょっとしたコツで投入口が全開しますので、そこにジャラジャラと全投入します(コツは各自で見つけてみてください(笑))
そんな作業を5回ほど繰り返し、つごう15万円が預け入れできたら、その日のミッションは終了です。今回の場合、それを4日も繰り返しました。その為に早起きして、通勤電車を1本繰り上げています(苦笑)

とまぁ、こんな感じで6年掛かりの63万円を無事預け入れ、もともとあった10万円と貯金箱に入りきらなかった端数の500円玉とを合わせて73万円強の通帳残高となりました。
そこから、当初の予定通りバイク(125cc)を購入する為、手付金としていきなり50万円を現金で引き出します。
貯めるは難し、使うは…
一瞬ですね。

正直、世の中はキャッシュレスです。
コンビニで650円の買い物をした時に、1,150円を出して「500円ちょうだい!」と言い続けてきましたが、もはや限界です。
500円玉貯金は、日々の負担も少なく効果的ではありますが、今回で最後になるかと思います。なので、敢えて詳しく書かせていただきました。
私自身は多分もうやりませんが、皆さま(誰?)にはお薦めさせていただきます!

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