TOYOTA発表会の新色を見て『プリウス、お前もか!』と落胆した件
木曜日は、クルマ談義です。
クルマのボディカラーについては、何度か書いたかと思います。
前回は艶消し塗装(マットカラー)について、自己主張は認めるものの、夜間の視認性が悪く事故率が高そうな点について指摘しました。
今回は、最近流行の『サンドカーキ色』と『ポリバケツ色』と『水道管色』のうち、『水道管色』についての個人的見解です…
尤も、『水道管(塩ビ管)』や『セメントカラー』ではオーナー様にも余りに失礼かと存じますので、『グレー系』と表現しましょうか。
昨日、TOYOTAから新型PRIUSのWorld Releaseがありました。
電気自動車ではなくハイブリッドを貫いた事、よりスポーティかつ低燃費を実現した事、よりスタイリッシュにLow & Wideになった事等、様々なアピールポイントがありましたが、私が注目したのは、黄色い 2.0L PHEV(prototype)と並べて展示された、グレーの 2.0L HEV(prototype)のボディカラーです。
昨今、街中でグレーボディのクルマを見掛ける機会が非常に多くて気になってはいたのですが、TOYOTAが満を持してリリースした新プリウスにも、とうとうグレーが採用されたか!といささか興奮、かつ落胆も感じました(あくまでプロトと書いてありますので、国内の市販ラインナップにグレーが採用されるかどうかは未定です)
実は、グレーは世界的にはここ数年のトレンドで、日本でも有名な輸入車の多くのモデルにグレーが採用され、正規輸入されています。
それに倣って国内メーカーでも、SUBARU・MAZDA・HONDA、そしてNISSANまでもがグレーを純正ラインナップしてきており、今回、ようやくTOYOTAも追随した流れにも見えます。
従来、この系統の色といえばシルバーでした。
シルバーにも、ライトシルバーからダークシルバーまで濃淡ありましたが、その中でも濃いめの『ガンメタ』という色が流行した時期もありました。ガン=銃のような冷たく落ち着いた輝きを持つ渋めの色で、正式にはガンメタリック・グレーです。
そこから、最近はグレーを切り離して考えるようになったかと思います。
アクサルタの『世界の人気自動車ボディカラー調査報告書』(2021年)によりますと、世界的にはグレーが人気第3位(19%)であるのに対して、日本では第5位(6%)に留まっているとのデータがあります。
世界的には少ないとはいえ、私個人的には、赤と同等かそれより多いことに驚きです…
個人的には…、と書きました。
あくまで嗜好品ですから自由ですし、流行っているなら乗っかればいいとは思います。
私としては、クルマに乗る時は晴れやかな気分で乗りたいので、なるべく曇りや雨よりも青空の下で映える色がいいなとか、夜でも目立って被視認性が高い方が安全かなとか、そういう風に考えていますので、グレーカラー、特にノンメタリックのソリッドグレーは選ばないかなと思います。
ただ、プリウスの純正カラーになったということは、これから流行るだろうことは断言します!(苦笑)