adidas Stan Smith、10足目を履き潰した件
多くの方がご存知のスニーカー、adidas Stan Smith(スタンスミス)…
私は19歳か20歳頃から履き続けてきましたが、今、履いているものは私が買い替えてきた Stan Smith の記念すべき10足目!
2021年頃に買ったものになります。
仮に、新品の美しさを10点として、廃棄手前の汚れた状態を3点、傷んで廃棄する状態を1点とすると、上の写真、どのくらいの使用感に見えますか?
多少、煤けてはいるけれど、傷みはないし、まぁ5~6点くらいの使い古し感ですかね。
少なくとも『捨てる』というレベルではないように見えますね。
ところが、昨日履いたのを最後に、これ捨てちゃうんですよ。
その答えは、靴裏にあります。
ご覧のように両方のかかと部分が完全に穴あいてる…
水溜まりにでも入ろうものなら、一発で靴下まで浸水してきます。
上側はまだまだ使えるのに、ソールの減りが激しいが為にゴミ箱行き…
ビジネス用の革靴なら、何度でもヒール交換したり、高級靴ならばソールを張り替えたりしながら永年愛用するのですが、やはりスニーカーですので、そこまでは頑張りません。
勿体ないですが、ここまで穴あいてしまったらバイバイです。
私は他人様からよく、『歩くの、速いですね~』と言われてきました。
『歩行速度4.8km/h』と言われる不動産屋さんから、転勤・転居で物件探しの度に驚かれます(苦笑)
走るのは遅いのに歩くのが速い。
それも爪先で地面を後ろに蹴って進むタイプではなく、踵をドンと踏みつけて踏ん張りながら推進していくタイプ(後輪駆動?)なんでしょうね…
さて、生涯10足目の Stan Smith を捨ててしまって、困らないのか?
安心してください!
既に11足目は昨年購入して、今日から履き始めています(笑)
さて、件の adidas Stan Smith ですが…
1970年代にドイツ・アディダス社から発売され、半世紀以上も不動の人気を誇るレザースニーカーです。
NIKEの Airソールが登場して以来、『ハイテク』系のスニーカーがもてはやされる昨今にあっても、『ローテク』系のスニーカーとして世界中に老若男女問わず多くのファンが居ます。
1991年に『世界で一番売れたスニーカー』としてギネス認定されたものの、2012年には一旦終売。世界中で復活の声が高まり2014年に発売再開して、従来よりもさらに人気が高まりました。
因みに商品名の Stan Smith とは、アディダス社が契約していた名テニスプレーヤー Stanley Roger Smith氏の愛称。1946年生まれ、現在77歳でご存命です。
もともとは1964年にフランス人テニスプレーヤーの Robert Haillet氏のシグネチャーモデルである『ハイレット』をスタンレー氏が愛用して活躍したことから、彼のイラストとサインを入れて『スタンスミス』と改名して発売したものです。
ハイレットさん、ちょっと可哀そう…
お好きな方にはよく知られていることですが、現在、日本国内で流通している adidas Stan Smith には、2種類が存在します。
世界標準仕様の『original』と、ABCマート仕様の『廉価版』の2つです。
私自身は20歳頃から11足の Stan Smith を購入してきたわけですが、恐らく前半の5足くらいが『original』で、その後、ABCマート仕様です。
価格が15,000円以上もして学生にはなかなか厳しかったのが、ABCマートで取扱いが始まってからいきなり1万円を切って買えるようになって驚いていましたが、ABCマート向けに品質や仕様が差別化されていると知ったのは、ここ数年のことでした。
『original仕様』と『ABCマート仕様』の違いは、ネットを探せばあちこちに紹介されていますので割愛しますが、1点だけ、注意すべき点があります。
アッパー素材について、『originalは天然皮革、ABCマートは合成皮革』と説明されているサイトが多いのですが、2021年にadidas社が『SDGs=環境保護』の観点から天然皮革を使用せずリサイクル素材に切り替えることを宣言しましたので、現在、販売されているオリジナル版の Stan Smith も合成皮革ということになります。
品質表示は『タンブル合成レザーアッパー』と書かれていますが、タンブルとは細かい皺加工のことで、これがスムーズ仕上げのABCマート品との区別の1つではあります。
ま、最も遠目に分かりやすい差異としては、アッパーサイドに金文字で『STAN SMITH』と斜めに書かれているのが original ということは間違いありません!
さて、冒頭で愛用の Stan Smith の靴底穴あきのお見苦しい画像を貼りました。
Stan Smith のソールが特別弱いのではないか?という不安を感じられた方の為に、現在併用している、これまた世界中で大人気の『NIKE Air Force1』のソール写真も添えておきますね(苦笑)
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