『大御所シンガーソングライター』の引退ラッシュを哀しむ件
火曜日は、音楽についてあれこれお話しする日。
吉田拓郎(76歳)が、アーチストとしての『引退』を発表しました。
7/21(木)放送予定の『LOVE LOVE あいしてる 最終回・吉田拓郎卒業SP』が最後のテレビ出演になるようです。
アルバムは、7/29(金)発売の『ah-面白かった』がラスト。
ラジオも、『吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD』が年内で終了する予定とアナウンスされています。
1970年のデビューから52年のアーティスト活動にピリオドを打つ、と各所で表明しています。
1975年に拓郎とともに『フォーライフレコード』を立ち上げた井上陽水(73歳)もまた、引退が囁かれています。
2019年に歌手活動50周年の記念ツアーがあったものの、その後は開催されず。
シングルは2018年の『care』の後のリリースなし。
また、40年以上も務めてきた個人事務所の代表取締役を昨年末に辞任(長男に社長を禅譲)。所有する不動産も家族に名義変更し、生前整理を進めているという噂も…
大御所といえば、加山雄三(85歳)。
12月に豪華客船での船上ライブを最後に、コンサート活動を引退すると発表しています。
弾厚作名義での創作活動は継続して欲しいなと、勝手に期待はしておりますが。
その他、引退を発表しているのは、
高橋真梨子(73歳)が今年の全国ツアーを最終と発表。
小椋佳(78歳)も今年の公演を最後に音楽活動から身を引くことを明言されたようです。
あと、あくまで噂であって欲しいな、と願うのは 中島みゆき(70歳)。
『ラストツアー』と銘打った公演がコロナで中断されたままとなっており、このままフェイドアウトで引退するのではという記事もあります。
テレビで観る限り、その歌声も立ち姿も、高齢ゆえの引退なんて考えられないほどのクオリティ…
まだまだ引退という言葉は聞きたくない…
中島みゆきといえば、北海道の後輩であり盟友の松山千春(66歳)。
実はつい先日(6/23(木)・24(金))名古屋公演でしたが、東京出張と重なり観に行くことができませんでした。
松山千春といえば、糖尿病や自律神経失調症、狭心症等を抱え、60歳以降は体調不良と戦いながら歌い続けてきました。ただ、今ツアーは体調も万全でかつての美高音を響かせ、天才ぶりは健在との記事も多く少し安心しております。
美高音といえば、松山千春が敬愛する小田和正も御年74歳…。
入院する度に『引退』の報道がありますが、まだまだお元気に頑張ってくれています。
さて、あとフォーク界の高齢アーチストといえば、アリスと THE ALFEE(笑)
アリス=谷村新司(73歳)・堀内孝雄(72歳)・矢沢透(73歳)
THE ALFEE=桜井賢(67歳)・坂崎幸之助(68歳)・高見沢俊彦(68歳)
6人とも、立派な『前期高齢者』であります。
特に私が40代でナンチャッテバンド活動をしていたアリス。
昨年も今年もデビュー50周年ツアーができていないのですが、来年はやるで~!と明言してくれています。
数年おきに不定期に『復活!』・『再始動!』を繰り返してきたアリスですが、ナマで演奏して歌ってくれるアリスを観るのは、いよいよ来年が最後かもしれません(苦笑)
ご本人たちは、『あと10年!』と心強い事を言ってくれていますが…
自身で作詞・作曲・歌唱をこなしてきたアーチストたち。その創作感性は衰えなくても、歌唱・発声については加齢とともに限界はやってきます。
ましてや全国ツアーともなれば、体力・体調維持が大きな課題となります。
全盛期と較べて、自身の名曲の音程を下げてゆったりと歌う人。或いは敢えて原曲キーにこだわって、それが出なくなった時を潮時と考える人。
考え方もそれぞれですが、去り際はご自身で判断され、素敵な余生を過ごされたらいいと思います。
来年のアリスが、本当に楽しみです。
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