ついやってしまいがちな、報告の罠
上司「で、結局、お客様からクレームを受けた理由は何だったの?」
部下「多分、他店に比べて値段が高かったからだと思います。」
上司「多分?思います?お客様が値段が高いって言ったの?」
部下「お客様と話していて、そう感じたもので・・・」
「報告・連絡・相談」いわゆる、ほうれん草と呼ばれて、仕事の基本といわれています。
しかし、意外と出来ているようで、出来ていないものです。
特に報告業務には、重大な落とし穴が潜んでいます。
それが上記の会話のような、事実と感想が混ざりあった報告です。
特にマネジメント層に報告する場合は、気をつけなくてはなりません。
それは同じ事実をもってしても、見ている視点が違うからです。
現場で働いている最前線の人たちは、基本、どうやったら効率的に取り組めるか、と言う視点で考えます。
モグラたたきでいえば、より効率的に早く、たくさんモグラを叩くことに創意工夫をします。
しかし、マネジメント層はそもそもコンセントを入れなければ、モグラ自体が出てこないのではないか(=問題が解決するのではないか)という視点で物事を見ています。
ですので、客観的に事実を伝えないと、適切な判断に支障をきたきたしてしまうのです。
まず事実を感情、感想交えず伝えます。
その上で私見を伝える必要があれば、「私見ですが・・・」と言う断りを入れた上で伝えると、報告のクオリティーがぐっと上がります。
よかったら、試してみて下さい。
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