COOL STRUTTIN’ / SONNY CLARK
いかがです?
なかなかでしょ!
このジャケットを見ていると“足元だけじゃなく、もっと上の方も見てみたい”という誘惑にかられる貧しい脳ミソが、妄想の迷宮に迷い込みます。
パンプスを履いて颯爽と街を歩く、気位の高そうな女性… Cool Struttin’
ここは、タイムズスクエアあたりでしょうか?
彼女の場合、ティータイムには必ず紅茶。コーヒーとドーナツなんてあり得ません。お酒は、マティーニと決めています。「とりあえずビール!」なんてとんでもない!一杯のマティーニを、時間をかけてゆっくりと味わいます。30分経過しても、ちっとも量が減らないのは、グラスにちょっとキッスをする感じで香りを楽しんでいるからです。
ノーブルな家庭に生まれ、ハイスクール時代はテニス部に所属。カレッジでは、法律を学びました。幼少のころからウォールストリートで働く現在に至るまで、常に男性の視線を感じてきた彼女の口調は、上品で穏やか。しかし、とても冷たい印象と共に謎めいた雰囲気を持っています。まるでお蝶夫人のようです。うわさによると離婚歴があるらしいのですが、果たして真相は…
ああ、いつまでたってもジャズの話に入れません。
さて、妄想を掻き立てるジャケットデザインを持つこのアルバムは、わずか31歳の若さで亡くなってしまったソニー・クラークというピアニストの代表作です。アート・ファーマー(tp)、ジャッキー・マクリーン(ts)、ポール・チェンバース(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)というメンバーは、50年代後半のスター・プレイヤー。本当に Cool!な彼らの演奏はハード・バップと呼ばれるサウンドの代表格。今でも世界中で愛されています。
変な表現になりますが、非常にモダン・ジャズっぽいサウンドに仕上がっていますから、これからジャズを聴いてみたいのだけど…という方の期待を絶対に裏切らないアルバムです。是非、聴いてみてください。
そして、これからビジネスをはじめる人々のためのシェアオフィスSTUDIO 080も、皆さまのご期待を裏切ることのないよう、準備を進めております。今月20日前後から内見できると思いますので、是非遊びにいらしてください。