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NetflixのBabiesが専門的で面白かった件 -What Babies Know-

こんにちは!!
今回も前回に引き続き、NetflixのBABIESからまとめたこと、感じたことを書いていきたいと思います。

前回の終わりは「同じ」「違う」を生後4-5か月で理解しているということで終わりました。この理解は実は人の顔を見るときにとても重要になります。


人の顔を見る


実は人の顔を見分けるということは非常に重要な機能のようです。良く微笑みかけてくれる顔は誰か、近くにある顔は誰か、いじわるする顔は誰か…こうしたいろいろな顔を赤ちゃんが見ているとき、実は成人の脳と同じよう働き、機能をしていると言われています。

また、面白いのは人の顔だけではなく、猿の顔も生後3か月程度までであれば見分けることができる、という研究もあるようです。いったいどのように見分けているのか、ということは番組内で語られていませんが、いろいろな仮定を作ることができると思います。

・母親/父親の認識と区別をするため
・表情から感情を読み取る力をつけるため
・自分に関わる顔を覚える必要があるため
・相手の表情を反射で模倣することにより、表情筋を育むため
・顔と自分の距離を認識して空間認知力を養うため
・物事のきまりを理解するため(人には顔がある)
・生きるために、環境に適応するために顔を見分ける必要が大昔にはあったため

などが仮定できるのではないでしょうか?


ここで不思議なのはどうして赤ちゃんの頃は人の顔も猿の顔も判別できるのに、大人になると判別できなくなるのか、ということです。


刈り込み


人の脳は常に効率よく働こうとします。それにより、無駄なもの、覚える必要のないものは忘れて行ったり、グループ化したりして効率よく楽な方向に持っていこうとします。

およそ6か月程度までは人間の顔の認識は可能とされており、9か月ころから徐々にその認識の力は失われていくとされています。

例えば、欧州系の顔、アフリカ系の顔、アジア系の顔といったようにグループ化がされ、自分が普段接することがない顔はどんどん見分けがつかなくなるようになるようです。

アジア圏ではない人々が東アジアの顔の認識が難しいという話を耳にしますが、それは脳の刈り込みによるものと想定されます。

大人になるにつれて、環境に適応していき、近くにある顔を中心に刈り込みが行われていくということですね。では大人になると、顔の見分けができなくなるのか。僕はそうは思いません。

実際に海外に3年いますが、当初はなかなか区別がつかなかった顔が3年も経てば違い等がわかってくるものです。脳は絶えずその環境に適応しようとする力があるはずなので、こうしたことが起こるのかもしれません。


少し脱線しましたが、赤ちゃんにとって日々目にするもの、顔や風景というのは、例え大人が見てるものと同じだとしても受ける情報量が全く違うのでは?と思います。

顔の構成、だけでなく顔の周辺にあるもの等、見えているすべてのものを処理しようとして、その処理が脳の訓練になっており、刈込が行われ、注意しなくても良いことは注意しない、というようなグループ化や刈り込みが行われていき、段々と適応、成長していくのだろうと予想されます。

脳への情報量、処理量が大人と比べ物にならないので、脳が疲れてしまい、睡眠が必要とされるので、赤ちゃんは睡眠が多いのでは?と考えられてもいます。


面白いですね、生まれてきたときから一人一人違いますが、環境が本当に人を育てるということを考えると、やはりいろいろなものを五感を通じて経験していくということが大事だということが、このことからもわかります。


ということで今回は番組1話目のWhat Babies Knowについて、2回にわたりまとめて、考えてみました。全部で12話くらいあるのでまだまだ書けそうです。


また楽しみにしていてください!


おわり


今回参考にしたもの
・Netflix series BABIES

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