最先端のおむつは交換タイミングをスマホにお知らせしてくれる!!
こんにちは、かっちゃんです!
前回の投稿では、おむつの歴史について書きました!
今回の投稿では紙おむつと布おむつについて、最先端のおむつも最後に触れたいと思います!目次から好きなところを読んでください!
1. 紙おむつ・布おむつ論争は無意味
恐らくこれは永遠に話されるテーマなのかなと思います…紙おむつと布おむつでの育て方で時々論争も起こっているようですが、正直、どちらも良い面・悪い面があるのだから、補うようにして両方使えばいいのに…と思ってしまうのが本音です。(子育てしたことないからわからないんだよ、と言われてしまえばそれまでなのですが…)
それではそれぞれの特徴を書いていきたいと思います。
①特徴
★紙おむつ★
・不快感を感じにくい(吸収性が高い)
・吸収量が多い
・使い捨てなので取り替え→捨てるだけでよい
・大人のタイミングで交換可能
・かさばる
・定期購入が必要
・布おむつに比べて費用が掛かる
・ゴミが多く出てしまう
☆布おむつ☆
・一回の購入で長く使える
・不快感を感じる(排泄タイミングがわかる)
・交換頻度が多い→コミュニケーションが増える
・交換回数が増える
・選択の手間
・吸収力が紙おむつに比べると劣る
②コスト面
★紙おむつ★
1枚当たりの価格:15-25円/枚
1日当たりの価格:160円/日(日当たり8枚)
1月当たりの価格:約5,000円/日
1年当たりの価格:約60,000円、3年間で約180,000円の出費ですね。
*僕が調べた上での参考値です。
☆布おむつ☆
1枚当たりの価格:120-150円/枚
準備枚数:40-50枚→約7,000円
おむつカバー:800-1,000円/枚
準備枚数:10枚→約10,000円
合計:約17,000円
*僕が調べた上での参考値です。
③環境面
★紙おむつ★
・ゴミが多くなる(未使用おむつの4倍の重さになる)
・焼却時の効率を悪くしてしまう(排泄物により)
・紙の再利用化の取組あり
☆布おむつ☆
・洗剤配慮
・雑巾として再利用可能
・水道・電気の使用頻度が高い
・排水が増える
といったような特徴がみられます。
やはりどちらも良い面があり、同時に悪い面(面倒な面)がありますね。大人にも大人のライフスタイルがあるので、どの場面でどちらを使うのか、
というのは十人十色かなと思います。
統計によってかなり異なるのですが、紙おむつのみの使用率は7-8割近く、布おむつとの併用は2-3割、布おむつのみは1割にも満たないという統計が多いです。面白いのは布おむつのみの利用が過去に比べ年々減少していることです。共働きが進んでいたり、手間を考えたりすると、やはり紙おむつが多いのは納得です。
2. おむつかぶれをしないために
生まれたての赤ちゃんの肌は敏感肌!そんな肌がかぶれないようにするためにどのようなことに気を付ければよいでしょうか?
肌がかぶれてしまう理由は一般的に「高温多湿」の状態が生まれるためとされています。この状態になってしまい、さらに3つの刺激が加わるとかぶれやすくなると言われています。
①排泄物による化学的な刺激
②細菌・カビなどによる刺激
③おむつやおむつカバーとの摩擦による刺激
つまり、高温多湿状態をなるべく作らず、刺激を減らすような工夫が対策となりますね。
①皮膚を長時間濡れた状態にしない
②おむつ内を長時間蒸らさない
③皮膚への摩擦を減らす→フィットするおむつ
④おむつを清潔に保つ→保管場所
どうしてもおむつの中は高温多湿になりがちになってしまいます。季節によっても変わると思うので、気を付けていきたいところですね。ただ、おむつ側もどんどん進化しており、吸水性の高い樹脂を使われてたり、その性能も上がってきており、乳幼児にとっても安心なおむつになってきています。
さらに現代技術と組み合わせたようなおむつも登場してきています。最後にその紹介をして終わりにしたいと思います!
3. おむつの交換タイミングをスマホに通知!?
MONITという会社が出しているおむつに取り付けるセンサーがとても画期的だなと思ったのでご紹介したいと思います!
https://robotstart.info/2019/06/21/tgs-monit.html
https://tokyo.en-jine.com/projects/monit
おむつに手のひらないくらいのサイズの円型センサーを取り付けることで
おむつの中をモニタリング。排泄物をセンサーによって読み取り、その連絡をスマホに行うという仕組みです。またセンサーは空気状態をチェック&授乳等のハブ機で充電を行えるようになっています。おむつにはマジックテープで取り付けられるので、基本的にはどんな紙おむつにも対応可能です。
なんと近代的な発想でしょうか…育児の効率化というのは反対意見も根強いかもしれませんが、利便性は必ず必要だと思うのが僕の意見です。この製品は間違いなく、利便性を高めてくれるものだと思います。
ただ身体の繊細部分に常時センサーがあること、及び電波がそこから発信されることは、個人的に少し疑問に思ったりする部分はあります…また、通知が頻繁に来ることによって、「替えなければならない」という強制思考に陥り、ストレスが溜まったりすると赤ちゃん、保護者の方両方に良くないのかなと思ったり…
普及していくことでどんどんとアップデートされていき、個々人に応じたカスタマイズができるようになるといいですね!
P&Gも似たような製品を出していますが、MONIKとは異なり、専用のおむつが必要であったり、利便性はMONIKの方が高そうです。
一部ではIoTおむつ、と呼ばれているようですが、こうした育児製品にセンサーやデバイスが取り付けられることで、ますます育児の効率、選択肢や幅が広がりそうです。
最後に宣伝少し入りますが、ちょっと前に保育×ICTの記事を書いたので、それも読んでみてください!
https://note.com/thark_9/n/ne056d1aef0be
4. まとめ
今回はおむつについて書いてみました!前回の分も合わせると、歴史、紙おむつ、布おむつの違い、最新のおむつまで書きました!
今回はおむつという一つの言葉から、環境問題、保育園の中の問題(廃棄問題、男性保育士によるおむつ交換等)、おむつに使われている素材、最新のおむつ、高齢化問題、、、たくさん学びがありました。本当は社会問題化しているようなことも書きたいのですが、恐らくとてつもない時間がかかりそうなので、頃合いを見てまたアプローチしてみたいと思います。
また次の記事も楽しみにしていてください!
おわり
●今回参考にしたもの●
日本は「IoTおむつ」でトップになれる? “35年は安泰”と言えるワケ
皮膚のバリア機能と『オムツ内のスキントラブル』の原因と対策
赤ちゃんと大人の使用量が逆転 「紙おむつ問題」を考える
保育所等の使用後おむつの持ち帰りについて
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うんちを持ち歩く毎日......保育園で汚れたおむつの持ち帰り、なぜ?
おむつについて
布おむつと紙おむつの比較
紙おむつのしくみ
使用済紙おむつの再生利用等に関するガイドラインについて
紙オムツに関する基礎情報
日衛連紙おむつNews No.47
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P&G、交換タイミングをスマホに伝えるオムツ「Lumi by Pampers」--カメラで見守りも
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乳幼児のおむつ使用の実態と今日的課題
乳幼児のおむつ皮膚炎の有病率とその関連要因に関する文献レビュー
紙おむつと布おむつのメリット・デメリット