✨ひとり旅小豆島編7 二十四の瞳映画村の醤油がくれた幸せ✨
🍀このお話はひとり旅小豆島編1〜6に続いています。よろしければそちらも読んでいただければ幸い☺️🌏💖✨
二十四の瞳映画村は海のすぐそばにある。
少し歩けばすぐ映画村の端についてしまうほどの小さな敷地内。
まずは小学校の教室へ。
さてみなさん、この教室の中で、今の教室と明らかに違うものそれは何?
答えは
🌟机🌟
そう、2人座り用の机。味があっていい雰囲気。
上の写真は職員室。生徒数が少ないから職員室の机もたった2つ。黒電話が懐かしい雰囲気。教室も職員室も、窓からは水色の海が見えて本当に気持ちがいい。こんなところで勉強できたら最高!
昭和のお家のセットをのんびり歩いて覗きながら、その日はとても暑かったので小豆島名物醤油ソフトクリームを売店で購入。海が目の前の木製のベンチに腰をかけ、
一口ぱくっ
これは美味しい。大好きな海を眺めながら、美味しいソフトクリームまでいただけるなんて。最高に幸せの瞬間だ。
芳醇な醤油のいい香りがふわっと口中に広がり、バニラの甘さと、とてもいい相性。
よく道の駅で〇〇ソフトクリームとご当地ソフトがあるけれど、これは今まで食べた中で最高に美味しい。できれば家族に持って帰ってあげたいぐらい。
小豆島の醤油作りのレベルが高いからこその、この美味しさなんだろう。みなさんに是非オススメ。
太陽にジリジリ焼かれ、暑さから逃れるように、冷房のよく効いている二十四の瞳の作者、坪井栄さんの資料館に入った。
人は多面性がある生き物。優しい部分や、強い部分、弱い部分、冷酷な部分、いろんな部分が集まって1人の人間。単純に見えても実は複雑な生き物。どの部分も嘘のない本当の自分な気がする。その自分をしっかり見つめて、どう磨いていくかが人生の面白さにつながっていく気がする。
坪井さんのご主人は政治犯で監獄に入れられたこともあるそう。その獄中の中から子供に宛てた直筆の手紙。出した場所が監獄からとは思えない、子供を思う優しく暖かい言葉がそこに書かれていた。坪井さんの作品の生原稿も展示されていて、その文章は、子供を見守る仏様のような暖かい視点で子供の様子が生き生きと描写されていた。自分の思いを文章に表現する楽しさがその直筆から滲み出ている。そこにはたくさんの学びがあり、ここに来てよかった!心からそう思えた。
最後に二十四の瞳天満宮へお参り。おみくじ好きなので、100円入れて一枚引いてみた。
中吉で、内容を読んでみると、シェイクスピアの言葉が書かれていて
生、人、旅とあり、旅のところには思い出作りのためでなく、未来の素晴らしい旅のために旅の記録を作るよう書かれていた。
実は今こうしてブログに書かせてもらっているのは、このおみくじの神様からの勧めがあったから。これからも書いていこうと思う。
読み終わったおみくじは折りたたんで、大事にお財布のポケットにしまい映画村から出て、観光バスに乗ろうとしていた。ふとバスの横の土産物屋が気になって、少しだけ入ってみる。そこで醤油ソフトクリームにつぐ、美味しいものに出会ってしまった。
お店のお姉さんが
「自分の家でも使ってて、一番美味しいと思うよ」
と勧めてくれた山ひさ1400円、濃い口醤油。
小豆島は丸金醤油が有名なのだけれど、そのお店に置かれている八方だしは
「島内の品評会で一番美味しかったのがこれ」
そう言って、この濃口とは別の会社のものを置いていた。なかなかいい。そういうこだわり好き。私の直感が
『この人の言うことは本当』
そう言っているので(笑)迷いなく購入。というかバスが出発するので慌てて購入してバスに駆け込んだ。
隣の席の人が、私が土産物屋で購入したのが丸金醤油でない醤油だったので、この子、分かってないわねと可愛そうというそぶり。その人は丸金醤油を記念館でケース買いしたそうだ。もちろん丸金さんもいいと思う。だけど、今回の旅はちょっと違うものを試してみたかった。旅の帰りには、手荷物にして高級酒を持っているかのように大事に持って帰った。
そしてお姉さん、ありがとうございます。彼女の言うことは本当だった。元料理人のお友達にも半分こして分けてあげた。それぞれ料理に使ってみた結果、2人とも声を合わせて
「「美味しい!」」
美味しい醤油は、料理全体の旨味を底上げする力を持っている。焼き魚、刺身煮物、吸い物に、少しこの醤油を入れれば、どの料理も前より美味しくなった気がする。日本酒みたいにお値段が高いけれど、お酒が飲めないので、酒がわりにこの醤油をこれからも楽しんでいきたい。お高めの値段を気にしない人は是非お試しを。
さて観光バスの話に戻って、次に向かうはオリーブ公園。そこでびっくり、出会ったのは?!
やはり1人でないひとり旅。
〜続く〜
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