スリランカでアーユルヴェーダからの一時帰国、そして思うこと【DAY134-142】|働きながら世界一周
今回の世界一周の集大成でもある、アイスランドの旅路を終え、デンマークのコペンハーゲンに再度立ち寄った。その後コペンハーゲンから、飛行機でスリランカへ。スリランカで1週間のアーユルヴェーダ体験を経て、日本に再度一時帰国した。
スリランカ滞在については、観光を殆どしていないので、そこまで多くこのブログでは触れないけど、日本に帰って思うところが色々とあったので、それについて書きたいと思う。
1.スリランカ滞在について
スリランカではこちらのホテルに滞在した。
いろんな宿泊プランがあるけれど、私は英語学習とアーユルヴェーダのどちらもできるパッケージプランみたいので予約をして、6泊7日滞在した。
ホテルはスリランカらしい森と川に囲まれた、とても良い環境だった。食事もアーユルヴェーダの食事が3食出てくるし、朝6時からヨガをしたり、健康的な生活を送ることができる。
ただ毎日スケジュールが決められて、午前はアーユルヴェーダのトリートメント、午後は英語の授業が3時間で、なんだかゆっくりできたようなできていないような。これに合わせて仕事もしていたので、普通にハードな毎日だった。
でも久しぶりにあまり移動せずホテルでゆっくりできたのはよかったし、毎日のトリートメントは本当に気持ちよかった。毎日トリートメントを受けながら爆睡していた(笑)
そしてスタッフの人たちも皆さんフレンドリーで親切だった。日本語が喋れるスタッフの人もいたし、私が英語を学習しているのを知っていて英語でたくさん話しかけてくれるスタッフの人もいた。
今回ホテルにしか滞在していなかったので、次回またスリランカ全体を回ってみたい。きっと少しカオスな街並みやエネルギーを感じられるとともに、美しい自然や野生動物たちに触れることもできるだろう。
2.日本に帰国した心境
そして、スリランカから上海の浦東空港を経由して、日本に帰ってきた。
ちょうど帰国するタイミングで気が抜けたのか、飛行機が寒かったのか、いろんな要因もあって、少し重めの風邪をひいてしまった。久しぶりの日本食を食べたら、まさかの味がわからんという事態に陥った(笑)
まあそれは一旦置いておいて、今回帰ってきたときの心境は、5月に1度帰国したときのそれとは少し違っていた。前回は、まだたった1ヶ月しか日本を離れていなかったけれど、日本に着く直前に涙が込み上げてきた。今回は4ヶ月ほど日本を離れていて、よりエモーショナルな気分になるのかなと思っていたら、全然心の波が動かなくて自分自身で驚いた。着いてからの暑さと湿度の高さの方により気持ちが傾いていたからかもしれない。もしくは、この旅を経て、少し自分自身の価値観が変化したからかもしれない。
日本について、自分の家に戻ってきたのは18時過ぎ。もう辺りは暗くて、ヨーロッパの夏の日の長さに比べると、ギャップを感じた。それでも久々の自分の家は居心地がよかった。
3.東京の街を見て思ったこと
帰ってきて、自分の家の周辺や東京の街を歩いたり、電車に乗ったり、日本にいるときに当たり前にしていたことを、また当たり前に実施する。
でも以前私が見ていた景色とは、全く違ったものに見える。なんだろう、熊本から東京に初めて来たときに思った感覚と少し似ているのかもしれないけど、それとも違う気がする。
人で溢れかえっていて、そしてみんな忙しそう。でもそれが当たり前で誰もそんなことを気にしていない。人はとっても多いはずなのに、とっても狭いコミュニティの中で生きているように感じる。
あとは個人的には、女性の体型や服装も、海外の感覚と日本って違うのだと思った。別にどちらが良いとかではないけど、やっぱり日本にいると「細くてスタイルが良いことが素晴らしい」という考え方がより強すぎて、街を歩くと本当に細い人が多い。日本にずっといるとそれが当たり前って思っていたけど、海外から帰ってくると少しそれが変に感じる部分もある。
最近instaで「WHAT MAKES YOU CONFIDENT?」というインタビューをひたすら街の中にいる男女にやっているアカウントを見たけれど、CONFIDENTな人が日本には少ないのかもしれない。同調圧力が強いからなのか、個性を追求している人も少ない。「みんなと同じファッションや髪型をしていれば安心」という人がとても多いと思う。それが良いとか悪いではないけど、そういう文化。
私も世界一周に行く前は、「綺麗でいなければならない」「細くいなければならない」そのような強い思いこみがある人間の1人だった。いまもその気持ちが0にはならないけど、少なくとも自分の心が健康でいることと、姿勢良く笑顔でいられることが大事だと思う。
ということで、なんだかやっぱりそういう文化を少しでもMind changeできるようなことがしたいな。文化なのか、教育なのか、サービスなのか、なんなのか。
4.半年間の海外滞在から得たこと
さて、もともと今回世界一周旅行をするにあたって、大きく3つのアップデートがしたいということを最初のnoteに書いていた。
思考の幅や自由度
トラブルやうまくいかないことも楽しむ胆力
語学とコミュニケーション能力
まだ半年しか経っていないけれど、これらは実際アップデートできたのかどうか、という話。
まず1つ目の「思考の幅や自由度」についてだが、これが本当に大きく変わった。全然変わった。自分でも「そんな変わらんやろう」とあんまり期待もしていなかったけれど、やはり環境は人を変えるものなのだ。先ほど書いた見た目や自信に関する部分も大きく変わったし、いろんな人と出会って話して、いろんな生き方があることを知った。生まれた国でずっと暮らし続けることが当たり前じゃないことも知ったし、海外でのいろんなチャレンジの仕方があることも知った。少なくとも日本での当たり前が、とても狭い価値観で、それに左右されて生きていくなんて、もったいないと思った。
運命みたいなものを信じるか信じないか、少なくとも私は多少の導きのようなものはあるような気がしていて、海外で出会う人たちは、私にたくさんの気づきを与えてくれる人ばかりだった。そして日本の友達や家族の素晴らしさも改めて知ることができた。ちょっとだけ苦しいときに電話で相談に乗ってくれた友達、イギリスとアイルランドで一緒に夜遊びしまくった友達、私のブログを楽しみに読んでくれた友達、皆んなに感謝だ。
2つ目の「トラブルやうまくいかないことも楽しむ胆力」、これもだいぶアップデートされたのではと思う。楽しむまでいけたかどうかはわからないけど、アイスランドでタイヤがパンクしたり、アルメニアの空港タクシーのドライバーの人と喧嘩したり、ウズベキスタンの地獄列車で席を占領してくるおばちゃんと戦ったり、iphoneの充電がなくなって泣きそうなときに優しいベトナム人との一期一会があったり、本当に色々あった。でも、全部旅も人生もドラマなのだ。終わってみたらその出来事も笑い話になる。そして悲しいことはずっと続かないし、その分素晴らしいことがたくさんある。そんな風に、物事を点ではなく線や面で捉えられるように、少しずつなってきたと自分で感じる。
そして何より命や大事なものに関しては、問題なく無事に帰れたことが何よりだ。
最後3つ目の「語学とコミュニケーション能力」。これも多少はアップデートされたと思う。あんまり物怖じせずに海外の人と話せるようになったのは成長だ。だけど、まだまだ聞き取れない、言いたいことを言えないみたいなことは多々あるし、やっぱり毎日少しずつ積み重ねていかないと、これに関してはすぐに伸びるものではないと思った。
だから、今毎日英語を勉強している。これも、海外に行ったからこそ、芽生えた新しい目標だ。正直日本にいたら必然性がないから学ぶモチベーションも少ない。でも、今はもっとちゃんとコミュニケーションがとれるようになりたいという明確な目的がある。そして自分が今後海外に住んでも、日本に住んでも、グローバリゼーションを感じながらいろんな人とコミュニケーションしながら生きていきたいと思う。
5.今後について
このあと、10月13日にまた旅に出る予定だ。
もともと12月までの期間を旅する予定だったけれど、今回はたったの1ヶ月半ほどで、日本に帰ってこようと思っている。
メインで行く予定なのは、ニューヨークと南米。ニューヨークには、最近ハマっているTravis Japanのライブを見に行くのと、学生時代に行ったときに思ったことと、今何を感じるのか、ということを比べてみたいと思う。
南米は、ずっと前から興味があったアルゼンチンとチリ、そしてキューバ、メキシコに行く予定だ。
旅が少し短くなったのは、次なる目標に向けて、日本でしばらく仕事をしたいと思ったから。前々から思っていたことだけど、今回の世界旅行でより強く思った「海外で学びたい」ということ。だからしばらく働いてお金を貯める!
そして、またアフリカだったりインドだったり、行ったことない国や場所に行ってみたいな。
自分の人生がどうなるかまだまだわからないけど、いろんな変化も含めて、今後も楽しんでいきたい。
ということで、また旅行記書きます。