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KANA-BOONが人間を作ります。

↑今日の記事はこれの第2回と思ってただければいです。

そう、好きなアーティスト紹介しましょうねのコーナーです。(そんなコーナーはない)

今回紹介するのはKANA-BOONというバンドです。

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自分の音楽観を変えてくれたのがサカナクションだとしたら、自分の音楽観を作ってくれたのがこのバンドと言ってもいい気がします。

1.どんなバンド?

・メンバー紹介

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谷口鮪(Vo,Gt)

男性の声が高いバンドって結構流行ってると思うのですが、まさにそのバンドの走りだと勝手に思ってます。

音域広すぎる。

もちろん本名ではありません(笑)

ボーカルなのにたまに歌詞を間違えちゃう人と覚えておきましょう。

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古賀隼人(Gt)

自分が好きなバンドの中では、ギターのテクニックは1番なんじゃないかと勝手に思ってます。

彼のギターソロは超一流です。

人気ゲーム実況者キヨとも仲の良いゲーマーと覚えておきましょう。

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小泉貴裕(Dr)

写真から伝わる通りかなりふわっとした雰囲気をしてる人です。ドラムを叩いてる時の真剣顔、そして汗が映えますね。

さらなる減量に向けて努力している人と覚えておきましょう。

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飯田祐馬(Ba)    ※旧メンバー

昨年惜しまれつつも脱退。ですが、KANA-BOONというバンドを語る上で欠かせないベーシストです。

ベースが活きる曲が結構あるのも彼のおかげです、ほんとに。

何かと世間を騒がせがちな人と覚えておきましょう。

・こんな曲を歌っているよ

アニメのオープニング曲、何回かやってるよ!

①NARUTO疾風伝 16期OP 「シルエット」


②僕らのヒーローアカデミア 4期OP 「スターマーカー」

③炎炎ノ消防隊2期 OP 「Torch of Liberty」

あとはNARUTOの映画主題歌や、ゲームの挿入曲、はたちの献血CMソングとか、実はどこかで耳にしたことはあるはず。というバンド(こんな紹介でいいんだろうか)。

2. どんな音楽を作っているの?

細かい紹介なんかはネットで検索したら出てくるので置いといて、ここからが本題。

いわゆる「音楽観」とか、「世界観」的な話になります。

音楽というものがなぜこの世界にあって、そしてその中でどんな音楽が好きなのか、というのは、様々な理由があると思います。

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その中の一つに「そのアーティストの世界観がいいよね〜」って言う人がいると思います。

独特な世界観があったり、壮大なスケールで曲を作っていたり、人間世界からは想像もできない世界を発信したりとか、そのアーティストだからこそ出せる色、というのがあると思います。最初の方に紹介した「サカナクション」は、まさに彼らの独特な世界観が人気の理由だと思います。

が、KANA-BOONはちょっと違います。

彼らの曲には、スーパーヒーローとか、壮大な宇宙とか世界とか、あるいはなんでもかんでも完璧にこなす男の子とかモテモテ女の子は登場しません。

そこにあるのは、等身大の人間世界だったり、どうしても上手くいかなかったり、すれ違ったりする、ごくごく普通の日常です。

そしてそれを、どストレートに、熱い言葉や響く言葉で飾り付けをして、爽やかに歌い上げるバンドが彼らです。

「等身大の世界」というのをもの悲しげに歌い上げるバンドがbacknumberだとしたら(個人的見解)その対極に立っているバンドじゃないかなあ、と思います。

等身大なので、そこで始まる恋愛は上手くいくことばかりじゃないし、アホな男が出てきたり、孤独を感じる夜があったり、単純なように見えて色々な感情が動いている世界とも言えます。

''商店街、街灯がついたり消えたり
僕らにはこれくらいがちょうどいいだろう
どこからが流れてくる音楽を聴いて
「これなんだっけ?」
「んー、わかんないや」
いつか忘れてしまう生き物だから仕方ないが
そんなの嫌だ
だから、君が忘れない
忘れられない歌を作って、歌おうと思った''
―KANA-BOON 『MUSiC』

そしてそのストレートな思いは、今の社会に対しての宣戦布告だったり、力強い宣誓だったりします。

''フィクションの世界なんてファッションだ、着飾って人は核心を隠し生きている
モーションがないぜ、怠惰と消耗ローテーション
文明の進化で退化している脳
エモーションだってリアルなイミテーション
人の本来の感動ってなんだっけ
そんなことだって思い出せなくなるのは嫌だな、嫌だな、嫌だ
未来は暗いようだ
やがては涙も酸性雨になる
廃棄した夢のように錆びてゆくのが嫌だと思うなら
アクションを起こせよ
クラクションを鳴らせよ''
―KANA-BOON『クラクション』

僕のような身の程が知れてる人間からすれば、世界の表現の仕方ってこんなものがあるんだなぁ、と気付かされることばかりで。そんなところから興味を持つようになり、大好きなバンドになりました。



つい最近、彼らのベストアルバムが発売されたのですが、それを記念してインタビュー記事が掲載されました。これはぜひ読んでいただきたい。

この中で「KANA-BOONにしか作れない」ということをメンバーが話している場面がいくつかあります。

まさにそう。

彼らの世界観が十分に表現されていて、しかもそれをメンバー自身が自信をもって(韻踏んじゃった)語れるということ。

曲アレンジのアイデアはピカイチですね。なんでこういうの思いついてしまうんだろう…

ギターはもちろんですが、ベースのカッコいい曲が多いという印象もあります。低音でズンズン響くとなんかテンション上がってきますよね。

低音がよく響く!みたいなイヤフォンとかヘッドホンが最近よく出てると思うのですが、あれとの相性はバッチリ。普通のイヤフォンとそれで聴き比べてほしいレベルです。

あとはボーカルの鮪さんの技量がすごい。僕が初めて聴いた曲「ないものねだり」は、女性ボーカルのバンドと勘違いさせるくらいの高音でびっくりしたのを今でも忘れられません。

アップビートな曲はもちろんのこと、しっとりした曲、聴かせる曲でも全く嫌じゃない、むしろ歌詞がスっと入る感じがします。

…熱く語りすぎてしまいましたかね。どうしても長くなるなぁ。

3.まずはこの曲から聴いてね

言い方は悪いですが押し付けるコーナーです。

音楽って結局聴いてみないとわからんし(そりゃそう)、好むか好まないかはあなた次第!ただし、前述したことも頭に入れて聴いてほしいな︎☺︎

前述した通り、ベストアルバムが発売されていますから、せっかくなのでその中から。

現代のSNSに対する疑問を投げかけた1曲。何がすごいって2013年リリース。まだSNSが広まり始めたくらいに作られた曲です。

これぞ代表曲と言ってもいい、僕の一番好きな曲です。メンバーも思い入れがあるようで、

"かつての劣等星だった僕らも、この曲の通り今では結晶星になれました。このスコアをバンドで練習して、いつか僕らと同じステージに立つ人が現れるのを楽しみに待っています 志を持って生きろよ若者!"―『KANA-BOONのバンバンズババンバンドスコア』より引用

いつか僕も結晶星になれるでしょうか。

爽やかに青春を歌い上げた1曲。これを聴いた後は絶対夕日に向かって走りたくなるはず。

「きっとゴールなんてありはしないさ それでも僕ら 走るしかないのさ」という歌詞には個人的に胸を打たれました。ここで言う「僕ら」には、聞いている人達はもちろん、歌っているKANA-BOON自身のことも表してるんじゃないかな、と勝手に想像したりしてます。

こういうおすすめの曲を選ぶのって難しくないですか??本当は全部聴いてほしいですからね、ええ。

4.最後に

へぇ、こんな人たちがいるんだ~とわかっていただけたでしょうか?

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少しでも興味を持っていただければ幸いですし、これをきっかけに聴き始めたよ、好きになったよ(さすがにそこまでは求めすぎかも)という人がいれば嬉しいな。

「名前は聞いた事ある!」とか「シルエット、ないものねだりは知ってるよ」って人が多い気がするので、ぜひ曲を聴いてそれ以上の魅力を感じ取っていただきたいです!

…例によって長文になってしまいましたが、こんな感じで。

逆に皆さんのおすすめ等あればぜひ教えてください〜 感想とかある方もコメントなどぜひぜひどうぞ。

ありがとうございました。











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