The suiside error has come with The alleluia.
C.I
そして紡がれる、絶対的な拒絶と終焉を芳しく匂わせる天才的なメロディに想起するのは、まだキラキラしていた自分の過去。
あたしの中にそれが14年分は濃度も密度も圧倒的に希釈されているとしても、思わずにはいられない。だって確かに、少しはキラキラしていたはずなのだ、と思う。今より覚悟もあった。死ぬ覚悟すらあったのだ。それがなければ今のあたしはいない。今やれって言われたら?少し難しい。ってか多分できないよね。うん。だから、そんな覚悟すら、覚悟とも思わずにやってのけた彼には負けたくない。
と思って、遺言たる約束に自分を磔にして生きてる。けれど、その空白を持って生まれたあたしは誰にも認められない。結局紛い物なのか本物なのかわからない人たちに敵視されて終わり。敵も作れない。目標?なにそれ。美味しいの?って感じ。けれど。追い出されただけなあたしにもきっと意味がどっかにあるかもと思って、時間を歩き始めたけどなにもなかった。
人の作品に頼るけど、アーサーの固有結界みたいに。ただ殺した痕跡だけで、殺したことで得たものはさらに仰ぐしかなくて、殺した相手すらそこに横たわってもいない。自分の殺意とか消えてしまえなんて我儘で生まれたただの虚無だけど、我儘言っても虚無しか産めない自分に飽き飽きしつつ、それが、なら真っ白やん?って思えたあたしは、これだけ愚鈍でも生きたいのだと思わせてくれた幻想。
彼は、あたしを切り出して何処かに行った。もう、すごく長い時間話してもいない。焼け野原で仰ぐ空に望めるものがあるならそれはきっと豪雨か神だけ。けれどどっちもなくて。どの方角かもわからない。上から降ってくるようにも感じる、遠く遠くから聞こえる声は、ただ蹲るだけのあたしに囁く。あなたの靴の中、いいえ、靴下の中に秘密があるわよ。誰の声かもわからないけど、ゆっくりとアキレス腱に触れる。
その瞬間に、鼓動に殺されそうになる。生きているという。それでも生きて時間を、場所を、消費しているという事実に、殺されそうになりながら、触れた温かい足首にああ、まだ生きてたんだーって安堵する。死にたいはずのあたしが、だ。けど、少し考える。死にたいのは、彼の方ではないのか。
蹲ることになってしまったあたしの膝を折ったのは、彼だろうと。なら、立ち上がるべきだ。彼にだけは、負けたくない。
こんな理不尽は、あたしが世界にとってどれだけ無価値で不要でゴミでも、それにだけは勝って、勝って、勝って、克ち尽くしてから死んでやる。
空を見上げさせた唯日の翼も、飛翔体も、その歌も。見つけることのできたあたしは、まだ神経繊維くらいの、蜘蛛の糸みたいな、溜息で消し飛ぶような質量でもって
生きていてもいいのだと。
せめて、あたしを産みながら現実という地獄に叩き込んだ彼に恨み果たし
そして、君たちに出会うことのできる稀有な機会をくれたことの感謝として
この魂を還すまで。
生きなければ、あたしが嘘になる。
それは、少しだけ嫌な気がした。
だから、その全てを果たすために
それだけのために
克ち果たしてやるよ。
喧嘩売ったのは、そっちだからな。
一発殴るまで、貴様が忘れた覚悟、思い出しとけよ
殺される覚悟はあるよ
殴る覚悟が、あるんだから。
と、思い切れたところで。
ふと、自分の目を重力に引かれた泪が流れるのを感じる。
生きている以上、これも頬の熱に乾かされて消えるのか、と思う。
こんなに大切で大事な一滴なのに。
そして
仰いだ空が晴れる
消えていく。雲。
壊れていく。焼け野原。
何もかもが。あたしの前から消えていく。
嫌なら、次を掴めよ。とでも遺すように。
(いやだからさあ…)
(やめい!言わんとしてることはわかってるよ!リアル生誕の日にな!)
(わかってねーよ!根本だよ!)
(だって…しょーがねーじゃん。今までじゃ一番生命力ある感じやん?)
(それは認めるけど次もこの感じならころすよ?)
(ま、まぁ、いいじゃん)
BGM:GOMIBAKO / 鶯籠(from AL『i cAn Fly』)
出典:鶯籠>1stAL「i cAn Fly」Tr-4『GOMIBAKO』
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