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ジェットストリーム ミスターロンリー 遠い地平線が消えて(拡大版)

学生のころよく聴いたFM東京の番組です。ナレーションは城達也さん。

城達也
引用:https://www.tfm.co.jp/jetstream/live2024/

小さいころの夢はパイロット。玄界灘の上空を飛ぶジェット機を見上げながら、いつか大空を飛んでみたいと思っていた。防衛大学校へ入るため中学生になって猛勉強?したら近視になって挫折しました。その名残か今でも飛行機は好きです。

ボーイング777-300 JALワンワールド特別塗装機

タイトル写真のレコードは1985年発売のジェットストリームのレコードです。当時18歳。今でもたまに聴いています。心穏やかに安らげる曲。

城さんの放送は1967年から1994年までです。最終回は聴いた記憶があります。彼女にふられた夜もこの番組を聴いているとすぐに眠れました。笑

ラジオ番組は深夜0時からの放送で、ミスターロンリーをBGMにしてこんなナレーションで始まります。

遠い地平線が消えて、
深々とした夜の闇に心を休めるとき、
はるか雲海の上を
音もなく流れ去る気流は、
たゆみない宇宙の営みを告げています。
満点の星をいただく果てしない光の海を、
ゆたかに流れゆく風にこころを開けば、
きらめく星座の物語も聞こえてくる
夜の静寂(しじま)のなんと饒舌なことでしょうか。
光と影の境に消えていった
はるかな地平線も、
瞼に浮かんでまいります。

作・堀内茂男

城さんの低い声が渋くてかっこよかった。そして、詩のようなこのナレーションもすごく好きでした。

そして城達也さんのプロ魂がまたすごいんです。
こんな記述があります。

「ジェットストリーム」の放送台本を堀内さんは午前零時に書いた。城達也さんは、スタジオの照明を暗くして、その原稿を一字一句違わずに読んだ。

JET STREAM 旅への誘い詩集

今この詩を読んでみると、こんなことを感じます。

星の数ほど人はいるけれど、そんな人のなかにも気になる人はいます。
そして風のように自然に心を開けば、
その人の光と影に消えていった星の物語も聞こえてきます。
地平線の上にみえる現実の世界も、
地平線の下にある心の世界も。

さて、あなたはこの詩に何を感じましたか。

実際の音声はこちらをどうぞ
https://www.youtube.com/watch?v=jc6z3G1GWNg


BGMで流れるミスターロンリー、この原曲もいいので聴いてみてください。

https://www.youtube.com/watch?v=B4rmQKVGEIY


エンディングのナレーション。

夜間飛行のジェット機の翼に点滅するランプは
遠ざかるにつれ、
次第に星のまたたきと区別がつかなくなります。
お送りしております
この音楽が、美しく、あなたの夢に
溶け込んでいきますように。

作・伊藤酒造雄

当機はまもなく福岡空港へ到着いたします。
今回のフライトはいかがだったでしょうか。
最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。


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