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「窓」松山千春
好きな曲の一つに松山千春の「窓」があります。
歌詞の一部をご紹介します。
小さな窓から見える この世界が僕の全て
空の青さはわかるけど 空の広さがわからない
いつか山の向こうから 君が手を振りかけてきても
君の姿 見えるけど 僕の心は届かない
この窓をひらいて 自由になりたい
このうでで思いきり 抱きしめてはなさない
君だけは 誰にも わたしたくない
誰にも負けはしない この愛だけは
この曲はどういった気持ちを歌ったものなのでしょうか。ふつうに考えると、病気で寝たままの少年の心情を歌ったものということができるかもしれません。
私はこのように解釈しました。
一人の心を閉ざした少年には好きな少女がいる。彼女が語りかけてきても少年はどうしても心開くことができない。こんなに好きなのに。そっけない態度をとってしまう。もしも、この心の窓を開いて自由になれたなら、彼女にこの想いを伝えて、おもいっきりだきしめてあげることだってできるのに。誰にも負けない愛を伝えることができるのに。どうすることもできない少年の苦しい胸の内の曲ではないでしょうか。
この曲は1979年リリース。当時12歳、詩の意味なんぞ分かるはずもなく、ただ口ずさんでいるだけなのでした。この年のヒット曲には次のような曲があります。
異邦人(久保田早紀)
贈る言葉(海援隊)
SACHIKO(ばんばひろふみ)
さよなら(オフコース)
虹とスニーカーの頃(チューリップ)
ジュディ・オング『魅せられて』
サザンオールスターズ『いとしのエリー』
山口百恵『いい日旅立ち』
さとう宗幸『青葉城恋唄』
松山千春『季節の中で』
全部歌えますねー。歌詞でいったらSACHIKOかなー。
幸せを数えたら 片手にさえ余る
不幸せ 数えたら 両手でも足りない
いくら心が 綺麗でも
醜いアヒルの子では嫌だと 泣いた夜さえ
いつの日か笑い話に なるものさ
SACHIKO 思い通りに
SACHIKO 生きてごらん
それが悲しい恋でもいい 笑い方も
忘れた時は 思い出すまで そばにいるよ