離断性骨軟骨炎
こんにちは。
マンサンダリストのさいとうまゆです。
今回の記事では、聞いたことがないであろう「離断性骨軟骨炎」について書きたいと思います。
1. 離断性骨軟骨炎という診断を受けたきっかけ
私は、2007年の10月から、会社員と兼業する形でフィットネスインストラクターとしてデビューしました。
そのデビュー直前、まだエアロビクスインストラクター養成コースに通っているときのこと。
ある朝起きたら左足首がすごく痛くて、ベッドから降りてその一歩目というのがまぁ激痛で。。
でも歩けないことはないので、その足で会社に行き、仕事中デスクワークで座っている間もズキズキ・・・・
様子を見ていこうと思うも、養成コースに通っている時でもあったので、このままでは実技もできない・・・ということで
MRIもすぐ撮れる整形外科を紹介してもらって受診し、その結果
「左足首の軟骨が削れてなくなっている」
という診断で、そのまま足関節専門の先生を紹介され・・
そこで言い渡されたのが「離断性骨軟骨炎」という初めて聞いたもの。
実は高校生のときに、その時は足首に何も痛みなどは感じていなかったものの、別の場所の痛みから病院に行ったところ、
軟骨がすり減ってなくなってる。手術しないといけない
と言われ、人生初めての手術を経験しました。
当時はまだ10代で、骨の再生能力があるために、軟骨がなくなっている箇所にわざと穴をあけて、骨の再生能力を促して、新たな軟骨を形成するという手術を受けました。
無事成功し、その後新しい軟骨もできて
あ〜よかった
となっていたのですが、、、その手術から10年ほど経て再び同じ事態に陥ったわけです。
先生がおっしゃるには、
私の足首はグラグラしていて安定性がなく、他の人よりも必要以上に動いてしまう、そのため自分では自覚していなくても、過度の負担をかけてしまっていることとなって、こうやって軟骨がすり減ってしまったという状態になっている
ということでした。
言われてみれば、エアロビクスインストラクター養成コースに通っている間は、トレーニングもですし、積極的にいろんな先生のレッスンに参加したり、養成コースの実技練習にと、かなり酷使してきていたなと気づきました。
足関節専門医の先生には
「10代のときと違って、今は骨の再生能力はないから、膝の軟骨を移植する手術が必要になる。そうしないと、50代になったころには歩けなくなってしまう可能性もある」
と言われてしまいました。
2. 手術はどうしても回避したい
手術後は、半年間ぐらいは運動はNGと言われました。
高校のときと手術の内容は違うとはいえ、手術後のリハビリや色々な制限がかかってしまうことは、一度体験していたので、養成コースに通っている途中ということもあり、どうしてもそんな事態は避けたくて、どうにか手術しないで乗り越える方法はないかと先生に訴えかけました。
多くの方はこう行った状況になると手術を選択されていると先生も仰ってたので、私がこんな風に「手術はいやだ」と強く言ったことには少し驚かれていました(笑)
なんとか先生にもこの想いを理解していただき、
手術をしない代わりにこんなリハビリにしっかり取り組むように
と宿題を出されました。
3. 手術回避した代わりに取り組んだこと
とにかく足首がグラグラしているということで、安定性を強化するためにも、足首周りの筋力を高める必要があると言われました。
1. これから半年は最低、弾んだりすることは控えること
2. 毎日タオルギャザーをすること
3. 日常的にコルセットを装着すること
この3点は最低限守って欲しいということで、養成コースの実技がちょうど「ハイインパクト」のところではありましたが、弾まないで、動ける範囲でカリキュラムに取り組み、
その後、無事にインストラクターデビューしてからも、受け持つクラスでは「弾む系ができない」旨をジム側にお伝えし、担当クラスを調整させてもらいました。
4. 経過観察とフットセラピーとの出会い
先生に言われたことを守りつつ、できる範囲で活動を続け・・
2008年4月からは会社員もやめて、フリーランスに転向。
必然的に、受け持つプログラム数も増えましたが、ケアをやり続けて、幸い痛みを発症したときのような激痛に襲われることはなくなりました。
フリーランスになってからは、自分の体のケアをしていくためにも
とコンディショニング系のプログラムも学ぼうということはずっと決めていましたが、ヨガをやろうと思うと、どうしても時間がかかる・・
短期間でなにか習得できるコースはないかと探して出会ったのが、当時2日間で習得できるというコンディショニングフットセラピーと出会いました。
これがすごくよかったのです!
フリーランスになって、結構強度高めに動く系ばかりを受け持っていて、体の疲れもそれなりにきていました。
でも、このフットセラピーを実践したところ、
足を触るだけで、全身がすっと楽になる感じ!
これを初めて体験したのです。
毎月1回、経過観察として病院を訪れていました。
先生に言われたリハビリに、このフットセラピーも加えたことで、足の状態も悪化することなく、むしろ、状況もよくなっていき、
コルセットしたままやったら弾んでもOKと言ってもらい、
離断性骨軟骨炎と言われてから2年ほどが経ってついに、
「もうコルセット取ってもいいわ」
と言ってもらえました!
5. フットセラピーの継続そして・・・・
コルセット取ってもいいと言ってもらえてからが、本当に大事。
引き続き、先生に言われたリハビリはもちろん、足をとにかくちゃんと使えるようにしようと、日々のレッスンでお客様に伝えながら、自分自身がしっかり足を整えていきました。
毎月通っていた病院も、2ヶ月に一回になり、半年に一回になり・・
しまいにはもう
「痛くなったらまたきてください」
ということで、病院を卒業しました!
卒業したころは、2012年、マラソンも始めていたときで、先生には
「レントゲン・CTで見ても、軟骨はないし、物理的に状態はよくなったわけではないのに、痛くならないのが不思議でならない」
と言われました(笑)
そこからさらに進化して、今では、マンサンダル・裸足で走れているので、それを知ったら先生は何と仰ってくださるでしょうか・笑
とにかく「離断性骨軟骨炎」をきっかけに、とことん足を大事にするということができるようになったので、今思えば、とてもありがたい経験させてもらったんだなと思います。
フットセラピーと出会い、棒びくす(こちらについてはまた今度書きます)と出会い、そして、マンサンダルと出会い
全てが必然で、自分にとって意味あるものだったのだと感じます。
今度は、今私の代名詞とも言える「マンサンダル」について書いていきたいと思います^^
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
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