〖タイ建築巡り〗取り壊されたデュシタニーホテルのサーン・プラプームを参拝する
サワディーカー。
@yayoiです。
私はタイのお寺が大好きで、特にタイの寺院建築や
タイの仏教、タイ人の信仰に興味があります。
そのお寺巡礼をまとめたブログは別にあって
「タイのお寺に魅せられて」というブログですが、
このnoteブログでは、そんなお寺巡りの合間に
家族や友人と訪れたレストランやホテルをはじめとする
素敵だと思うタイの建築物についての記事を書いています。
今回の記事は、今はもう取り壊されてしまった旧デュシタニーホテルです。
敷地は再開発のために囲われていますが、
サーン・プラプームは、参拝することができます。
まずは、サーン・プラプームを参拝する
デュシタニーホテルはラーマ4世通り沿いに位置し、ラーマ4世通りを
はさんで反対側にはルンピニー公園があります。
MRTシーロム駅へと降りていくエスカレーターの入り口付近に、見えるのが
デュシタニーホテルの敷地の中にあるこちらの祠です。
こちらの祠に祀られているのは、プラ・チャイモンコンです。
その隣にあるのがサーン・プラプームです。
ホテルで飛行機の搭乗手続きをした日
デュシタニーホテルは、よく前を通るものの、宿泊したのは
2017年に再びタイに引っ越しすることが決まり、事前に物件を見に行った時なのですが、確かその前にこのホテルを訪れたのは…
飛行機の搭乗手続きのためでした。
2008年11月のことです。
スワンナプーム空港占拠という一大事がタイで発生しました。当時の私は
ビザの更新のために、すぐに日本に一時帰国しなければならなくて、出発の
日を待っていたのですが、わずか搭乗2日前に、乗る予定の飛行機が空港
占拠のためにキャンセルになってしまいました。
自宅待機しながら、状況の変化を待つ間に、12月2日にラヨーン県の
ウータパオ基地からANAで出国できることが決まり、飛行機に乗る
日本人は、このデュシタニーホテルで搭乗日の当日の早朝6時集合で
手続きをして、バスでウータパオ空港まで向かうという状態でした。
写真は2008年当時のものです。
上2枚はホテルの中で、下2枚は日本人を乗せていくバスとバスの中で
あらかじめ食べておくランチを撮ったものです。
ウータパオ空港内での様子です。
とにかく早いうちに何とかしないと、12月に始まるメッカの巡礼の方々の
出国ができず、タイ国内の問題はもとより、大変な社会問題になるという
時でした。
搭乗し、離陸後のANAの機長の「皆様をお迎えに参りました」という
アナウンスが今でも耳に残っています。日本に帰国できないままの旅行者の方がたくさんいらっしゃったからです。
私は無事に日本でビザを取得して、12月中旬にタイへ戻ってくるときは
正常にスワンナプーム空港も機能していて安心したことを覚えています。
旧デュシタニーホテルの建物と歴史
さて、それから9年後の2017年にホテルに滞在した時の様子です。
当時の建物はこのような感じでした。
このデュシタニーホテルは、1948年にチャナット夫人がプリンセスホテルとして建てたもので、スイミングプールやエアコンを備えたホテルとしては、バンコクでも最初の方で、時代の先をいく、しかも当時最も高層のホテル
だったそうです。
後に、Dusitは発音しやすいタイ語で、吉祥がいいということから
現在の名前になったそうですが、タイと西洋を調和させたスタイルの
美しいホテルです。
水が流れ、涼しげな夕方の風景です。
ロビーのカーペットの模様も素敵です。
私が宿泊した当時は、KingramaⅨがご逝去された翌年で、
KingramaⅨのメモリアルが飾られていました。
ベンジャロンレストラン近くの空間では、
ホテルや王宮前広場に関連するものがいろいろ展示されていました。
旧ベンジャロンレストラン
上の写真にあるレストラン入り口の左手にある像をみて思い出したのは、2008年にウータパオ空港に行くのに、手続きをしたのは、この前にある
空間で行われたということです。
2008年当時も私は全く同じ下の写真を撮っていました。
レストランの中に入ります。
いただいたお料理の様子です。
デュシタニーホテルは、ここから近いラーチャダムリ通りに、現在、
デュシットスイーツホテルとして系列のホテルがあります。
私は、2010年、このホテルがまだアナンタラ ・バーン・ ラチャプラソン
・サービススイートという名前で営業している時に1度泊まったことが
あります。
当時のホテル内の部屋の様子を撮った写真はなくなってしまいましたが、
部屋から見えたプールの写真だけが残っていました。
このデュシットスイーツホテルの祠やサーン・プラプームと
素晴らしい菩提樹です。
最後に、現在のベンジャロンレストランはこちらです。
このレストランについて以前、私が書いた記事です。
また、この地区には他にも合掌スポットと私が呼ぶ、祠やヒンドゥー教の神々の像がいろいろあります。
私が提案する、合掌しながらお散歩するコースの記事はこちらです。
あわせて訪問くださると嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました。
@yayoi
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