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タイならアフターシェーブローションはすぐに見つかる
つい最近まで私はベトナムのホーチミンにいた。ホーチミンはバンコクと比べると物資が手に入りにくい。
私はアフターシェーブローションが欲しくて、それこそホーチミン市内のありとあらゆるシッピングセンターやモールの類を駈けずり廻ったのであるが、結局、見つからず仕舞いであった。
ベトナム人に話を聞くと、どうやらベトナム人男性というのは髭を剃った後にアフターシェーブローションを使わないらしい。それでは、髭剃り後の顔がヒリヒリしないのかな?と素朴な疑問が湧いてきたが、そういう習慣であれば別に気にならないという事なのだろう。
私もベトナム式に倣って、髭剃り後に水で洗い流したら何もしないでおいた。その習慣を好きになれなかったけれども、無いものは仕方ない。
バンコクに移動してからアフターシェーブローションはすぐに購入することができた。ベトナムと比べるとタイはやはりモノが溢れている。タイにずっといるとその有り難みを忘れてしまうのだが、アセアンの周辺諸国に行くなどして戻ってくるとその辺りの感覚を思い出すのである。
ずっと以前に、ノマドの碩学のような人と、タイの魅力について話していたが、その人が語っていて印象に残っていた言葉があって、それは、「タイというのはちょうど良く発展していて物価も安く便利な場所」という話であった。
なるほど、便利さで言えば、日本は世界でもナンバーワンを誇るぐらい便利かもしれないが、何分、便利過ぎであり、何事も杓子定規で融通がきかないような側面もある。
そこへ行くとタイは、これは一例だけれども、トラックの荷台を客席にしたような乗り合いバス(ソンテウ)が走っていて、現在だと9バーツという安価な値段で利用できる。日本のバスのような停留所もなければ、客は乗りたいとき、降りたい時に運転手に合図をすればいいだけの気軽さである。
日本だとそういう乗り物は、危険だからとか、いろいろな理由をつけて、役所から許可が下りないんじゃないかと思う。
タイはそこそこ便利にもなるとともに、昔のような「ゆるさ」も残っているから快適なのである。