電子書籍のファイルは、なぜepubがおすすめなのか
電子書籍のファイル形式には、【epub】というものがあります。これは、Wordなら【.doc】、パワーポイントなら【.ppt】のようなものと考えてもらうとわかりやすいかなと思います。
Amazonで電子書籍を出版することが主流になっていますが、AmazonKindleで出版するときに必要なものが、次の2つです。
・電子書籍の表紙(.jpg)
・電子書籍本文の原稿
電子書籍本文の原稿は、WordやPDFでも可能なのですが、epub化をおすすめするには、理由があります。
それは、媒体ごとに、一番適した表示にしてくれるということです。電子書籍が読まれる端末というのは、スマホかタブレットが多くなります。しかし、epub以外のファイルでは、これらのファイルは、どのような端末で見ても同じように表示されてしまいます。
タブレットだったら丁度いい大きさは、スマホでは小さくて読めないかもしれませんし、スマホでちょうどよければ、タブレットでは大きすぎると感じてしまうかもしれません。
また、epubにすると電子書籍を読む媒体に合わせて文字調整が行なわれるだけでなく、次のようなことも可能です。
・目次のリンクがつけられる
・図表が大きく表示できる
先日、出版をお手伝いしている方に、上記の説明をしたのですが、epub化の校正しているときに納得がいかなかったようで、お問い合わせが何回もきました。というわけで、同じ書籍の同じ部分で見てもらいました。
こちらがタブレット(ipad)です。
そして、こちらがスマホです。
一目瞭然、端末によって、表示が変わることがわかります。ということで、電子書籍を出版される時には、ファイル形式はepubをおすすめします。
電子書籍の出版講座を7月から開催します。その説明会をしていますので、電子書籍を出版したい方は、ご参加ください。電子書籍出版と商業出版の違いや、どのような手順で出版できるのかについて説明します。詳細は、下記のページから。