タイ文字のルールが苦手…発音記号で勉強を続けるのはあり?なし?
Q:発音記号から離れられない・・・
A:自然に慣れてくるので、焦らなくてもいい
ご質問ありがとうございます!
じつは、「勉強を続ければ、だれでも発音記号なしで読めるようになる」ってわけではありません。
習熟度には、個人差があるからです。
習熟が早い人もいれば、
遅い人もいます。
タイ文字のルールが苦手な場合は、当然、習熟にも時間がかかります。
その場合は、発音記号をずっと使用しながら勉強を続ける、というケースも当然あるでしょう。
でも、いつかは必ず読めるようになりますから、
それまでは、ずっと発音記号を使っていても、全然問題ないと僕は思いますよ。
ご質問に、「簡単な文章なら読める」とありましたが、ここが重要なところです。
「簡単な文」というか、「読み慣れた文」ってことですよね。
「簡単だから読める」のではなく、
「読み慣れた文だから読める」。
つまり、
読み慣れているかどうかが重要なのです。
たとえば、ไป(行く)とか กิน(食べる)とかは、つづりも簡単だから、読めますよね。
でも、ญี่ปุ่น(日本)や สกปรก(汚い)とかはどうでしょう。
読み方のルールはそこそこ難しいはずですが、
ญี่ปุ่น(日本)、 สกปรก(汚い)は、読めなくはないと思います。
難しいのに、読める。
それは、読み方のルール以前に、これらの単語は常用なので、読み慣れているからです。
読み慣れた単語なら、多少ルールが難しくても読める(=発音できる)ということです。
でも、見慣れてない単語は、やっぱり読めないので、
見慣れた単語を増やしていけば、タイ文字にも、次第に慣れていって、ルールも分かるようになっていくわけです。
まずは、あなたの身近なところから考えてみましょう。
あなたがふだん生活でよく使う単語で、つづりの難しいものは、何かありますか?
たとえば、「นั่งสมาธิ(瞑想する)」という単語があります。
これも、つづりは簡単ではないですが、
もしも毎日瞑想している人であれば、「นั่งสมาธิ」という単語は身近なので、発音にも慣れて、自然と読めるようになっていくと思います。
要は、その言葉を知っているかどうか。
ルールは、二の次でも良いのです。
ルールが苦手な場合は、いったん、ルールのことは忘れて、単語単語で発音を覚えてみましょう。
ルールを整理するのは、そのあとでも構いません。
ある程度、読める単語が増えてきたときに、ふと、ルールが見えてくることもあるからです。
ルールはいったん置いておいて、まずは、
単語のつづりと発音を、1つ1つ覚えていく、というやり方でやってみましょう。
以上、よろしくお願いします!
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