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ヒトムリ→ダレカリ

こんにちわわ。

2024年11月末より、1人じゃ無理な事手伝う人、略して「ヒトムリ」というサービスを開始し、25件のご依頼いただきました。

今回サービス名を「ダレカリ」に変更しましたので、名前を変更するに至るまでの1ヶ月間の脳内の葛藤についてお話ししたいと思います。


ヒトムリという言葉に対するモヤモヤ

私はネガティブ思考の持ち主です。

子供の頃から何事に対してもあまりに期待値が高すぎて、自分の期待を超える出来事が何もありませんでした。「がっかり」という感情ばかり感じていました。

だから自衛のため、いつしか何事もネガティブにネガティブに考えるようになりました。そしたら絶対にガッカリする事はないからです。

しかし好きでネガティブに考えてるわけではなく、防御のためなので、ネガティブに関わる物を積極的に近くに置きたいとは思っていません。

自分で勝手に妄想する分にはまだ良いけど、ネガティブな人や物に囲まれて暮らす事は嫌です。周りに負の要素が多いとどんどん暗い方に引っ張られ、性格が暗くなってく実感があります。

ヒトムリという名前も最初はノリで決めましたが、段々「ムリ」という字を見たり聞いたりするのが嫌になってきました。

私自身を「人間不信の人が無理な人」って表してるような、そんな暗示にかかっていく気もして猛烈にモヤモヤしてきまい、もうこれはサービス名を変えようと決断しました!

そもそも海外一人旅を助ける仕事がしたかった

最初は「海外一人旅」をしたいのに、様々な不安があり踏み出せずにいる人をサポートしたいと考えていました。

子供の頃から「死ぬまでにより多くの事を経験したい」と何故だか本能的に思っており、例えば、部活は小中高で全部違うのをやるのが当たり前でしょと思っていました。私にとっては小中高を通して野球をやり続ける野球部の男子たちは正気の沙汰だじゃないと感じていました。

なぜまだ10代なのに野球が本当に好きなスポーツって思えるんだろう、という問いが1番大きかったように思います。世の中には色んなスポーツや習い事があるのに、どうして野球が1番好きと迷いなく思えるのだろう。色々やってみないと何が本当に自分に合うのかわからないのではないか?…と思っていました。

こんな思想の人間なので、学生時代はピアノ、新体操、水泳、英語、バスケ、テニス、ダンス、バドミントン、アカペラ、スノボをやりました。

振り返ると、自分が得意だったのはピアノ、アカペラ、ダンスです。音楽関連のものが得意だと思われます。何時間練習しても苦痛ではないし、もっと向上したいという気持ちが湧いてきます。得意でもあり好きでもあるなと思います。

しかし音楽が自分に合うってわかったのに結局音楽をやっていません。まだ他に何か自分に合うものがあるのではないかと探し続けています笑(いい加減満足しろ…)

せっかく自分にはこれが合うってわかってもそれをやらず、いつまでも何か新しいものを求め世間を彷徨い続ける私のような人間には「海外旅行」という存在は魅力的に映ります。

海外は日本とは何もかもが違い、そこで呼吸をしているだけで未知に出会い続けることができるから好奇心が満たされます。

しかもそこに単身で乗り込む「海外一人旅」というのは私はしたことがないので、誰かと一緒に海外に行くだけでかなりの発見があるのに、1人で行ったらどんな量の新発見浴びちゃうの?!と非常に気になっています。

海外一人旅という究極の好奇心を満たす行動を支援することで、誰かを助けながら自分の好奇心も満たせると感じました。だから海外一人旅支援をやりたかったのです。

海外一人旅支援から、1人では無理な事支援に

いきなり海外一人旅支援ではニッチすぎるので、まずは何でもいいから1人でできない事がある人を支援する事から始めました。いつかこの活動が海外へ繋がればいいなと思っていました。

しかしこの活動をするうちに「好奇心を満たしたい」という自分の願望は、このままでも叶えられるという事に気がつきました。

様々な人の悩みを通し、自分にはない考え方や人生に出会い続けることができ、楽しいのです。

だからサービス名は「未知との遭遇」的な方向性のワードにしようと思いました。

【名前候補】
未知との遭遇、人間研究所、お悩み探検隊、願望収集人間‥etc

これでは利用者に刺さらない

しかし「未知との遭遇」的なサービス名では、様々な悩みを抱える利用者の方々に全く言葉として刺さらないという事に気がつきました。

未知と遭遇したいから悩みぶつけて下さいって言われても、お前のためかよって感じで、少なくとも私はあまり相談したくないです。

私は友達、彼女ではなく、後腐れのない「他人」という立場だからこそ、1人では無理な事がある人たちを助けられると考えているので「他人」というワードは入れたいと思いました。

【名前候補】
尽力の他人(サポートしてやる…)、叶夢ヤムちゃん、後腐れなす高原、王家の谷ん…etc

まだしっくり来ない

どうもしっくりは来なかったので、そもそも「なぜ人はやりたい事があっても1人でやれないのか?」というところを深ぼってみました。

私は「ヒトカラに行きたい」と常々思っているのに、一生行こうとしない自分がいる事に気がつきました。「なぜやりたいのにやれないのか」自分に問いかけました。

めんどくさいから、でした。

私は大学の時、アカペラサークルでボーカルをしていたので、その時の名残でヒトカラとは鍛錬の場所になっています。

前日までに歌のセットリストを組んでおく、前回のヒトカラの反省点を洗い出す、新しく歌いたい曲の予習、歌いたい曲が入ってるデンモクが置いてあるカラオケのリサーチ…などなどやる事がいっぱいです。

これらをやっておかないと、非快適だったり、いざヒトカラに行っても何を歌いたいか忘れたり、前回と同じ歌い方になり何の成長もない時間となってしまいます。それが嫌なのです。(どこ目指してるんや)

ヒトカラには行きたいけど、そのための準備を考えると「いいや家にいよ…」になっちゃうのです。

またある時、人と会話している時に有名な占い師の話になり、

「当たるって有名な占い師のとこ行きたいけど、別に行かなくても死なないし…と思うと腰重くていけない…誰かに追い詰められたい…

という発言が自分の口から飛び出しました。

やりたい事をやりたい気持ちはあるけどめんどくさい、だから追い詰められたい、という欲求がある事に気がつきます。

つまりけつに火を付けてくれる誰かが欲しい…!これを踏まえ再び名前を考えました。

【名前候補】
追い詰めますよ!、ヒップファイヤー、おしり火付け虫、プロミス・ケツメラルダ、ケツメラ、桃燃やし、追うドリーム・ヒップバーン、チリリオシリ、オシリビつけ子…etc

【イメージ画像】

けつに火つけやりたい事どんどん潰してニューワールドへ旅立つイメージ

これだとニュアンスが…

しかしこれだと「やりたい事をやる」というよりは「やらなければならないタスクを潰す」というニュアンスに受け取られてしまう可能性が…とSNSコンサルの方からご指摘を受けました。

また「けつ」というワードが、何となく見た目のイメージに合ってはいないとのこと。なるべく見た目とのイメージは一致させた方が集客はしやすいとのことでした。

じゃあ「小さな成功体験を積む」ということで、ちょこっとサクセス(ちょこサク)は?と提案しました。

私の中では、やりたい事をやる事は「成功体験」の1つであり、それを繰り返すとやがて大きな夢の実現へ繋がるというイメージがあります。

しかし「ユーザーは「成功体験を積む」という大それた事は考えていない。あれやりたいな〜ぐらい。」と言われ、確かに‥と思いました。

私もヒトカラに行く、有名な占いに行く、という行為を「成功体験を積むに行く」とは思ってませんでした。

色々話しているうちに「今やろうよ!」って呼びかける感じのが良いのではないか、という方向性に決まりました。再び名前候補を考えます。

【名前候補】
いまやろーキティ、イマヤロープロジェクト、今野郎、ススーモ‥etc

chatGPTが惑わせてくる‥

私は名前を考える時、いつもchatGPTと一緒に考えます。そして面白い名前が好きなので「面白い名前の居酒屋風に」「面白い名前のラーメン屋風に」「ふざけた名前の落語家風に」などと色んな聞き方を試しています。

その中で見つけてしまった聞き方「面白い名前の競走馬風に」があります…これで聞くと自分に刺さる名前が沢山出る確率が高く、お気に入りのコマンドです。

「やりたいけど1人ではできないことを今一緒にやろうよ、という意味を込めたサービス名を面白い競走馬名風なやつで30個考えて」と頼んだところどっこいしょというワードがやたら出てきました。

このどっこいしょの響きが気に入ってしまい耳から離れず「どっこいしょと腰を上げることが人生を豊かにして新しい世界が見える」という意味を込めて「どっこいしょニューワールド」に決定しました。

(ユーザーは成功体験とか人生の豊かさとかは意識しておらず「なんかやりたい」ぐらいに考えている、と教えてもらい納得したはずなのに早速忘れている。)

もう音が気に入ったのでこれで良いやと思いました。

どうやって略そう…

どっこいしょニューワールドに決定したのは良いとして、呼ぶには長すぎるので略称が欲しいと思いました。

しかし…何度考えても良いものが思い浮かばず‥

どこしょ…どこワルド…どこルド…うーん…

略称を付けてもらえる未来が見えませんでした。「どっこいしょニューワールド」は略称やニックネームと相性の悪いものに感じました。

どうしよう…

依頼者様から天才的なアイディアをいただく

悩んでる最中、「失業給付金申請用紙の記入の監視」のご依頼が入っていたので、出動しました。

そこで依頼者様に名前について悩んでいる話をしてみました。依頼者様は私と同じような言葉の好みを持っている臭がぷんぷんしたので、何か私好みの名前を授けてくれる可能性ある気がしました。

依頼者様は「レンタルコンダクター」と言いました。コンダクターというワードは今まで考えた約300の名前候補には出てきていませんでした。

なるほど確かに、私は人をコンダクターのようにやりたい事へ導いたり、人について行って自分の好奇心も満たそうとしてるな…ついて行く‥といえば…金魚の糞‥

レンタル金魚の糞?!

2人して笑いました。依頼者様は「レングソさん」と言いました。略称も良い!すごくしっくりくる語感💩!!!

これは素晴らしい名前を考えついてしまったと意気揚々と帰宅しました。

レンタル◯◯になりたいのか?

帰ってコンサルの方に「レンタル金魚の糞」にやっぱり変更すると伝えたところ、

レンタル◯◯の傘下に入ってしまうと、レンタル人間業が下火になって来た時に影響を受ける。レンタル◯◯をやってる人が多く埋もれるというリスクがある。

と言われ「た…確かに…」となり、あっさりボツになりましたw

別に「ダメ」というわけではないですが、そういうリスクがあると聞き、納得したのでボツにしました…(レングソ…大好きな名前だけど…🥹笑)

もう無理だ…

もうかれこれ1ヶ月名前だけを考え続けています。もうこれだけ考えても決まらないという事は、一生無理じゃないかと思いました。

だからもういっそ、一旦は本名で進めたらどうかと提案を受けました。確かに本名で進めて、良い名前が思いついた時に変えたら良いやと思いました。

しかし本名はなんとなく嫌だったので「ダレカ」にしました。名前が一生決まらない名無し人間、という意味を込めて‥あとハンターハンターが好きなので、そこに出てくるキャラのアルカっぽい感じのにしたくて‥

プラス、一生名前も好きなこともやりたい事も探し続ける人生なんだ私は…って事で「ダレカ・ディスカバリング」にしよって思いました。

元々はマツコデラックス、ナジャ・グランディーバ、のような2単語でインパクトのあるおねえの名前に憧れていたので、これで一旦は納得しました。

Xのヘッダー作成中に心変わりが…

それでは早速Xのヘッダーを作成しようと思い作業に入ったところ、ダレカ・ディスカバリングだと長くて見栄えがなんか良くなかったので「ダレカバ」と略し、カバのキャラクターを登場させたデザインにしました。

そして段々と「もうダレカバで良くね?」と思い始め、ダレカバにしよう!と決めました!!🦛

飲み会で説明するも…

決めた時、2日連続で飲み会がありました。そこでヒトムリからダレカバになった事を人々に説明しましたが、あまり良い反応を貰えませんでした。

なぜなら私の説明の仕方が悪すぎるからですwww

「名前が決まらなすぎだからダレカにして、これからも名前を考え続けるということでダレカ・ディスカバリングにして、それを略してディスカバです。」

自分で聞いても意味不明です。

まずディスカバリングという英単語、ディスカバリーチャンネルを知らない人からしたらナニソレ?って感じかもと思いました。

知り合いにも説明できないのに、これからまだ見ぬ人々へもっと伝わりやすい名前にせねば……

大阪の街を歩きながら考えました。(大阪に遊びに行った。)

ダレカリ…

唐突に天から降って来ました。

誰かいて欲しいな…って時に誰かを借りるダレカリ

すいません降って来たは嘘です…サービス名を考える中で、デブを借りれる「デブカリ」というものを発見していました。

それが頭の片隅にあり、ダレカとドッキングして「ダレカリ」…ええやんこれ!!

ダレカリ

ということで今日からヒトムリ改めダレカリです。宜しくお願いいたします。

ここに至るまで様々な助言や名前候補案を下さった皆様、本当にありがとうございました。

こんな時誰かいたらな…誰かいて欲しいな…誰かに頼みたいけど友達には頼みづらい、言いづらいな…

そんな時、私を思い出してください✨

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